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2012年2月29日 (水)

家に備える防災グッズ【11】

前回記事の最後で、今回は「衛生」編と予告したのですが、もう一回「安全」編を続けます。申し訳ありません。

前回、靴の話題の中で、管理人は避難時の靴として、踏み抜き防止インソール入りのゴム長靴もお勧めしています。ところが、一部の「防災マニュアル」には、避難時に長靴は避ける、中には「厳禁」とまで言っているものもありますので、その点について。
Annex_045
画像は管理人のゴム長靴です。ボランティア活動などで使い込んでいます。ちなみに爪先に鉄板が入った、安全長靴です。

アンチ長靴派(笑)の禁止理由としては、中に水が入ると重くなって脱げ易い、泥にはまると脱げ易い、流れる水の中では抵抗が大きく、流され易いなどが挙げられています。中には胸まで一体の長靴(川釣りなどで使う“ウェルダー”)は、水中で転倒すると足が浮いて溺れやすいから、なんて解説もありました。災害避難時にウェルダーを着る人がいればですけどね(笑)

管理人の意見としては、全部まとめて「だからどうした?」ということです。

まず、過去の災害時、豪雨や洪水の避難時も含めて、長靴が原因の事故が1件でもあったのでしょうか?災害時でなくても、水辺の仕事やレジャーで、長靴が原因の事故がどれだけあったのでしょうか?漁師さんや川釣りをする人は、そんなに危険な「ウェルダー」を使っているというのですかね?それに、長靴のせいで流されるような危険な状況では、どだい徒歩避難などできません。

そのような特性があるのなら、それに見合った使い方をすれば良いだけのこと。こんな理屈を並べる「指導者」は、少なくとも自分で使った経験など無いのでしょうね。こういうのを何と言うかというと、もうお判りですよね。「机上の空論」です。

管理人が長靴をお勧めするのは、避難生活における防水、防寒、防汚、安全に絶大な効果があるからです。津波、洪水、液状化などの被災地を一度でも見たことがあるなら、長靴禁止などとは決して言えないはずです。後から持ち出せばいいとか言われそうですが、それができなくなるかもしれないのが、災害ではないですか。

それに長靴がダメなら、ほとんどの人は普段履きのスニーカーや、場合によってはサンダルや革靴などで避難することになるでしょう。緊急時に、前回記事のキャラバンシューズのような、理想的な靴を履けるひとがどれだけいると言うのでしょうか。むしろ長靴が履ければ御の字というくらいなものです。

文句ばかりではいけませんので、長靴の特性に見合った対策を。一番簡単なのがこんな感じです。
Annex_046
長靴の上部とズボンをガムテープでぐるぐる巻きにして繋いでしまいます。画像では軽く巻いていますが、実際にはもっとぐるぐる巻いた方が良いでしょう。これで水が大量に流れ込むのを防げますし、泥地でもかなり脱げずらくなります。

さらに確実な方法は、スカートの女性やお子さんにも適しています。
Sany0001
カッパのズボンの裾を長靴の上に出して、裾と長靴をガムテープでぐるぐる巻きにすれば、水や泥の浸入をほぼ完全に防ぐことができますし、泥地ではさらに脱げずらくなります。

どちらの場合も、膝を深く曲げた状態でガムテープを巻くのがポイントです。膝を伸ばしたまま巻くと、ズボンやカッパが突っ張ってしゃがめなくなりますよ(笑)これは、オフロードライダーが泥地を走る時に使う方法でもあります。

最後に、長靴をお勧めしないケースについて。長靴の最大の欠点はフィット感に乏しい、つまりゆるいということです。ですから長時間歩くと中で足が動き、マメができやすいのです。ですから、長距離徒歩移動のための装備としては、これははっきりとお勧めしません。もし長靴で何キロも歩かなければならない場合は、足の裏、小指などマメができやすい場所に、事前に絆創膏を貼って予防すると良いでしょう。

次回は、本当に「衛生」編です。

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