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2012年5月10日 (木)

【緊急特集・番外編】雷から生き残れ!【4】

雷編の最後に、ちょっとコラム的雑記など。

管理人は、群馬県の出身です。群馬県は、知る人ぞ知る雷の多発地域で、これまた知る人ぞ知る「上毛かるた」に「雷とからっ風 義理人情」とも詠まれる地でもあります(←群馬県人限定ネタです・笑)

最近は昔とだいぶ気候も違って来ましたが、管理人が子供の頃は、晴れた夏場にはほぼ毎日、激しい雷雨に見舞われていました。これは局地的な強い上昇気流によって発生した積乱雲による狭い範囲での雷雨でしたから、その激しさはかなりのものながら、短時間でさっと上がり、あとは涼しい風が吹いたものです。

そんな場所で育った管理人は、実は雷が大好きです。あれほど壮大で美しい自然のショーはなかなかありません。小さな頃から空を走る激しい電光をワクワクしながら眺め、耳をつんざく轟音に、半歩引きながらも大喜びしていました。そんな管理人は、雷の危険についても良く知っていましたし、落雷事故のニュースにも、かなり敏感ではありました。

雷が頻発する土地なら、落雷事故もかなり起きたのではないかと思われるでしょうが、実はかなり少なかったのです。ごく稀に釣りをしている人や、農作業をしている人が撃たれるくらいで、でもそんな話は1年に1回聞くかという程度のものでした。なにしろ多少雷が鳴るのは日常であり、その中でも誰も大して気にせずに、グラウンドや河川敷を走り回っていたのですが、長年に渡って特に危険を感じたことはありませんでしたし、大人からも特に注意もされませんでした。もちろん、「これはヤバいぞ」と感じた時はさっと引き上げる、雷多発地帯の住人ならではの分別もありましたが。

ちなみに、本当にヤバい時は、肌でわかります。風のイヤな感じ、遠くの稲妻の強さ、そして空間に静電気が満ち満ちる、あのピリピリするような感じ。

そんな体験が身体に染み付いている管理人は、ここまでの記事のような雷対策を見るにつけ、「本当にそんな対策が必要なのか?」という思いが、実は昔からあります。実際に、雨に濡れながら木の頂点を45度で見上げている人など、見たこともありません。子供の頃から知っていた知識ですが、そんなのは山の上とかの、もっと条件が厳しい場所の話という感覚だったのです。

そんな感覚のままだったら、学術的には正しくても、現実に即していない「机上の空論」を忌み嫌う管理人としては、こんな記事は書かなかったでしょう。しかし、最近の気象状況を見ると、その感覚を改めなければいけないと思うようになったのです。

全地球的な気候変動は、穏やかだった温帯の気候を、どんどん極端なものに変えて来ました。そしてこれから、さらに極端化が進むでしょう。5月6日に竜巻と落雷による負傷者を発生させた「スーパーセル」のような、巨大で強力な積乱雲が、どんどん多発するようになるでしょう。それは竜巻も落雷もその頻度と強度をどんどん増して行くということに他なりません。乱暴で、容赦ない気候になって行くのです。

今までは、特に対策をしなくても、それほど危険では無い状況が大半で、本当に危険な状況までの間に「緩衝地帯」のようなものがありました。しかしこれからは、平時から突然戦時に変わるように、いきなり致命的な危険に直面させられるような状況が増えて行くはずです。そんな危険に対応するためには、「生兵法は怪我のもと」なのです。もっとも効果的な対策を迅速に取れなければ、「生き残れない」ことになりかねません。

もう、昔ほどの余裕は無いと、管理人は考えます。被害に遭ってから「こんなことになるとは思ってもみなかった」とか、「○○年住んでるけれどこんなのは初めてだ」などという、良く聞くけれども全く意味の無いセリフを吐くことが無いようにしなければなりません。いや、そんなセリフを吐けるならば幸運というものです。

今後ますます強大化する自然災害の脅威から「生き残る」ためには、正しい知識と意識、正しい装備と行動でセルフディフェンスをするしかありません。行政も、他人も「その時」には助けてくれはしません。自分と、自分の大切な人を守るのは、あなた自身なのです。


次回は、降雹から身を守る方法をまとめて、この緊急特集の最後とします。


追記:最近、竜巻などを発生させる強い積乱雲が接近した時の現象のひとつとして、ニュースでは「冷たい風」や「ひんやりした風」が吹くという表現を良く見ます。しかし、管理人はその表現は使いません。本文では、あくまで「強い風」とだけ言っています。その理由は、周囲より温度が低い、積乱雲からの下降気流がひんやり感じるのは今の季節だからであって、さらに気温が上がると、「生あたたかい風」という感じになるからです。大した違いでは無いかもしれませんが、メディアで繰り返し流されると「ひんやり」が固定観念として植え付けれられてしまいそうですので、管理人は敢えて使いません。


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