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2012年4月12日 (木)

地震関連情報4/11

本日4月11日午後5時39分(日本時間)ごろ、インドネシア、スマトラ島のバンダアチェ西方沖の震源深さ23kmで、マグニチュード8.7の地震が発生しました。津波の発生が懸念されましたが、観測された津波は最大1m程度で、ほとんど被害が出なかったことは幸運でした。

今回の震源は、2004年に発生した巨大地震(マグニチュード9.1)の震源との位置関係や震源深さで見ると、その地震による地殻変動で誘発された「アウターライズ地震」の可能性が高いものと思われます。

しかし、深さ23kmで正断層型の「アウターライズ地震」がマグニチュード8.7という規模で発生すれば、通常であれば海底の大きな変形を伴い、巨大な津波が発生するものと考えられます。ちなみに、東日本大震災本震の震源深さは24kmでした。しかし今回は、観測された津波高さが1m程度と、地震の規模から考えれば、ほとんど「無いに等しい」レベルでした。

その理由として、この地震は、断層が横にずれる「水平断層型」だったために、海底の変形がごく小さかったのではないかと推測する専門家もいますが、この震源域で水平断層型地震を発生させるメカニズムは、通常であれば考えられません。

インドネシアのスマトラ島西岸は、東日本の太平洋沿岸と共通点が多い地下構造になっています。東日本では、北アメリカプレートの下に東方から太平洋プレートが潜り込んでいるように、スマトラ島西岸では、ユーラシアプレートの下に、南西方向からオーストラリアプレートが潜り込んでいて、発生する地震の発震機構も非常に似通っているのです。

もし、日本の三陸沖アウターライズ内で水平断層型地震が発生したとしたら、その理由を説明できる地震学者はいないはずです。もちろん、スマトラ島付近独特の条件があるのかもしれませんが、「本当にアウターライズ地震かどうかは検証が必要」という専門家のコメントからもわかるように、現時点ではどのような発震機構による地震なのか、何故大津波が発生しなかったのかについては、良くわかっていません。

ひとつ確かなことは、巨大地震が発生した後には、数年以上、時には数十年経ってからでも、大規模な誘発地震が起きる可能性があるということです。地下構造が似通っていて、世界有数の巨大地震が発生したという共通点を持つ我が国にとって、スマトラ島付近の状況は決して他人事ではありません。

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