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2012年5月 9日 (水)

【緊急特集・番外編】雷から生き残れ!【2】

今回は、屋外で雷に遭遇したとき、車や大きな建物など、安全な避難場所が無い場合の対処方法をまとめます。

その前に、雷についてのちょっとしたトリビアから。雷のピシャーン!ゴロゴロ!ドーン!という雷鳴は、何の音だかご存じですか?実はあれ、空気の音なのです。雲の中で放電、つまり稲妻が発生すると、周囲の空気が一瞬で数万度にまで加熱されます。そして加熱された空気が、瞬間的に激しく膨張する時に、あの凄まじい音が出ます。

落雷する時の音は、ほとんどバーン!というような爆発音に近い轟音ですが、あれが本来の音に近いものです。それが長い距離を伝わって来る間に、雲の中で屈折、反射を繰り返すので、時間が長い、いろいろな音として耳に届くわけです。

ですから、稲妻が光った後、どれくらいの時間で雷鳴が聞こえて来るかで、雷が発生している場所との距離が大体わかります。光が到達するのは一瞬で、音の速度は秒速約340mですから。

さておき、開けた屋外で強い雷に遭遇したら、悠長なことは言っていられません。実は、いわゆる「遠雷」、つまりまだはるか遠くでゴロゴロいっているような段階でも、落雷の危険があるのです。特に開けたゴルフ場、河川敷などの運動グラウンドや、山の上など高い場所ではかなり危険な状況だと思わなければなりません。まだ雷鳴がまったく聞こえないような状態で落雷したということも、実際にあります。

そんな場合、近くに車や避難小屋などが無ければ、少しでも安全性が高い場所で、雷をやり過ごさなければなりません。まず、周囲が開けた場所に出ない。平坦な場所では、あなたの身長でも、恐ろしく「背の高いもの」になります。ましてや釣り竿、バット、テニスラケットなどを頭上に振りあげるのは危険度が高くなります。特に釣り竿は、自ら避雷針ならぬ「誘雷針」を立てているようなもの。テニスのサーブの瞬間に、ラケットに落雷したという本当の話もあります。

そんな場合、避難できる車や建物が無ければ、落雷する可能性が高い「背の高いもの」の近くに寄り、自分たちへの落雷を避けなければなりません。しかし、前記事の通り、あまり近くに寄り添うと、「側撃雷」を受けることもあります。その「さじ加減」を、次回記事で図解します。

最新の考え方では、「背の高いもの」の高さが、ほぼ30mを境に対応が変わります。


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