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2012年2月18日 (土)

家に備える防災グッズ【6】

今回から、「視界」編です。

このカテゴリーで家に備えるべきことは3つ。照明、目の保護、そして該当する方のみですが、視力矯正です。

順番は逆ですが、まずは視力矯正から。これはもう、メガネやコンタクトレンズの予備を用意することしかありません。
持ち歩きグッズ編でも書いたのですが、コンタクト派の方も、被災後に想定される劣悪な衛生状態を考えると、予備メガネのさらに予備を用意することをお勧めしたいと思います。

では、どこに用意すべきかというと、管理人の場合は普段使いのものプラス2つを、ひとつは部屋のベランダ側においた頑丈なキャビネットの中に、もうひとつは車のグローブボックスの中に置いています。つまり、仮に家(マンションの二階です)が倒壊しても取り出せるかもしれない窓際と、広い月極駐車場に置いた車の中という、どちらかは取り出せるであろう場所に分散してあるわけです。

そのような考え方で分散保管してあれば、なんとかなるでしょう。さらに、勤務先など出先にも予備があれば、なお安心です。細かいことですが、メガネは必ずハードケースに入れています。

次に目の保護です。阪神・淡路大震災でも、東日本大震災でも被災地の声として上がったのが、ホコリ対策品の必要性です。発災直後は建物の倒壊による猛烈なホコリ、火災の煙、場合によっては工場などから漏れた化学物質が流れてくるかもしれません。

その後は、救助や物資を運ぶために損傷、倒壊した建物に入ったり、津波や液状化で積もった泥が舞い上がる中を行動したりする際に、目を保護するものが必要になります。

持ち歩きグッズ編では、軽量コンパクトを優先して、水泳用ゴーグルをお勧めしました。性能的にはそれで十分なのですが、欠点は視界が狭いことなので、他にも少し考えて見ます。ホームセンターへ行けば作業用の防塵ゴーグルも安価で手に入るのですが、問題はやはり「曇り」です。

防塵ゴーグルは密閉性が高く、安価なものは曇り止めレンズでもないので、どうしても曇りやすいのです。特にメガネ使用者は、まずメガネから曇ります。ですから、ある程度防塵性能を犠牲にしても、通気性の高いものが欲しくなります。そこで使えるのが、スキー、スノボ用ゴーグルや、スポーツサングラスです。
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スキー、スノボ用ならば大抵は曇り止めレンズですし、通気口もたくさんあります。用途や状況によって通気量をガムテープなどで調節すれば、大抵のケースに対応できるでしょう。

スポーツサングラスのように、顔の丸みにフィットしたカバー範囲の広いレンズは、風で飛ばされてくる砂塵などから目をガードする効果が絶大ですので、次善の策としてこれもお勧めです。このほか、オートバイ用もなかなか使えますね。ちなみに管理人は、かつては泥まみれホコリまみれになるオフロードライダーでしたので、ホコリの辛さは実体験で知っております。

次回は、照明について考えます。



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