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2012年2月17日 (金)

家の中の地震対策【5】

今回は「家の中の地震対策」のうち、建物の耐震性が低いものの、すぐには補強工事ができない場合を考えます。
まず最初に、最も有効な方法から紹介します。費用はそれなりにかかりますが、これに勝るものはありません。

ところで、地震によって建物が倒壊すると、何故危険なのでしょうか。それは言うまでも無く、人が建物に押しつぶされてしまうから、つまり、人間の「生存空間」が無くなるからです。ならば、家がつぶれても「生存空間」が確保できれば、助かる可能性が大きいわけです。

というわけで、家の中に「つぶれない空間」を作る商品や技術があります。いわゆる「耐震シェルター」というものです。いろいろな企業が扱っていますが、特定のものを取り上げるわけにも行きませんので、これは皆様ご自身で「耐震シェルター」で検索してみてください。

部屋の中に強固な柱や梁を追加するもの、寝床や居間の上に鉄製のフレームを設置するもの、ベッドの上に強固な天蓋を追加するものなどいろいろなタイプがありますが、どれも家が倒壊する圧力に耐えて、人が生き残るスペースを確保するものです。

倒壊後、自力での脱出が困難な場合もありますが、耐震シェルターの中に水、食糧、ライト、サイレン、ホイッスル、バール、ジャッキ、ノコギリなどを備蓄しておくことで自力脱出の可能性も上がり、脱出が困難でも外部に助けを求めたり、長時間持ちこたえたりすることができます。特にお年寄り、身体の不自由な方、病気の方など、すぐに避難行動に移れない方の部屋や寝床に設置すると、安心度が違います。

一番確実な耐震シェルターに対し、次に一番簡単な方法を。

阪神・淡路大震災のように、寝ている時に地震に襲われるのが、一番危険です。そこで、二階建てならば普段から二階で過ごし、二階で寝るのが、最も簡単な生存空間確保の方法です。二階建て家屋の典型的な倒壊例の画像をご覧ください。
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このように二階がほぼ完全な形で残ることが多く、仮に二階の構造が破壊されても、二階の重量がかかる一階よりは確実に生存空間が多く残りますので、安全性がかなり高くなるのです。

もちろん、居室内の家具の転倒対策は必須です。巷の「防災マニュアル」では、単に「家具を固定しろ」としか書いていないことがほとんどですが、これがいざやってみると、これがいろいろ難しいということがわかります。

そんな家具固定の問題点と実際を、次回お送りします。

■このシリーズは、カテゴリ【地震・津波対策】をクリックしていただくと、まとめてご覧いただけます。

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