2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

■■おしらせ掲示板■■

このエントリは管理人から読者の皆様への告知などを掲載する掲示板です。最新記事は、この次に表示されます

■ブログランキングには参加しておりません■

過去記事の文末に、ブログランキング用のタグがついているものがありますが、現在は全てのブログランキングへの参加をしておりませんので、タグは無視していただくようお願いいたします。

■公式Twitter始めました!(2015/8/22)
当ブログのTwitter公式アカウント『生き残れ。Annex公式@ikinokore_annex』を開設しました。記事更新情報や時事ネタ、ニッチネタなどを呟いて参ります。ぜひフォローをお願いします。
Twitter生き残れ。Annex公式

■当ブログのポリシーについて
当ブログはリンクフリーです。但し、記事の引用・転載(記載内容のリライト含む)をご希望の場合は、事前に管理人までメールまたは記事コメントでその旨をご一報ください。また、引用・転載等をされる場合には、引用元として当ブログ名称を明記し、URLリンクを設置していただくようお願いいたします。引用元を明らかにしない引用・転載や、類似した内容のリライト記事等は盗用と見なし、然るべき措置を取らせていただくこともありますのでご注意ください。

■所十三先生ご協力、福島のSORA支援チャリティーTシャツ販売ページ(club T)へはこちらから
チャリティTシャツ販売ページ

■facebookページもご覧ください■
SMC防災研究所のfacebookページを開設しています。facebook上の表記は「Smc防災研究所」です。
facebookページへはこちらから
facebookページでは、チャリティー活動の詳細情報やブログ記事を補足する情報を時々アップします。ダイレクトメッセージも歓迎します。

2017年7月17日 (月)

【ありがとう!】もうすぐ150万PV(#1333)

150
当記事執筆時点でのアクセスカウンターです(PC用画面のみ表示)


2012年1月に第1号記事をお送りして以来約5年と半年、お送りした記事は、当記事で1333本目。

そして間もなく、通算PVが150万PVの大台に乗ります。これまでの、皆様のご愛読に感謝します。

当ブログのような、エンタメ性が皆無のブログがこれだけ閲覧していただけていることに、管理人は無上の喜びを感じております。

幸か不幸か、こういうブログは他にほとんどありませんよね。防災関係ブログは数多けれど、こんなに変態的でマニアックな奴はw


発信しつづけたい


当ブログは、世間の防災情報があまりにも大ウソや“本当は役に立たない”トリビアだらけなのを危惧して、“本当に役に立つ”防災情報をお知らせすべくスタートしました。

約5年半やって、直接的ではないにしろ、多少は“本当に役に立つこと”を広められたのではないか、そう感じています。そして、専門家や学者でもロクでもない奴がこんなにいる、ということも、かなり知らしめられたのではないでしょうか。

でもこの世界、まだまだいい加減な奴、能力の低い奴が、肩書や立場を利用して適当なこと言ってはメシのタネにしていますから。

そういうことをゴリゴリとほじくりつつ、これからも“本当に役に立つ”防災情報をお伝えして行きたい、そう考えています。

以前ほど頻繁に更新できなくなってはおりますが、今後ともお付き合いの程、よろしくお願い致します。


なんかやろうかな


150万PV記念企画的なもの、何か考えてはいるのですが、なんも浮かびませんw

もし何か思いついたら、やるかもしれません。←誰も期待してないってw

なにしろ、今後とも生き残れ。Annexを、よろしくお願い致します。


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。

【調布墜落事故】この報道の意図とは?(#1332)

過日、読売新聞ネット版にこんな記事が掲載されました。ちょっと長くなりますが、全文を引用させていただきます(下記太字部分)

【調布墜落機は速度不足…機首上げ過ぎも重なる】


2017年07月05日 08時55分 読売新聞
 東京都調布市で2015年7月、5人が乗った小型プロペラ機が墜落した事故について、運輸安全委員会が、機体の速度が通常より遅かったことや、機首が上がりすぎていたことなどが重なり、墜落した可能性があるとの調査報告書をまとめたことがわかった。近く報告書を公表する。

 事故は同年7月26日午前11時頃に発生。小型機が調布飛行場を離陸直後、同市内の住宅に墜落、炎上し、機長ら男性2人と、全焼した住宅に住む女性1人の計3人が死亡したほか、同乗の3人と住民2人の計5人が重軽傷を負った。

 関係者によると、同委員会は、現場周辺で撮影されていた事故直前の機体の映像など、様々なデータを分析。その結果、〈1〉通常より速度が遅い状態だった〈2〉過度な機首上げの状態だった――などの可能性が浮上したという。同委員会では、こうした要因が複合的に重なり、墜落した可能性が高いと結論づけた模様だ。


だからなんだという話?


管理人はかなりの航空機ヲタで、特に航空機事故には強いこだわりを持っており、航空機事故関連の記事もかなりアップしております。

2015年7月に東京の調布飛行場で発生したこの事故に関しても、下記リンクの関連記事をアップしております。コメント欄では、コメントを頂戴したプロの方々と、原因についてかなり専門的な、マニアックなやり取りもしておりますので、興味のある方はご覧ください。

東京・調布で小型機が住宅街に墜落(#1036)
【調布墜落事故】おかしな専門家が現れた(#1037)
【調布墜落事故】当ブログとしてのまとめ(#1038)

ところで、上記の記事はあくまで伝聞形式で、関係者からの情報を元に書かれたようです。報告書はまだ(2017年7月16日時点)公表されておらず、運輸安全委員会のウェブサイトでも、『調査中の案件』とされています。

記事には『近く報告書を公表する』とあるので、その内容が関係者から事前リークされた、ということなのでしょうが、肝心の事故原因については、全く言及されていません。記事では、事故原因として

機体の速度が通常より遅かったことや、機首が上がりすぎていたことなどが重なり、墜落した可能性がある

とされていますが、問題はなぜそうなったのか?ということなのです。


一体なぜ?


事故機に関しては、離陸滑走中や離陸直後の映像が残っています。

それを見た管理人の印象は、少なくとも離陸直後は「遅い、低い、エンジン音がおかしい」というものでした。埼玉県の桶川飛行場で軽飛行機の離着陸をたくさん見てきた管理人はそう感じ、それは現地で事故機の離陸を実際に見た人の印象とも重なるものでした。

ただ、事故機の映像という先入観を持って見たために、「きっと異常があるに違いない」という先入観に影響されていることも否めず、それは現場からの証言も一緒です。それでも、映像を何度見返しても、やはり普通の離陸とは違う、という印象は拭えません。

しかし、離陸滑走中の映像では、離陸距離も速度も、特に異常は認められなかったのです。となれば、浮揚直前または直後に何かトラブルが発生した、と考えるのが普通です。

なお、事故機は満席の5人搭乗で、理由は不明ながら飛行に必要な量よりはるかに大量の燃料を搭載していてかなり重かったこと、事故当日は非常に暑く、エンジン出力が上がりにくい状況であったこともわかっていますが、あくまで飛行可能な許容範囲内であり、それが直接的に事故に繋がる原因ではない、ということは明らかになっています。

その機体が、異常な低速で機首上げ角度が大きすぎるという状態に陥るには、それなりの理由が必要です。大まかに分ければ、エンジントラブルかパイロットミス、ということです。しかし、それについては、少なくとも報道では一切触れられていません。


何か隠されているのか?


とりあえず正式な報告書の発表を待ちたいとは思いますが、伝聞による報道でも、あまりにも意味が無い報道内容です。

上記リンクの過去記事コメント欄では、プロパイロットの方のご意見として、『離陸後に破裂音が聞こえた』という証言から、エンジンの異常燃焼(デトネーション)が発生し、エンジンが損傷して出力が急激に落ちたのではないか、というご意見を頂戴しました。これは、明らかになっている状況すべてと整合性のあるもので、管理人としてもその説を支持しています。

とにかく、パイロットが離陸直前または直後に全開状態のエンジンを絞るなどどいう異常な行動を取らない限り、離陸直後に飛行が維持できないほどの低速になることの説明にはなっていないのです。

残された映像からは、事故機は上昇どころか水平飛行も維持できず、何度も頭上げ操作(操縦輪を手前に引く)操作を繰り返しながら墜落に至った、ということもわかります。速度が足りなくて頭が下がってしまうのを、なんとか水平を維持しようとしているパイロットの必至の努力が伺われます。

そんな失速直前の状態では、ある意味過度な機首上げに陥ってしまうのは当たり前とも言えます。とにかく、そんな低速状態に陥った理由こそが、この事故の主原因ということに疑いはありません。

そして、それはエンジントラブルによる可能性が最も大きいと、管理人は考えています。

もしエンジンの異常燃焼が原因で、それが大幅な出力低下をもたらしたのならば、エンジン内部には確実にその痕跡が残りますので、エンジンを分解してみればすぐわかります。

事故機のエンジンは、米国の製造メーカーに送って分解調査されているので、それも明らかになっているはずです。

しかし、関係者からと思われるリーク報道には、まるでパイロットが操縦ミスをしたかのような印象さえ受ける、あくまで現象面の原因しか触れられていません。そこに、何か意図はあるのでしょうか。

もちろん、パイロットが何らかのミスをした可能性も捨てきれません。それにしても、記事はあまりに不十分であり、偏向したものに感じます。


まだ追いかけます


なにしろ、近いうちに正式な事故調査報告書が発表されるということなので、それを見てから判断しましょう。

専門の方、お詳しい方に限らず、またこの事故に関してのご意見を頂戴できれば幸いです。


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。

2017年7月16日 (日)

狼少年が闊歩している?(#1331)

近年は、『ゲリラ豪雨』という言葉が死語になりつつあるほど、夏場にはゲリラ的ではない豪雨や雷、竜巻が頻繁に発生するようになりました。


いいかげん笑いました


ゲリラ的豪雨に限らず、豪雨の際の報道では、こんなフレーズがよく聞かれます。

レーダーの解析によると、○○地方では○○○ミリの豪雨が・・・

でもこれ、かなりの確率でマユツバものなんですよね。実はつい先ほども、管理人在住の埼玉南部で強い積乱雲が発生して、スマホに豪雨警報メールが届きました。

その文面を見て笑っちゃいましたよ。なんだこれ、って。

だって、10分毎の降水量予想で、最高が時間雨量175mmだったものですから。

時間雨量175ミリとは、1平方メートルの底面積を持つ容器に、1時間で175mmの水が溜まる雨量ということです。これ、実際にはあり得ない雨量なんですよ。それどころか、実際には時間雨量100ミリ程度の雨さえ、現実にはほとんどありません。いわゆるバケツをひっくり返したような雨でも、せいぜい時間雨量70~80ミリくらいなものです。

なのに、レーダーの解析によるとという前置きの下、時間雨量100ミリを超える雨量が予想されたり、実際に降ったことにされています。一体何故なのでしょうか。


誤解がまかりとおる?


おなじみのレーダーの解析によるとという場合のレーダーとは、降雨域に電波を照射して、その反射波を捉えるドップラーレーダーのことです。

とはいえ特に特殊なものではなく、気象や航空分野などで使われているレーダーのほとんどは、電波のドップラー効果を応用した、ドップラーレーダーなのです。

そのドップラーレーダーで降雨量を観測する場合、原理的に大きな弱点があるということは、あまり知られていません。だから、多くの人は175ミリなんて雨が本当に降ると思ってしまう。

ドップラーレーダーは、雨粒の密度が高くなるか雨粒が大きくなるほどプラスの誤差が大きくなるのです。

すなわち、強い雨雲から降る豪雨ほどどんどんプラス方向に誤差が増えて行くという、原理的な特性があります。だからレーダーの解析によると175ミリの雨などという、あり得ない数値が出て来るのです。

管理人は電波やレーダーに関する専門的知識などありませんが、これは事実。

これから、豪雨の際の報道を注意してみてください。レーダーの解析によると、という数値が百何十ミリという数値でも、同じ場所でも○○町が設置した雨量計にによるとという前置きの数値は、はるかに小さくなっているはずです。実際に雨量ますに雨を溜めて測る雨量計の数値は、誤差が出ようのない絶対値だからです。


補正はできないのか?


ということは事実なのですが、ではどうしたら現実的な数値になるかと言う方法は、管理人ごときにはわかりません。

でも、現実にはあり得ない雨量でも、とんでもない数値が実際に流されているのを見ると、そう簡単に補正はできない、ということのようですね。

いずれにしても、どんな理由にしろ現実ではない数値が公開、報道され、そんなことが当たり前になっていることを、管理人は危惧しています。

だって、175ミリみたいな雨が実際に降ると信じ込まされていたら、80ミリの雨なんて大したことない、などという誤解を生みかねませんよね。80ミリでも、実際には滅多に起きない超豪雨なのですが。


狼少年だよね


先ほど管理人のスマホに届いた時間雨量175ミリの警報メール後、実際にはどうだったかというと、感覚的には精々50ミリにも満たないくらいの雨でした。

もちろんそれでもすごい雨でですし、気象レーダーアプリで見る降雨域画像は濃い赤色、すなわち時間雨量80ミリを超える降雨域として表示されていました。でも実際には、まあありがちな強い雷雨くらいなものだったのです。

でも、事情を知らない人はあれが80ミリ超、ましてや175ミリの雨だとか誤解しそうというか、確実にそういう誤解を生んでいるわけですよ。

そんな豪雨でも、なんだ大したことないな、という。これは、あまりにも危険な状況ではないでしょうか。誰もが無条件に信じやすい公式情報が、まるで狼少年のようなことをやっている。

このレーダー誤差については、是非とも専門家やお詳しい方からの解説をいただければと思うのですが。

とにかく、ドップラーレーダーは豪雨になるほどプラス誤差が大きくなる、すなわちとんでもない数値が発表されるほど、その地域の雨が強い、ということは覚えておかなければなりません。

発表された数値はともかく、レーダーの解析によるとという数値でも、それが100ミリを超えるような場合は、災害に直結するレベルの豪雨だ、ということも覚えておくべきです。

とにかく専門家の皆様、とんでもない数値を補正なしで発表するの、いいかげんなんとかしてくれませんか?


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。

2017年7月11日 (火)

【告知つき】変わったけれど、まだまだだ(#1330)

各地で震度5クラスの地震が連続し、台風が通過したと思ったら、西日本では特別警報クラスの豪雨が続きます。

と、思ったら鹿児島で震度5強が発生。まさに“災害列島”そのもの、という状況です。

それでも、いずれも直接の影響を受けていない、例えば関東では、その恐ろしさを我が事として実感するのは、なかなか難しいのです。

すると早速、お約束のように『首都圏で直下型地震の可能性』というようなアオり記事が登場して、メディア芸者化した『専門家』がしゃしゃり出て来ては、アオりの片棒を担いでいます。

災害への恐怖感が高まっている今は、ああいう連中にとっては実にオイシイ状況なのですよ。全く、暗澹たる気持ちになります。


速報的記事はお休みします


これまで、当ブログでは震度5弱以上の地震や大規模気象災害などが起きた、または起きそうな場合、できるだけ早いタイミングで速報的記事をお送りしてきましたが、最近は管理人の本業が多忙のため、なかなかすぐにアップができない状況です。

このため、今後は原則として速報的記事はお休みとさせていただき、お伝えしたいことがある場合は、別の形での記事をアップさせていただくことにさせていただきます。


何度目でしょうか


島根県地方と北九州地方が数十年に一度レベルとされる豪雨に襲われ、大雨特別警報が発表されました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

管理人はNHKの報道しか視聴していないのですが、大雨避難に関しての情報が、何度も繰り返されていました。

これまでの(それでも2013年頃からですが)
■風雨が酷くなる前に安全な場所へ避難せよ
ということに加えて、

■特に夜間は周囲の状況や前兆がわからないから慎重に動け。
■ひとりで屋外行動をするな。
■屋外に出るのが危険な状況ならば、無理に動かず二階以上や崖などと反対側の部屋に避難せよ。

というようなことが、以前にも増して繰り返されていました。それは、全く正しいのです。

豪雨による土砂災害による犠牲は、家が丸ごと押し流されたり押しつぶされたりする場合以外は、そのほとんどが土砂が流れ込む一階部分で起きているからです。

しかも夜間ならば、雨の轟音や雷鳴に満たされた中では視界も音も閉ざされたも同然であり、屋外に出ても、土砂災害の前兆などほとんどわかりません。

そして、危険な中を移動する場合には、何か起きた場合に支援や伝令の役を担う者と行動を共にせよという、例えばスキューバダイビングのバディシステムと同様の考え方です。

でも、ついこの間までは、報道でもそんなことには一言も触れられていませんでした。

大雨や土砂災害と言えば、川や沢の濁り、斜面からの水の噴出、斜面の亀裂、小崩落の音、悪臭などの前兆を感じたら避難しろと、その避難も屋外行動可能な状況かどうかということは無視され、とりあえず避難場所へ行け、という非現実極まりないものだったのです。

そのことを指摘する記事、もう何度目かになりますが、今回も敢えて書きます。


なんとか言えよ


それな何故か。メディアの肩を一方的に持つわけではありませんが、最大の責任は、災害報道にコメントしたり観衆したりする『商業ベースの防災の専門家』が、できもしない、当然ながら自分でやったこともない理屈をこねて、それが無検証でたれ流されていたからなのです。

毎度手前味噌ではありますが、管理人及び当ブログでは、そのことをずっと前から指摘しておりました。過去の関連記事の一部はこちらです。

【緊急特集】豪雨から生き残れ!【3】(2012年7月)

豪雨のときにできること(2013年6月)
豪雨災害に警戒を!(2013年6月)
今まで何をやっていたんだ(2014年8月)


地震などよりずっと発生する頻度が高い豪雨と土砂災害に関して、前兆を感じたら避難しろなどという大ウソがまかり通っていたのか。言っていることが間違いでなければ、本当は役に立たなくても責任は無いのか。何故誰も批判しなかったのか。

もちろん、誤りに気づいている人もいたでしょう。『商業ベースの防災の専門家』は、狭い”業界”の大御所、もしくは同業者に難癖をつけると面倒だ、とかいう理屈が先に立つのでしょうけどね。

あとは、所詮はメディアに迎合した商売だから、本来の専門家からすれば批判する対象でもない、というところでしょうか。

いままで、できもしない本当は役に立たない情報をたれ流して商売してきた『防災の専門家』ども、なんとか言えよ。

そして、この大規模災害を前にして、まだエラそうに『水害避難時は長靴を履くなスニーカーなどを履け』と言えるのか?

管理人は一部の報道しか視聴していないのでなんとも言えませんが、あのくだらない話、今回の豪雨災害ではすっかりナリを潜めたような気もしますが。

被害が甚大ならば引っ込めるような、キャッチーなだけの“本当は役に立たないこと”を拡散して商売している『防災の専門家』に任せておけるのですかメディアの方々。

まあ、メディア側の責任逃れと賑やかしには必要な『メディア芸者』なんでしょうけどね。


本当のことはひとつ


それにしても、NHKでの内容や言い回しは、実に当ブログ過去記事のものと似ています(他局は視聴していないのでわかりません)。これ、3年くらい前にもそう書いたけど、あの頃よりさらに似ている。報道内容と、リンク先過去記事の内容を見比べてみてください。

では、NHKもしくは監修した『防災の専門家』が、当ブログの記事をパクったのか。なんてことは全然考えていません。そんなことを無断でされていたのなら、著作権侵害を主張しますよwww

冗談はさておき、豪雨や土砂災害が起きる状況を正しく分析し、過去の被害状況をきちんと検証すれば、導き出される効果的な避難方法は、自ずから同じことに絞られてきます。似ていて当たり前なのです。

自身の被災体験も無い管理人が正しい方法を導き出せたのは、そういうプロセスを踏んだ結論だからです。決して、誰かの受け売りではありません。

すなわち、きちんと考えれば誰にでもわかることであり、実際に被災されたり、現場の状況を見ている方ならば、もっと良くわかることに過ぎません。もっとも、『防災の専門家』が皆そういうプロセスを踏んだかは、大いに疑問ですけどね。

基本、その多くが一般に公開された情報の集積して、アソートして『専門家』名乗っているだけですから。

同様の方法で知識を集めた管理人は、あの連中が言うくらいのことは、大抵のことはわかりますよ。それこそ、知識を集積したプロセスはほぼ同じですから。

大きな違いは、少なくとも管理人は、そういう方法論で『専門家』を名乗るほど恥知らずではないし、他人のふんどしをデコって、それを売って商売する気は無いということです。

それにしても、メディアに出るから、『専門家』が言うからと、“本当は役に立たない”知識を信じ込まされていた一般視聴者こそ、いい面の皮ということですね。

もし、ずっと前から正しい情報が伝えられていたならば、特に、土砂崩れでは二階に上がれば多くのケースで生き残れる、という知識が広まっていたら、失われなくて済んだ命はひとつやふたつではない、ということは確かなのです。


こういう記事を書くと、結局自慢したいんだろ、という見方をされるかもしれませんが、それは致し方ないでしょう。

ただ、ひとつ確かなことは、管理人は『専門家』ヅラして適当なことをたれ流す連中に、心底頭に来ている、ということです。


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。


2017年6月27日 (火)

当ブログのスタンス~大切なこととそれほどでもない事~(#1329)

■当記事は、読者の方からのご質問、ご意見にお答えするものです


過日、地震や防災について専門的に研究されている方からのご意見を頂戴しました。

的確なご指摘もあったものの、多少の誤解もあるようですので、当ブログの主旨と管理人のスタンスについて、改めて説明させていただくために、記事にいたします。


そんなことありません


まず、当ブログが自助に重きを置きすぎているのではないか?もっと『共助』を重視すべきではないか?というご指摘です。

この点については、端的にお答えできます。当ブログや管理人は、決して『共助』を軽視しているわけではありません。

要は『自助』を前提としない『共助』はあり得ないという考え方です。

『共助』については、阪神・淡路大震災では生き埋めになった生存者の8割が近隣住民によって救出された、という例がよく引かれて、『共助』の大切さが説かれます。

しかし、それは我が国に限ったことではなく、多少の考え方の違いこそあれ、大抵の国や地域の被災地でも行われていることです。

ある意味で、当たり前のことなのです。

逆に、ならば近隣住民の大半が救助活動に最大の力を注いだかというと、決してそうとは言えない。自分たちのことを優先せざるを得ない状況もあったでしょうし、「自分は大したことはできない」とか、中には「面倒に関わりたくない」と、参加しなかった人も確実にいます。

これが、生命に直接関わる緊急の救助活動ではなく、例えば食品などの備蓄になれば、自分たちの分の備蓄を削ってまで他に与える人の比率は、さらに下がるでしょう。

被災地からは、少ない食料を分けあって飢えを凌いだというような”美談”が伝わって来ますが、果たしてあらゆるケースでそうだったのでしょうか。

ましてや、システムとしての『共助』体制があるケースや、同じ地域、学校や職場などの集団ではなく、たまたまそこに居合わせた人の雑多な集団、例えば駅の群衆だったら、大半の人が自分の取り分を削ってまで他にも与えるかというと、大いに疑問です。

もちろん、そういう人も少なくないでしょう。でもその場合”持てる人”にばかり負担が集中し、せっかくの『自助』が破綻します。

「困った時はお互い様」というのは全くその通りなのですが、それはある程度の余裕が前提と考えなければなりません。

ですから、管理人の考え方は、基本的に『共助』はオプションであり、まずは周囲からの支援を受けられない前提での『自助』態勢を作らなければならない、ということなのです。

少なくとも”持てる人”が他に施すのが当然、なにも備えていなくも、近所に助けてもらえて当然、という考え方はしていませんし、もちろん勧めません。

集団内で、お互いが労力や『自助』の備蓄を持ち寄って効果的に配分するというのが『共助』の理想的な形であり、そのためにはまず『自助』の充実が必要、ということです。

近所付き合いが希薄な都市部においても、ある意味で楽観的です。なぜなら、普段あまり付き合いがなくても、実際の災害時には多くの人が近隣の支援をするはずだからです。

やらない人はやらないでしょう。でも、大災害という異常事態下では、自分のコミュニティ、場合によってはたまたまそこに居合わせた集団にさえ、間違いなく帰属意識が高まるからです。力を合わせてこの危機を乗り切ろうと。

ですから、決して人付き合いの希薄さを悲観して目を閉ざしているわけではありません。ただ、やれることをやらないで他人に期待するな、ということです。


あくまで現実に即して


次に、専門的なご指摘についてです。大前提として管理人は専門家ではなく、学術的見地からの誤りはかなりあることは認識していますが、問題はそこでは無いと考えます。

まず、免震構造について。アイソレーターとダンパーによる構造は免震ではなく制震構造だとのことですが、学術的にはともかく、一般的には大半が免震と言われています。例えば『制震マンション』という表現は見たことがありません。

また、制震構造の鋼材ダンパーが揺れのエネルギーを吸収するのは弾性範囲内の『変形』ではなく、それを超えた塑性化が前提のご指摘。

ちょっと乱暴に言ってしまえば、弾性限界内でも不可逆的な塑性化でも、少なくとも『変形』はするわけで、一般的な表現としてはそれほど問題無いと考えます。要はダンパーは揺れのエネルギーを吸収する、ということが肝要なわけです。

高層建築物の『2次モード震動』記事についても同様で、建物の構造が『ゆがむ』ことには変わりはなく、構造が塑性化するか、どの程度で破壊に至るかについては、素人としては埒外と考える、というか理解し切れません。


次に、長周期地震動についてのご指摘について。

用語自体がメディアの造語とされていますが、専門家の発表・資料にも頻繁に登場しています。

また、周期1~2秒の揺れは『やや短周期地震動』とのこと。概念は知っておりますが、そのような揺れが発生した阪神・淡路大震災や新潟中越地震などの報道や各種発表・資料においても、『やや短周期地震動』という表記を見たことがありませんし、『免震構造の弱点』記事で引用した研究発表資料の中でも、『周期1~2秒の短周期地震動』という表記が見られます。

また、資料によって極短周期、短周期、やや短周期、長周期地震動の数値が異なっているケースも散見されますので、専門家ならぬ素人としては「どれが正しいんだ?」というところでもあります。

このように、管理人の理解不足の部分も否定できませんが、あくまで世間や専門的資料でよく見られる現実的、一般的な表現をしており、大筋においては間違いでは無い、ということもご理解いただければと。


専門家では無いからこそ


このような答えでは、専門家のお立場からは不満というか、いい加減なこと言うなとお感じかもしれません。

しかし、敢えて乱暴に言いますと、素人にはそんな細かい違いは、大筋において間違いでなければ、それほど問題ではないのです。

管理人は市井のいち防災研究者に過ぎず、地震学や構造学の素養もなく、あくまで各種資料を読み込んだ上で、そのエッセンスを理解しているレベルの”ちょっと詳しい素人”に過ぎません。

そんな管理人の、ひいては当ブログの役割として考えているのは、小難しい専門的理論を、誰もが自分の身を守るために使える情報へと変換するトランスレイター(翻訳者)としての存在です。

しかも商業的意志や立場などに影響されない、ボランタリーの立場でです。

手前味噌ながら、世間にそういう人、少ないですよね。メディアに出る人はみんな銭儲けやしがらみだらけで、ブログなどは閲覧数稼ぎで、いい加減なことを言う奴の多いこと。

まあ、正義の味方を気取るつもりもありませんが、持ち出しでこういうことをやるバカがひとりくらいいてもいいんじゃないかな、そのくらいの気持ちでやってます。

今後へのご提案もいただきましたが、ビッグデータ活用などは素人の手に余るものであり、それは専門家にお任せします。

管理人と当ブログは、あくまで専門家の研究成果を拝見してかみ砕き、平易な形で多くの方にお伝えすること。それを旨として参ります。

最後に、ひとつお願いです。

専門的研究をされているお立場として、管理人のような素人ではなく、専門家の肩書きで無根拠の話や大ウソをバラ撒く連中に対して、専門的見地から批判の声を上げていただければと。

ああいう連中は、それこそ『専門家のツラ汚し』ではないですか?

■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。

2017年6月25日 (日)

長野県南部で震度5強(#1328)

2017年6月25日午前7時2分頃、長野県南部の岐阜県境寄り深さ7kmを震源とするマグニチュード5.7の地震が発生し、長野県王滝村で最大震度5強を観測しました。

幸いに大きな被害には繋がっていないようですが、震源の浅い地震は余震が多発する傾向があり、本震後には多数の余震が発生しています。今後しばらくの間は、本震と同程度の規模の余震が発生したり、近隣の震源域でさらに大きな規模の地震が発生する可能性がありますので、警戒を継続する必要があります。

この震源域は以前から比較的活発な活動を見せていましたが、2011年3月の東日本大震災以降、さらに発生回数が増加していました。しかし時間の経過と共に地震発生回数は次第に減り、ここ1年程の間には、顕著な活動は見られませんでした。

今回の地震は、久しぶりとも言える大きな発震でしたが、気象庁の発表によれば、東日本大震災の影響や、かつてこの震源域で発生した大規模地震のとの関連は、現在のところ不明とのことです。


使えるネタ?


例によって、この地震でエセ科学者が何を言い出すか予想しておきましょう。

まず大前提として、長野県南部震源域で大規模な発震があると、ピンポイントで”予知”していた者は皆無です。しかし、長野県は北部と南部に比較的活発な震源域があり、東日本大震災後には明らかに活発化していたので、とりあえず『危険地域』として挙げられているケースはあります。

それは予知でもなんでもなく、素人でもわかる確率論に過ぎません。多発している地域だから、さらに大きなのが起きるかもしれない、というレベルの話です。

その程度の予想で”的中祭り”を始める連中がどれだけいるか、しっかり見ておきましょう。


なお、”地震予知芸人”村井は、長野県北部から北陸にかけての地域で大規模地震が発生する可能性が特に高いと、数年前から言っています。

おそらく今回の地震も、下手をすれば”的中”を宣言するでしょうし(日本列島のほとんどを警戒地域にしていますからw)、同じ長野県というだけで、今回の地震の影響で、北部の地震が誘発される可能性があるとかの根拠の無い理屈で、なんとか自分の”予知”に注目を集めたい、さらに言えば、自分の”予知”した地域でなんとか大地震が起きて欲しい、というのが本音でしょう。


気がついていますよね


エセ科学者のヨタを担いで、話題性で数字を取りたいメディアは、なんとかして連中の理論が正しいような印象を粉飾しようとします。

過去には、警戒地域とされた震源と比較的近い、しかし”予知などされていない、全く別の震源で起きた地震で、警戒地域大きく揺れたから”的中”という屁理屈をかましたりしています。

しかし、数字取れば勝ちの商業メディアは、ある意味でそれが仕事です。でも、そんな尻馬に乗って喜んでいる、カネを稼いでいるのは、学究の徒であるはずの科学者なのです。

とにかく、東日本大震災後の地震多発期においてさえ、被害が出るレベルの地震を誰一人として”予知”できたことがない、それだけで、連中のあらゆる予知理論が破綻していることだけは、火を見るよりも明らかなのです。

当ブログにおいて、地震関連の記事は非常に多数の閲覧をいただいていますので、そこで敢えてこのような内容を書かせていただいています。


■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。

2017年6月21日 (水)

大分県佐伯市で震度5強(#1327)

2017年6月21日午後11時27分頃、豊後水道の深さ42kmを震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、大分県沿岸部の佐伯市で最大震度5強を観測しました。

この地震は、熊本地震の震源域となった一連の断層群から少し南にずれていること、震源深さが40kmと深めで、10km程度の浅い地震が主だった熊本地震とその余震とは異なることから、一連の熊本地震とは異なるメカニズムによる、すなわち熊本地震の余震ではない地震と考えられます。

続報がありましたら、随時アップして参ります。

なお、九州全域に強い地震の可能性ありとインチキ予知をしている手合いもおりますが、言うまでもなく誰も『的中』などさせていませんので、そんな大ウソつきにはくれぐれも騙されませんように。

熊本地震の影響で九州全域で地震が起きやすい状態だとか、もっともらしい理屈を言ったりしていますが、何の根拠もありません。しかし、また宣伝のための“的中祭り”が始まるのは目に見えています。

エセ学者どもが何を言いだすか、しっかりウォッチしてみましょう。連中にとっては、大規模地震は単に“メシのタネ”に過ぎないのです。

◼️追記◼️
6月22日午前1時30分から行われた、この地震に関する気象庁の会見によると、やはり熊本地震とは異なるメカニズムの地震であり、熊本地震の影響によって発生したものかどうかはわからない、との見解です。

◼️当記事は、カテゴリ【地震関連】です。

2017年5月22日 (月)

【リクエスト編】ガチな訓練やりゃいいってものじゃない(#1326)

■当記事は、読者の方からのリクエストにお応えしてお送りします。


避難訓練や帰宅困難対応訓練を、自主的に行いたいとお考えの方も、少なくないと思います。

でも、いざ実際にやろうとすると、なかなかハードルが高いものです。


楽しくなけりゃやってらんない


例えば、職場や学校から自宅まで、交通機関が途絶した状況を想定した帰宅困難対応訓練。

普段歩いたことが無い長距離を、水、食料やトイレが制限される状況で、しかも夜間や悪天候の中を歩き通すという現実に即した形でやろうとすると、これはもう大変です。

ましてやヘルメットにリュック姿で普段の街を歩くなど、集団での訓練ならまだしも、個人や家族単位でやろうとすると、周囲の視線も気になるし、特に夜間には様々な危険も想定されます。

何より、長い距離をひたすら歩くなど、苦行以外の何物でもありません。とにかく、楽しくない。

敢えてリアルなシミュレーション訓練に同意してくれるメンバーがいれば良いのですが、普通はご家族などの同意を得るのも難しいかと。

管理人としては、そんなことはやる必要無いと考えます。管理人自身も、そういう訓練はやったことがありません。


段階を踏みましょう


そこで、管理人からの提案です。どんなことでも、いきなりリアルな状況に放り込まれては、戸惑いと苦しみだけが先に立ってしまうでしょう。

例えば、必ず何キロかを歩き通さなければならない、水、食事、トイレは制限される、歩きやすい靴や服装とは限らない、と最初から決めてしまうような。

いや、そこまでやらなくてもいいんです。もしやるにしても、いろいろ”逃げ道”を作っておくのです。

その第一段階として、まずみんなで『図上演習』を行ってみましょう。

具体的には、移動すべき経路を地図(できれば帰宅困難支援マップが良いでしょう)で確認ながら、なになに通りを歩くのか、どれくらいの距離があるか、周辺の街はどのような様子か、橋、繁華街や住宅密集地など災害時に通行困難になる可能性がある場所はあるか、その場合の迂回経路はあるか、迂回距離はどれくらいなのか、避難場所や帰宅困難支援施設はあるかなどを調べながら、ポイントを書き出して行きます。

ご家族などでワイワイと、みんなで意見を出しながらやると良いでしょう。まずその段階で、「災害で交通機関が止まったらこんなに大変なんだ」というイメージを共有できます。

この『図上演習』で、イザという時どう動けば良いかというイメージを作っておくだけでも、”本番”での不安を抑えて正しい行動をするために、大きな効果があるのです。


ユルユルとやりましょう


さて、そこで「実際に歩いてみるか」と提案しても、「えーっ」となることが多いかと。そんな苦行、できればやりたくないですよねw

そこで、まずは”ダウングレード版”から提案されてはいかがでしょうか。

出発点から移動すべき経路の一部、特に繁華街や通行困難想定ポイントなどを中心に、途中で交通機関を使うことを前提に、適当な距離で移動経路を設定するのです。

日常生活では5km歩くことなど滅多にありませんから、とりあえず最初はそれくらいからがよろしいかと。もちろん、やれるところまでやってみる、でもかまいません。

とにかく、絶対に完遂するではなくて、疲れたら切り上げるという前提が大切です。公共交通機関が無い場所ならば、疲れたらタクシー乗っちゃうくらいの前提で。

大切なことは、歩き通す力があるかどうか確認するのではなくて、どれだけ大変なことなのかを体験することなのです。


お楽しみも大切です


せっかく街を歩くのですから、経路のお店や観光ポイントも事前に調べておいて、ちょっと寄ってみても良いでしょう。普段は通らない、通り過ぎているだけの街を歩くと、いろいろ新鮮な発見がありますから、そこは気分で。

なんなら、寄りたい場所へ行くために経路を変えてもいいんです。それはそれで、街の様子や距離感を実感する体験になります。

歩きながら、災害時でもここは安全そうだ、危険になりそうだというようなことを、みんなで話しながら歩きましょう。

お子さんが一緒ならば、「大地震が起きたらここにはどんな危険がある?どうしたらいい?」というようなクイズをするのも楽しいでしょう。

災害時の徒歩移動は、言うなれば『大きな火事がおきた。回り道をして1000ポイントのダメージ』とか『帰宅困難支援施設で水をもらった。5000ポイント回復』というような、リアルロールプレイングゲームなのです。

そして、ミッションが終わったらおいしい食事をしながら、プチ反省会で締めくくりましょう。


どんなスタイルがいい?


街歩きをするのに、ヘルメット姿では恥ずかしいw普通の格好でいいんです。

とりあえず、両手を空けられてバランスが良いリュックが基本ではありますが、あとは歩きやすい靴と快適な服装で。そこで、快適な装備で無かった場合の負担を想像してみるのです。

重い手提げバッグを持って何時間も歩くなど、ぞっとしますよね。ならば、例えばビジネスバッグはリュックにもなるタイプにしようとか、これが夜ならば停電で暗闇だな、ライトは絶対だな、ということも実感できるわけです。

多少気分を出すならば、道中の食事はビスケットやエネルギーバーだけにしてみるとか、なんなら乾パンだけにして、あれがいかに”使えない”非常食品なのかを実感してみてもいいかとw

当ブログでは、非常食品として乾パンは全く推奨しておりません。

もちろん、辛くなったら休んでおいしいもの食べましょう。特に、十分に水分を補給することは絶対です。でも、そうしながらも”それができない状況”を想像しましょう。

辛いですよね。ならば、普段から何を備えておけば良いかも実感できます。そこで初めて、受け売りではない、あなた自身の体験からの知識となるのです。

あと、足のマメ対策として、絆創膏を用意しておきましょう。マメができた足で長距離を歩くのは、事実上不可能です。

できてからの対策だけでなく、マメができやすい場所に先に貼っておいてもいいでしょう。


長距離歩行の知識


長距離を歩くためには、それなりの技術があります。

最も良くないのは、何時間も疲れ切るまで歩いて、長時間休むこと。これは疲労感を何倍にもしてしまい、歩く気力を失わせます。

軍隊の行軍では、55分歩いて5分間小休止、それを3~4回繰り返してから、30分程度の大休止を行うというのが、最も疲労が少ない方法と言われていますが、それはあくまでかなり鍛えた人間の話。

一般人の場合は、30分歩いて5分の小休止でも良いでしょう。なにしろ、一定のリズムで淡々と歩くことが、長距離を歩くためには最も大切なのです。

小休止の間には、靴を脱いで足の裏をマッサージすると、疲労感の軽減に効果があります。また、小休止の間には背負った荷物を下ろすなとも言われます。身体から一度荷重を抜いてしまうと、再び背負った時の疲労感が強くなってしまうのです。

言うまでもなく、靴の種類で疲労は大きく変わってきます。歩行に適したスニーカーやトレッキングシューズなどでも大変だということを体験できれば、出先に平底の革靴やハイヒールだけしか無いという状況が恐ろしくなって来るでしょう。


夜間の訓練とは?


夜間の帰宅困難対応訓練は、果たして必要なのでしょうか。

実のところ、危険や負担が増す割りには、現実的なシミュレーションができるわけでもありません。何しろ、電気が生きていて暗闇ではないというのが最大の違い。

交通事故や犯罪に遭遇する危険も増しますし、繁華街には酔っ払いや得体の知れない人も溢れています。そんな中を、ご家族やお子さん連れで歩くというのは、あまりお勧めできません。

暗闇の中をライトひとつで歩く体験としては、きちんと管理された夜間登山や夜間トレッキングなどのイベントに参加するのも良いでしょう。普段の街では体験できない本当の暗闇の怖さや移動の難しさ、明かりのありがたさを知ることができるでしょう。

災害時は、それが街中で起きるのです。しかも、“人間の危険”がある。東日本大震災後の、計画停電の街を思い出してください。普段の街の姿とは全く違う、暗闇に何が潜んでいるかわからない、ある意味で“魔窟”が現出します。ならば普段から何を備えておいて、どんなことに気をつけて、どんな行動をすれば良いかがわかってきます。

そんなわけで、管理人としては特に夜間の帰宅困難対応訓練を行う必要は無いと考えます。平時の街は災害下とは状況が違いすぎますし、様々なリスクも大きくなるからです。

帰宅困難対応訓練を中心に、管理人の考え方をまとめさせていただきました。

■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。


2017年5月 5日 (金)

【管理人ひとりごと】さてこれからどうしようか(#1325)

このところ、記事更新の間隔がのびのびになってしまい、申し訳ありません。

実は管理人、4月から新しい“本業”に就きまして、いまだバタバタの最中です。とりあえず、GW休みでほっと一息という状態です。

もうしばらくすれば、もっと早いペースで更新していけるかと考えております。もう少しお時間を頂戴できれば幸いです。


管理人の新しい仕事も、防災というか危機管理の考え方と行動が非常に重要になる世界ですので、個人的にはこれまで培った知識と技術を縦横に活かしつつ、一方で仕事の現場からフィードバックされるリアルな情報も、当ブログにも活かして参ります。

なにしろアウトドアにいることが非常に多い業種ですので、主に市街地において地震や暴風雨、場合によっては竜巻などの自然災害に遭遇する可能性が高まりますから、それへの備えはより厳重にしております。

そしてもちろん、交通事故を始めとする不慮の事故への対策も、より高いレベルで求められる世界なのです。


ご意見お聞かせください


当ブログがスタートして約5年、記事は1300本を超えました。

これまでの記事で、自然災害への対処方法の基本と考え方は、多くの角度から語りつくしたという気がしています。

もちろん、大切なことはこれからも繰り返し記事にして行きますし、アップデートしなければならない内容もかなり出てきていますから、そのような記事は随時お送りして参ります。

ただ、本来の『防災』における、新しい切り口はあるのか、それはどんなことなのか、これから何を主眼にして書いて行こうかということに関して、ちょっと迷っているのも事実です。

それはモノなのか、技術なのか、心理なのか、情報なのか。

自然災害対策なのか、テロ対策なのか、交通事故対策なのか。


そこで、読者の皆様から「こんな情報が欲しい、こんな話を聞きたい」という忌憚ないご意見を頂戴できればと考えております。過去の記事を切り口を変えてもう一度、またはもっと詳しく、などでも結構です。

ちなみに、エセ予知屋を叩くことは、言われなくてもやりますw


ご意見、ご要望がありましたら、どの記事でも構いませんのでコメント欄か、下記の当ブログ専用メルアド(管理人しか見ません)まで頂戴できれば幸いです。

すべてのご要望にお応えできないかもしれませんが、できるだけ反映させて参ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

■■管理人直通メルアド■■
smc-dpl@mbr.nifty.com


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。


2017年4月23日 (日)

THE CRISIS OF WAR !?(#1324)

朝鮮半島情勢が、一気に緊迫度を増しています。

真偽は未確認ながら、中国と米国が、北朝鮮に対して過去に無いレベルの圧力をかけているという情報があり、ひとつのヤマ場が4月末だという説もあります。

状況によっては、突然戦闘が発生したりミサイル等の攻撃が行われ、我が国も巻き込まれる可能性が出てきました。

日本政府も、弾道ミサイル攻撃への対処情報を広報するよう各自治体に要請し、既に多くの自治体ウェブサイトに情報が掲載されはじめています。

一気に、戦争の危機が高まっているのです。


これだけは知っておこう


当ブログでは、過去にシリーズ【東京防災ってどうよ】の番外編で、テロや武力攻撃に対処する方法をまとめています。

それらの記事は、『東京防災』の内容ではなく当ブログのオリジナルですので、番外編としています。

この先状況が急変したときにもパニックを起こさないように、最低限の対処法を知っておくべきです。

以下にリンクする3本の記事を、是非ご一読ください。


【東京防災ってどうよ番外編】テロ・武力攻撃解説【1】(#1244)

【東京防災ってどうよ番外編】テロ・武力攻撃解説【2】(#1245)

【東京防災ってどうよ番外編】テロ・武力攻撃解説【3】(#1246)


誰もがあまり緊迫感を持っていないかもしれませんが、朝鮮半島周辺は朝鮮戦争以来の危機にあると言っても過言ではないのです。


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。

«【インチキのレシピ】行くところまで行っちゃったねw(#1323)