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2012年2月 9日 (木)

普段持ち歩く防災グッズ【11】

「情報」編、続きます。

ちょっと持ち歩きグッズから離れてしまうのですが、気になることをひとつ。

防災グッズの定番とも言える手回し式ラジオ+携帯電話充電器ですが、現在のところスマートホンに対応しているものは、ほとんど無いと思います。

以前から手回し式を用意されていて、スマートホンに乗り換えた方、非常時の充電方法はありますか?仮に手回し充電器が対応していても、携帯電話よりはるかに電力を食うスマートホンは、手動での充電はかなり困難かと思います。外付けの予備バッテリーは必須だと思いますが、消耗は時間の問題です。

また、普通の携帯電話をお使いの方も、ずっと前から手回し充電器を用意されている方は、一度現品を確認されることをお勧めします。もしかしたら一世代前の、ドコモで言えばFOMAの前、MOVA時代のものではありませんか?他社のものでも、現行のものはすべて旧世代とは充電プラグの形状が違うので、流用できません。

実は管理人もやってしまいました。阪神・淡路大震災後に入手した旧世代の充電器を、ずっと確認していなかったのです。あわてて最新のものを入手しました。皆様も、ぜひお確かめください。


最後に、ちょっと違う方向から。これも最近は定番と言える、エマージェンシーホイッスルです。これは、あなたから発信する、自分の存在を知らせる「情報グッズ」です。弱い息でも鋭く甲高い、遠くまで聞こえる音を発します。
Photo
倒壊した建物に閉じこめられた時、自分の居場所という情報を発信できなければ、発見されるのが遅れます。多人数が閉じこめられているときも、大抵は最初に居場所が特定された人から、救助が始まります。そう考えると、とても重要です。

防水のホイッスル本体の中には、住所、氏名、性別、年齢、血液型、緊急連絡先などを記したIDカードが入れられます。もしあなた自身が伝えられない状態でも、必要な情報が確実に伝わるのです。

家族全員にひとつずつ用意して、常に持ち歩くようにしましょう。画像の、100円ショップで売っているもので十分です。

「情報」編は、以上です。次回は「番外」編と、まとめです。

■参考データ
エマージェンシーIDホイッスル 重量10グラム、価格100円

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防災用備品」カテゴリの記事

コメント

子供が生まれることになり、防災用品を見直していたので、興味深く拝見しています。

一点気になったので。
百均のIDつきの笛ですが、十分な音量で鳴りますか?
私も自分と夫用に買っていたのですが、相当な気合いを入れて吹かないと、マンションの室内ですら怪しい音量でした。
我が家は慌てて、登山用品店で買い直した次第です。まともに役立ってくれるなら、笛+ID+方位磁石という便利なものが百均にあるのですが、実用性からいくと怪しいかなと。
携帯にぶら下げている確率の高いツールだけにいったいどのくらいの音量がなればよいのか含めて、記事があると嬉しいなと思いました。

>こんにちは様

ご愛読ありがとうございます。

ご指摘の件、実は他の方からも同様のご指摘をいただいておりますので、その点についてお答えします。

確かに100均の笛は、アウトドア仕様の専用品に比べると多少強い息が必要だという認識はあります。

例えば、胸部を圧迫されて強く吹けない場合などは、性能に不足が出る可能性も否めませんから、可能であれば、そのようなものを使う方がベターであるとも言えます。

ただ、あの100均笛の魅力は、その価格はもとよりIDカードが格納できることと、その音質だと考えています。

あの甲高い音は、音量が小さくても、騒音の中でもかなり聞き取りやすいのです。もし他の笛を選ばれる場合でも、音質はあのような甲高いものをお薦めしたいと思います。

もうひとつ、他にはIDカードを収納できるモデルがあまりなく、手軽に入手できるのはあの100均笛くらいという理由もあります。

ところで、ひとつ気になること。管理人はあの100均笛を震災前からEDCしていますが、読者様から音の小ささを指摘されて改めて吹いてみても、実はそれほど不足は感じていないのです。

あの商品は震災後需要が高まって一度市場からほどんど消え、最近また復活しているのですが、もしかしたら昔のものより性能が落ちている、具体的には笛のリップ部分の仕上げ精度などが落ちている可能性もあります。

その可能性も含めて、最近のものやアウトドア用品など専用品をいくつか集め、テスト記事をやってみようと思います。


他記事でも指摘していますが、EDC装備に方位磁石は不要です。災害時はランドマークが崩壊して帰り道がわからなくなるから方位磁石を携帯せよという、訳のわからない「防災の専門家」もおりますが、必要ありません。

すべてのランドマークが崩れ、道路標示もなくなるなどということは起こりませんし、現実にどこの災害でも起こっていません。私は津波で何も地物が無くなり、土地勘もない海岸部を移動しましたが、それでも道路はあるし、人が住んでいる場所ならば、周囲の様子から方位は把握できるのです。

それに、方位磁石はまず自分の居場所が把握でき、その上で大判の地図と合わせて、初めて効力を発揮するものです。

方位磁石だけ持っていても、何の役にも立ちません。帰宅の道順などが心配ならば、ポケット地図がひとつあれば良いでしょう。

もし方位磁石を用意されるのならば、オリエンテーリングに使われる「シルバーコンパス」がお薦めです。大型ですが使いやすさは抜群で、山をトレッキングするときなどはとても便利です。

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