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2012年2月 8日 (水)

だれでも送れる救難信号とは?

普段持ち歩く防災グッズ【8】の中で、レスキューシートで救難信号を送る方法を書いたついでに、世界共通の救難信号についても記しました。(詳細は記事をご覧ください)

その流れで、多くの人が持っているもので救難信号を送る方法をお知らせします。


太陽光を上空の航空機や海上の船舶に向かって反射させるのが、一番遠距離まで届く救難信号なのですが、そのためには、やはり鏡が理想的です。女性ならば手鏡をお持ちの方も多いでしょうが、男性は滅多に持っていません。そこで、代用できるものを探します。

素通しのガラスでもそれなりの反射をしますが、それなら磨かれた金属板の方が適しています。そこで、気付かれた方もいらっしゃるのではないかと。

そうです。ipodシリーズの筐体が、理想的な反射板となります。まあ、スティーブもそこまで考えてはいなかったでしょうが(笑)でも、だれもが持っているものでもありません。ちなみに、管理人も持っていません。

そこで、誰もが持っていそうなものを、さらに探します。
実は、それは財布の中にあるんですよ。おそらく、あなたの財布の中にも。

それは、クレジットカードのホログラム。カード表面の、銀色で鳥とかが虹色に光っている、あの部分です。あれで太陽光を反射してやるんです。では、その使い方とは。これはホログラムだけでなく、全ての反射物に共通です。


まず、航空機や船舶に向かって立ち、片目をつぶります。

次に、腕を前に水平に伸ばして、指でVサインを作ります。

そして、二本の指の間の中心に、航空機や船を捉え続けます。

空いた手で反射物を持ち、Vサインと目の間からVサインの中心方向に向かって、少しずつ動かします。


つまり、指のVサインで銃の照準のように目標方向を定め、その方向へ向けて反射物を動かすことによって、キラキラと光らせるわけです。

捜索のための救難機などが来ていれば当然すぐに光に反応しますし、そうでなくても、人がいそうも無い場所から光が発せられれば、かなり注意を引くことができます。

「あんな小さなものでは大した反射しないだろう」とか、「机上の空論」だとかのご意見も出て来そうですが、これは英国の特殊部隊SASでも教育されている方法です。特殊な装備が無くても、誰もが持っているものを最大限に利用する、これこそがサバイバルの極意です。


夜間の救難信号には、大きな火を焚くのがベストでしょう。でも、それが救難信号だとは、救助隊でなければわからないかもしれません。もし、ある程度強力なライトがあれば、SOSを発信することができます。SOSとは、モールス信号で一番簡単な符号を世界共通の救難信号に定めたもので、下記の様に発信します。

【・・・---・・・】

音で表せばトトト ツーツーツー トトト、つまり短信号3回(=S)、長信号3回(=O)、短信号3回(=S)となるわけです。このようにライトを点滅し続ければ、救難信号であることがわかります。

余談ながら、音声通信での世界共通の救難信号は、『メーデー』(May day)です。無線機があれば『メーデー、メーデー』と繰り返すことで、世界どこでも救難信号と認識されます。


どれも知っていて損は無い知識です。


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