地震関連情報 2/13
昨日2月12日午後1時41分頃、三陸沖、深さ10kmを震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、気仙沼市で最大震度2を記録しました。
この地震は、東日本大震災本震震源域の東側(沖側)で、深さ10km程度の浅い震源という、予想される「アウターライズ地震」の特徴と合致します。
プレート境界型巨大地震の後には、高い確率で起こるとされている「アウターライズ地震」ですが、東日本大震災では3月11日のうちに、マグニチュード7.5の規模で発生が確認されています。しかしその後は小規模なものは起きているものの、津波を発生させるような規模のものは起きていません。
現時点でも、震災後の地殻変動の影響によって本震震源域沖側の「アウターライズ」部分に引っ張り力がかかっている状況であり、大規模な「アウターライズ地震」が発生する可能性は常にあります。
「アウターライズ地震」は、陸地から比較的遠い震源で発生するために、陸地の震度はそれほど大きくならない傾向があります。しかし震度の割りに大きな津波を発生させる「津波地震」となる可能性が大きいので、今後も十分な警戒が必要です。
震災被災地沿岸部で震度4以上の強めの揺れを感じた場合は、絶対に楽観的な判断をしないで、すぐに避難体制を取り、関連情報に注意してください。
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