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2012年1月23日 (月)

地震雲ってなに?【8】

さて、今回は「垂直な竜巻状の雲は実在するか?」という疑問を検証したいと思います。その方法とは「放射状の雲」の検証と同じく、読者の皆様ご自身が確かめていただきたいのです。

ネット上で『地震雲 竜巻』とかで画像検索すれば、これも膨大な数の画像がヒットします。それらの画像を見ると、【7】の記事で挙げた4条件に当てはまっているものが多いのがわかると思います。でも、それだけでは検証になりません。そこで下記の2点に注意して、沢山の画像を見ていただきたいのです。

■垂直に立った雲を、真下付近から見上げたような画像はあるか。
■平地以外から垂直に立った雲を撮影した画像、例えば山の上や、飛行機の中から撮影された画像はあるか。

垂直に立った雲がもし本当に存在するなら、観測者の直上付近に出ることもあるでしょうし、山や飛行機など高い場所から見えることもあるでしょう。しかし、すぐにわかります。そのような画像は皆無です。それが何を意味するかは、言うまでもありませんね。

しかし一見垂直に見える雲の画像は、膨大な数に上ります。それはつまり、それだけ錯覚を起こしやすい現象だということです。そして前記の4条件に当てはまる画像が多く、特に雲が写っている角度においては、高い確率で整合するということから、それらが錯覚を増幅させる条件であることがわかります。

ここでまた、私が撮影した画像をご覧ください。これはつい最近、1月15日の午後4時半ごろ、埼玉県南部の自宅近くで撮影したものです。
Photo_5
この雲の「上」は切れていませんが、夕暮れ時に、視界のほぼ中央に見上げた「飛行機雲」です。一見垂直に見えて、しかもいい感じで竜巻状にねじれていますね。実は私の自宅ほぼ直上には本州を南北に横切る通過航空路が通っており、日常的に飛行機雲が見えます。それを見慣れた私でも、思わず「垂直な雲だ(笑)」と思うほどでしたので、写真に撮りました。このように、いとも簡単に錯覚を起こしてしまうわけです。それは、だれもが例外ではありません。

これで、「垂直に立った竜巻状の雲」というものは存在しないことが、おわかりいただけたと思います。ですがまだ異論反論が聞こえて来そうですので、次回はその他の要素について検証します。

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【つづく】

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