地震関連情報3/2
昨日3月1日、午前7時32分頃、茨城県沖、深さ60kmを震源とするマグニチュード5.4の地震が発生し、東海村で最大震度5弱を記録しました。
この付近では2月28日にマグニチュード5.1、最大震度4の地震が発生していますが、1日の震源はそれより若干北東にずれており、震源深さも2/28の20kmに対して60kmと、いわゆる「スラブ内地震」の深さであるため、発生メカニズムも異なります。この地震は西方から太平洋プレートが移動する圧縮力による、ほぼ東西方向に圧縮軸を持つ逆断層型地震ではないかと管理人は推測していますが、気象庁の詳細な発表が無いので、正確なところは不明です。
報道では「東日本大震災の余震」とされているものの、震災震源域より陸側であり、深さも30から35km程度深い震源なので、あくまで「広義における」余震と捉えるべきです。管理人の推測通りであれば、震災後の地殻変動の影響によって発生が予測されいたタイプの地震で、昨年11月頃から宮城県沖の震災震源域の陸側で目立ち始めた、深さ50~60kmの地震と同タイプだと思われます。
もっとも、こんなことを書いておきながらなんですが、地震の発生メカニズムなど、防災にはあまり関係ありません。必要なのは、どのような地震がどのような被害や影響を地上に及ぼすかということだけです。
いずれにしろ、このところ福島、茨城、千葉沖で短期間のうちに比較的大きな地震が続いています。より警戒度を上げなければいけない状況だと、管理人は考えています。
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