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2012年3月14日 (水)

家に備える防災グッズ【16】

今回から、「情報」編です。

いきなり一般的でないもので恐縮なのですが、家に備えるものとして、管理人が絶大な信頼を寄せるグッズから。
Mini
ケーブルテレビ回線を使った緊急地震速報受信機です。利用のためにはケーブルテレビ契約が必要ですので、どなたもという訳には行きませんが、実に有効なシステムなんです。

何がすごいかというと、そのスピード。管理人宅では、テレビ、携帯電話、パソコンと、このケーブル受信機の4つで緊急地震速報を受信できるのですが、ケーブル受信機の発報速度は、いつもテレビより3~4秒は早いのです。次にテレビと携帯がほぼ同時、その次にパソコンという順で発報します。ケーブルのシステムは常時稼働していますから、いつでも確実に受信できるのも大きなメリット。

発報は合成音声で、こんな感じ。
「ピロロ ピロロ(注意喚起音)地震 震度3 ピロロ ピロロ 地震 震度3・・・・ご・よん・さん・に・いち・・・」
テレビや携帯は震度5弱以上が予想されるときに発報しますが、ケーブルは居住地の予想震度が3以上。さらにテレビや携帯には無い震度予想と、地震波到達時刻を予告するカウントダウン機能があります。

大元の情報は他のシステムと同じ気象庁からのものですが、とにかく反応が早い。地震直前の1秒は、それは貴重なものです。震度3から発報しますから、被害が予想されなくても、発報した瞬間に火を消す、安全な場所に移動するというように、抜き打ちの予行演習を繰り返しながら「本番」に備えることができます。

実際、震災後しばらくの間は鳴りまくっていて、夜など何度もたたき起こされる状態でした。しかしいつ大きいのが来るかもという状態の中、ほとんどの場合で揺れる前に地震の規模を覚知できるのは何にも代え難い安心感でしたし、今は発報の瞬間に自然に行動が起こせるまでに、家族全員が「訓練」されてしまいました。

もちろん震源がごく近い地震の場合は、発報と同時に揺れ始めたり、揺れの方がわずかに先に来ることもあります。でもそれは緊急地震速報システム自体の限界であり、それでもケーブルのシステムが最速であることに変わりはありません。

受信機レンタル料とシステム利用料がかかりますが、併せて月額1500円くらいです。この性能を考えたら、決して高いものでは無いと思います。

どなたも利用できるものではないものの、可能な方には是非ともお勧めしたいシステムです。例によって、管理人はケーブルテレビ屋さんとは一切の利害関係はありません。あくまで自身の経験からのお勧めです。

他に速報の常時受信が可能なシステムとしては、FMラジオの緊急地震速報を受信していて、発報と同時に警報を流す受信機が、数千円程度で市販されています。これは管理人自身が試していないのであまり詳しくは書けないのですが、少なくともケーブルの方がテレビ・ラジオ放送より発報が早いのは確かです。なお、FMラジオ局によっては緊急地震速報に対応していない局もありますので、受信局を選ぶ際には確認が必要です。

次回は、携帯電話、スマホ関係です。

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