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2012年4月29日 (日)

首都圏直下型地震を生き残れ!【13】☆デート編

■デートで生き残れ(その1)

なんとも物騒なタイトルの新想定ではあります。でも、楽しいデートの最中も、大地震は決して見逃してはくれません。あなたは愛する人と共に、危機を切り抜けられるでしょうか。ここでは、週末に一緒に繁華街に出て、あちこちぶらついた後に一緒に食事をするような、ごく普通のデートを想定します。

彼氏彼女がいるいないに関わらず(笑)、誰にでも役立つ内容が「ほとんど」ですから、とりあえず読んで見てくださいね。前回記事の次回予告ではっきり書かなかったのは、どんなタイトルにしようかちょっと悩んでいたからなんです。


さておき、普段の通勤・通学時などには防災グッズを持ち歩いているあなた、デートの時はどうしますか?あまり大きなバッグは持って行かないでしょうし、特に男性は手ぶらのことも多いでしょう。もちろん、いつも通りしっかり持ち歩ければ理想的ではあります。でも、あまり野暮ったくなるのもどうかと。そんな時、最低限の装備として、何を選びますか?場所は、都市の繁華街です。

ここで、当ブログの防災グッズシリーズで管理人が提唱している、防災グッズの6要素を思い出してみてください。それは■水分、■カロリー、■視界、■防水・防寒、■安全・衛生、■情報の6つです。

このうち都市部で被災した場合に、無いと最初に困るものはなんでしょうか。それは視界です。都市部は、一旦停電すると昼間でも暗闇だらけです。その中での緊急避難の最に視界が確保できるかどうかが、運命を分けることが少なくないでしょう。

まず第一撃を「生き残る」ために、最も重要なグッズが、ライトだと思います。その他の要素はとりあえず生き残ってからの話ですから、最低でも小型LEDライトを持参すべきでしょう。ちなみに管理人は、どんな服を着ても、必ずズボンのポケットには26ルーメン(照度単位)で65グラム(卵一個分)の小型LEDライトを入れています。バッグを持ち歩く場合は、その中にいつも80ルーメンのLEDライトが入っています。

もっとも、ライトなどあくまで「補助」に過ぎません。大地震の第一撃から「生き残る」可能性を高めるのは、あくまで事前の準備と心構え、その時の正しい行動にかかっているという事を忘れないでください。どんな防災グッズを揃えていても、誤った行動をカバーすることは絶対にありません。

さて、話をデートに戻しましょう。まずは待ち合わせからです。屋外ならば、待ち合わせ場所は安全ですか?落下物などの危険はありませんか?もしふたりが合流する前に大地震が来たら、出会うための算段はしてありますか?

落下物などの外的な危険要素は、その場所を見たり、想像して見れば大体わかるでしょう。合流する算段とは、大地震時でもその場に踏みとどまれる安全性の高い場所を選ぶか、緊急時用の合流場所を打ち合わせておくのです。

例えば、東京ローカルの話で恐縮ですが、定番の渋谷駅前で待ち合わせるとしたら、デパートの壁に貼りつかず、ハチ公周辺で(落下、崩壊物対策)、緊急時には駅前交番へ(もちろん最初から交番前でも良いのですが)、もしそれが危険な状況なら、宮益坂を上って青山学院大学正門で合流、発災後、例えば2時間を経過したら合流不能と考えて、独自の判断で動けというようなオプションも設定しておくことです。

この、最大待機時間の設定は大切です。危険な場所で、来ない恋人をずっと待ち続けるなんてのは、ドラマの世界だけにしておきましょう。こんな感じで、皆様もそれぞれの街の待ち合わせ場所を考えてみてください。ここでは地震の場合だけを想定していますが、場所によっては津波も想定しなければなりません。

もちろんこのような詳細な打ち合わせは、かなり「馴染んだ」方がお相手の場合でないと、押し付けがましいと思われてしまうかもしれません。でも、それが初デートだとしても、相手の安全を考えた待ち合わせ場所を提案して、さりげなくそれを伝えておくのも良いでしょう。それは相手を思いやる気持ちの現れなのですから。

こんな事を細かすぎるとか面倒だとかバカバカしいとか思うかは個人の自由ですが、最も会いたい時に会えない方が、管理人はイヤですけどね。もちろんこれとて大地震時には確実とは言えませんが、今、「ケータイで連絡すればいい」とか思った方、いませんか?(笑)

もちろん、可能ならばメール、災害掲示板、災害伝言ダイヤル、各種SNS、ツイッター等での連絡方法を打ち合わせておくことが前提ですが、大地震発災直後は音声通話はかなりの確率でダウンしますし、その他の機能もすぐに使えるとは限らないのです。仮に何らかの通信が可能だったとしても、事前に周囲の状況や行動のオプションを考えておかなければ、スムースに次の行動を打ち合わせできるとは思えません。

何より、大切な人とお互いの身の安全を考えて話し合うということ自体が、パートナーとの災害対策の根幹であると、管理人は考えます。

「デートの防災」においては、その考え方がすべての基本です。次回は、繁華街で食事をします。

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