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2012年1月25日 (水)

本当に必要な防災グッズとは?【1】

今回から、生命の危険に晒されるような巨大災害に遭遇した際に、本当に必要な防災グッズとは何かについて、数回に渡って考えて行きたいと思います。

まず最初に、皆様はどのような「防災グッズ」を用意されていますか?または「防災グッズ」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?まずは、自宅に準備しておくべきものについて考えてみましょう。

水、乾パンなど非常食、缶詰、懐中電灯、軍手、ヘルメット、レスキューシート、ロープ、薬品類、簡易トイレ、ラジオ、携帯電話充電器辺りを思い浮かべる方が多いでしょう。それからちょっとトリビア的な知識として、現金、公衆電話用の小銭、洗う必要が無い紙皿にポリラップなども出て来そうです。後半は、阪神・淡路大震災以降、その教訓としてかなり広まっている知識でもあります。

このような防災グッズが、確かに一般的です。どれも決して間違いではありませんし、実際に非常持ち出しセットのようなものは、大抵こんな中身になっています。でも、それだけで良いのでしょうか。もっと必要なものは無いでしょうか。良く考えて見てください。

「防災グッズ」を準備する最大の目的は、一体なんでしょう。それはまず、「災害の第一撃から生き残る」事ではないでしょうか。上記のような防災グッズは、ほとんどが「生き残ってから」役に立つものです。多少の皮肉も込めて「避難生活快適グッズ」とでも呼びたくなります。

このような知識が一般化した理由のひとつは、災害後の教訓として伝わる諸々の情報の大半が、「生き残った人」の、多くの声だからです。過酷な避難生活で何に不自由して、何が便利だったかなどの情報は、それは貴重な教訓です。大いに活かさなければなりません。

では、「生き残れなかった人」の声は?巨大災害に遭遇して、恐怖と無念と苦痛の中で犠牲になった人々の「声なき声」は、実際に聞こえないからと、忘れていても良いのですか?誤解無きように言い添えますが、もちろんオカルト的な意味ではありません。

もし仮に災害の犠牲者の言葉を聞けるとしたら、私たちに一体何を語りかけてくれるでしょうか。それは、あの時ああすれば良かった、あれを備えておけば良かった、そうすれば生き残れたのにという、究極の教訓が詰まった声では無いでしょうか。その「声なき声」を事実を詳細に検証し、かつ最大限の想像力を働かせて聴き取り、今後ひとりでも犠牲者を少なくするために活かして行くことが生きている我々の務めであり、多くの犠牲を無駄にしないことなのです。

そして、もうひとつの声があります。その声はあまり大きくありません。しかし、最も聞かなければならない声でもあります。それは、「命を救えなかった人々」の声です。

目の前で命が潰えるのを目の当たりにしながら、様々な理由で手を尽くせなかった、手を尽くしても救えなかった人々の苦痛に満ちた声にも、究極の教訓が詰まっています。あの時、どうすれば良かったのか、何があれば良かったのか。あまりに悲痛な声ばかりであり、聞く方にも勇気と覚悟が必要です。しかし、聞かなければならない。


災害の第一撃から生き残らなければ、どんな防災グッズも無駄になります。そのためには、まず何が必要か。優先順位をどこにおくべきか。そこから考えると、いわゆる防災グッズも、世間一般に言われるものとは少し違ってきます。これから、そんな「生き残る」ための防災グッズを考えて行きます。

【つづく】

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