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2012年2月16日 (木)

家に備える防災グッズ【3】

今回は、家における水の保管方法などを考えます。

家に備える防災グッズは、前述の通り緊急避難時用の「非常持ち出し」と、後で取りに戻る「備蓄」に分ける必要があります。

まず「非常持ち出し」用ですが、これは発災直後の混乱の中を持って逃げる訳ですから、できるだけ軽量コンパクトであることが必要で、両手を空けられるリュックに入れておくのが基本です。

その場合の水の量ですが、とりあえず一日分としたいものの、ひとり分の水だけで2kgになります。赤ちゃん用としてはそれくらい必要としても、大人や小学生以上の子供用としては、500ccのペットボトル1本、できれば2本が現実的でしょう。4人家族分で2~4kgということになります。

力のある方が運ぶならばさらに増やすこともできますが、基本は家にいることが多い方、多くの場合はママさんが運びやすい量にするべきです。お子さんを抱いたり、持ち出すべき備品をすべて身につけた最大負荷の状態を考え、非常持ち出しのサイズと重量を決めてください。なにしろ、持ち出すものの中で水が一番重いのです。さらに避難場所は、近くの避難所とは限りません。状況によっては何キロも移動しなければならないこともありますので、無理のない重量にしてください。

前出の「スーパーデリオス」が非常持ち出しに入れてあれば、より安心です。重量は65グラムくらいですから、負担になりません。

次に、あとで取りに帰るための備蓄です。収納方法は各家庭によってそれぞれでしょうが、ポイントは、万一家が倒壊したり、家具が倒れて散乱していたとしても、取り出しやすい場所にするということです。基本的には家の中で比較的強度があり、外からアクセスしやすい場所、例えば玄関側の窓際などにしておくべきです。収納場所、方法などについては、シリーズ最後で一度まとめます。

自家用車の中に少し備蓄しておくのも良いでしょう。万一、家の中から備蓄を取り出せない場合の予備にもなりますし、普段から車で移動中に何かトラブルで足止めを食ったとしても、水が車内にあればとりあえず安心です。問題は、あまり大量に乗せておくと、重さで車の燃費を悪化させるということですか。管理人は、2リットルペットボトル4本、計8リットル(約8kg)を常時乗せています。

車に乗せておく場合も、できればリュックサック、せめて丈夫な手提げバッグに入れておき、車を離れる時でも運搬しやすくしておくことです。せっかくの水を、運べないからと言って放棄したくはありません。車内の水は時々家の中の備蓄分と1本ずつローテーションして、お茶やコーヒー用として使っています。そうでもしないと存在を忘れそうで(笑)

家の中に備蓄する場合のもうひとつのポイントは、やっぱり水は重いということです。例えば2リットルペットボトル6本入りの箱、12kgや、20リットルタンク、20kgを運搬する方法を考えてありますか?男性でも、担いで運ぶのは楽な作業ではありません。

地震で家が損傷しなくても、余震が恐いから避難所へ移動したり、近くの公園でテントを張って過ごしたなどという話も良く聞きました。そんな時、水に限らず、重量物を運ぶための手段も、あると無いでは大違いです。そこで、牽引式の折りたたみカートや台車などの用意をお勧めします。
Carry_007
Carry_009
台車に乗っているのは10リットルのタンクと5リットルの蛇腹タンクです。これだけで15kg以上ですから、やはり手で長距離は運びたくは無いですね。タンクに貼ってある緑色のテープ(ガムテープよりはがしやすい“養生テープ”を使用)には、水を入れた日付が書いてあります。

細かいことですが、カートや台車で重量物を運ぶ時は、画像のように荷物をしっかり縛るロープやラバーコードが無いとすぐに落ちますので、併せて用意してください。重量物の場合は、自転車用の細いものでは張力が足らずに落ちやすくなりますので、オートバイ用の太いコードやネットをお勧めします。

その他キャスターつきのスーツケースなど、なにか「車輪」つきのものでなければ、長い距離を運ぶのは困難です。自転車のカゴは重量ですぐに壊れてしまいますし、荷台に乗せて押して歩くのも、長距離になると難しいものです。普段灯油をタンクで買われている方は、その大変さはご存じですよね。

カートや台車があれば、給水車から水をもらいに行く時や、雑用水を川やプールに汲みに行く時も楽ができます。さらに、エレベーターが止まったマンションの上層階まで階段で運び上げるためには、登山用品の「背負子」があると、格段に楽になります。

これはマンション二階住まいの管理人は持っていませんので、「背負子」「しょいこ」で検索してみてください。3000円台から20000円程度まで、いろいろあります。正直、ちょっと欲しくなっています(笑)

このように、防災用の備蓄のうちで一番重い水をはじめ、重量物を運ぶ方法は、基本的には「ママさん基準」で備蓄場所や運搬方法を考えておくことをお勧めします。

次回は、「カロリー」編です。



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コメント

てばさん、こんばんは!
今日の更新を見て、気を引きしめなければ!と思い過去ブログの読み返してみました。

「背負子」のアイデア、いいですね!悪路でも対応出来ますし。しかし、我が家にはカートも背負子もないので、「おんぶひも」で代用できないか思案中です。最近の物
は腰周りにベルトもあるので、肩への負担も少ないですし。
難点は赤ちゃん用なんで、あまり強度はなさそうです。

>かなさん

おんぶひもでも、ある程度代用はできると思います。でもその場合、例えば重量物を固定する方法など、別の技術が必要になります。

短時間ならともかく、災害時は重いものをかなり長距離運ばなければならないこともあります。自宅から避難所への荷物の移動や、給水車から水を運ぶようなことです。

その場合、しっかり固定されていないと落としたりしやすいですし、身体に無理がかかることも考えられます。現実的には、ロープを使って縛ることが多いでしょうが、ロープによる荷物の固定は、縛り方をはじめ、かなり経験が無いと難しいのです。適当にやると、必ず緩むかほどけるかします。

ちなみに私は若い頃、運送業ではないのですが、トラックで荷物を運ぶことが多い仕事をしていたのですが、ロープワークには苦労したものです。その経験からも、慣れない方にはお薦めできないですね。

ですから、やはり重量物を乗せて固定するための専用品をお薦めしますよ。ただ、工夫次第で、他のものも多少は使える部分もあるかと思います。でも、あくまで補助と考えた方が良いでしょう。

お返事、アドバイスありがとうございます!
てばさんの言う通り、おんぶ紐には赤ちゃんの手足を出す為の「隙間」がありますものね…。そこを何とかクリア出来れば!と思いましたがロープ技術は無いですし、てばさんテクニックで用意します!

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