地震関連情報5/18
本日午後5時19分頃、茨城県南部、深さ50kmを震源とするマグニチュード4.8の地震が発生し、茨城県土浦市などで最大震度4を記録しました。
この地震の震源は、最大震度が7になる可能性があると想定が変更されて話題になった、「南関東直下型地震」の予想震源域のひとつです。関東地方では、最初に「ドスン」という突き上げを感じた方が多かったと思いますが、これが内陸直下型地震の特徴です。
今回の地震は、震源深さが50kmと比較的深かったために、それでも突き上げが少し穏やかになったと思われますが、これが10km程度の浅い場所で発生すると、さらに強い「ドン!」という突き上げを感じるはずです。
一部地域では緊急地震速報も発報されたと思いますが、多くの地域で、発報より揺れの方が早く来たのではないでしょうか。管理人在住の埼玉南部でも、ケーブルテレビの緊急地震速報を受信しましたが、最初の「ドスン」から約3秒後に発報しました。震源がごく近い地震の場合は、このような状態になります。これはシステムの限界です。
このように、最初に「ドン!」や「ドスン!」をはっきり感じた場合、ごく近い震源の大きめの地震であり、数秒以内に強い横揺れが来ます。前述のように緊急地震速報は間に合いませんので、とにかく「ドン!」や「ドスン!」を感じたら間髪を入れずに、火の近くにいたら火を消し、そうでなければ、すぐに身を守る行動に移らなければなりません。その方法などについては、当ブログの「地震・津波対策」カテゴリの記事をご覧ください。
なお、しばらくの間は、この地震の余震が何回かあると思われます。余震は本震の規模を超えることはありませんが、場合によっては、余震では無い、さらに大きな地震が発生する可能性もあります。しばらくの間は警戒度を上げてください。今一度、避難用装備と、その時に取るべき行動を見直してください。
関東ではしばらく大きめの地震がありませんでしたが、それが安心に繋がる状況では全くありません。巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況だということを、改めて肝に銘じてください。
■このシリーズは、カテゴリ【地震関連】をクリックしていただくと、まとめてご覧いただけます。
■■当ブログがお役にたてましたら、下の各ランキングタグへご支援のクリックをよろしくお願いいたします。クリックしていただくと、各ランキングページにジャンプすると同時に、ランキングポイントがつきます。
« 【緊急特集】ホテルで生き残れ!【7】 | トップページ | 【緊急特集】ホテルで生き残れ!【8・最終回】 »
「地震関連」カテゴリの記事
- 長野県南部で震度5強(#1328)(2017.06.25)
- 茨城県北部で震度6弱(#1304)(2016.12.28)
- 福島県沖でM7.4・津波発生(#1294)(2016.11.22)
- 鳥取県中部で震度6弱(#1286)(2016.10.21)
- 鹿児島県沖永良部島で震度5弱(#1271)(2016.09.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント