世間は70%一色です(笑)
1月30日のエントリ、『マスコミの暴走に注意』にも書きましたけど、1月23日の読売新聞に掲載された、『首都圏直下型地震が4年以内に70%の確率』という報道の、『4年以内70%』という部分だけが一人歩きを始めてしまいました。なんだか向こうの思うツボみたいで悔しいのですが、とりあえず二冊買ってきてみました。
表紙には、お約束のように70%、7割の文字が。他の週刊誌にもずいぶんと見られましたね。
しかし東大地震研究所のその後のコメント(1/30のエントリに引用)にもある通り、額面通り受け取って良い数値では無いのですが、インパクト命のマスコミにとっては、そんなことどうでも良いのでしょう。
ところで、サンデー毎日を買ったのには理由があります。サン毎には、私が防災の師と仰ぐ、東京大学の目黒公郎教授の防災理論をベースにした特集記事が載っているからです。(念のため申し添えますが、私は東大卒ではありません・笑)
目黒教授の理論は、私の防災活動の根幹を成すと言っても過言では無く、その精神はもちろんこのブログにも反映されています。もし、もうこの記事を読まれた方がありましたら、このブログの内容との共通点がおわかりになると思います。このブログはまだ始めたばかりでエントリも少ないのですが、4年やっている本館のmixiコミュ『生き残れ。~災害に備えよう~』では、さらに色濃く反映されています。
例えば、私がここのエントリ『本当に必要な防災グッズとは?』で挙げた、まず何よりバールとジャッキを備えよ、というのは、阪神・淡路大震災の惨状を徹底的に研究された、目黒教授が提唱されていることなのです。
目黒教授の防災理論こそが災害から「生き残る」ための最短距離だと信じ、納得できるからこそ、私も全面的に賛同し、採りいれているわけです。1月31日発売のサンデー毎日を手に取られることがありましたら、是非お読みいただければと思います。
さておき、首都圏直下型が4年のうちに70%だろうと30年のうちに98%だろうと、それは数字上の問題でしか無いと考えましょう。とにかく、「いつ来てもおかしくない」のです。それは1分後かもしれないし、10年後かもしれません。こんな記事が出ると誰もが不安になりますが、そんな不安を和らげる最高の方法は、“その時”何が起こるかを正確に知り、それに見合った知識と備えを進めることなのです。
このブログでも、できるかぎりお手伝いして行きたいと思います。また、mixiメンバーの方は、本館の過去ログも是非ご覧ください。他のコミュとはかなり違い、必要な情報を体系的にお読みいただけるようになっています。
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