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2012年6月 1日 (金)

首都圏直下型地震を生き残れ!【22】☆旅行編

■旅行で生き残れ(その6)

今回は、旅行で携帯すべき防災グッズについて、再び考えます。

当テーマの二回目記事で、主に移動中の危険に対応するために携帯すべきグッズとして、■80ルーメンクラス以上のLEDライト、■ビニールポンチョやカッパ、■防煙フードの三つを挙げました。もちろんこれらは移動中だけでなく、旅行中の多くの状況で役立ちます。

LEDライトは暗い場所でのあらゆる行動時に。余技として、夜に宿の周辺を「探検」してみるなどの楽しみ方もできます。防煙フードは宿泊先での火災時に。これは厚手のビニール製バッグですから、緊急時に水を汲んだり、溜めたりする容器として使うという裏技もあります。ビニールポンチョやカッパは、観光中に突然の豪雨に遭った時や、寒い時のウインドブレーカーとしても大活躍です。

さて、当テーマの初回に出てきた「はさみ」はどうしたかというと、それだけ持っていてもおかしなものです。管理人お勧めの携帯方法は、「ファーストエイドキット」に入れることです。旅先でのちょっとした怪我に対応するための絆創膏、液体傷薬、虫さされ薬、ガーゼ、アルミブランケットなどと一緒にポーチに入れておけば、それが「武器」と見なされて軽犯罪法違反に問われることは無いでしょう。

もし何に使うかと問われたら、ガーゼを切ったり、手当の時に患部を露出させるために、服を切るためだと言えば良いのです。本当ですから。でも、例えば夜道を一人で歩いていて、ポケットにはさみだけ入っているよう状態だったら、これはとがめられても仕方ありません。余談ながら、「ファーストエイドキット」には、薄手のゴム手袋を入れておくことをお勧めします。出血部位をさわる時の血液感染防止用ですが、それ以前に、血液を直接さわるのは気持ちの良いものではありませんし。

そしてもうひとつ、管理人が旅行に持参することをお勧めしたいのが、これです。
Paracode
パラシュートコードです。要はパラシュート用のヒモで、静過重250kgに耐える、つまり人間ひとりくらいは楽に吊れる強度を持つものです。当ブログでは過去にもお勧めしていますが、これが特にアウトドア系の旅行では、いざという時にとても役立ちます。

実のところ、管理人としては、はさみはこれを切るために持っていたいのです。でも、警察官に「パラシュートコードを切るため」なんて言っても「?」でしょうし。疑われたらかなわない(笑)さて、その使用法です。まずは救助用。海や川で遊んでいる時に、溺れている人を見つけたらどうしますか?自分で泳いで行って助けるのは、訓練を受けている人間でも困難です。パニック状態の人にしがみつかれて、一緒に溺れるケースが多発しています。相手が子供とかならともかく、絶対とは言えないものの、基本的にやるべきでは無い行動です。

その場合、まずペットボトルの中身を2リットルボトルなら三分の二、500ccボトルなら半分捨てて、キャップを締めます。そしてパラシュートコードをボトルの口の部分にしっかりと結び、溺れている人に向かって投げるのです。そうすれば残った飲料の重みで遠くまで届き、水に落ちても水面に浮き、すぐにコードの端を掴めます。

市販されているパラシュートコードは、一般に15mと30mのものが多いのですが、15mあればかなりのケースに対応できるでしょう。前出の画像は15mのものです。なお、パラシュートコードは絡みやすいので、絡みずらい巻き方、ほどき方、さらに用途に応じた結び方を普段から修得しておかないと、いざという時に役立ちません。

次に脱出用。とは言え、こんな細いコードを伝って垂直の壁を降りることは、全く不可能です。握っても全く力が入りません。これは最悪のケースにおける最後の手段ですが、幼児くらいまでなら、背中からわきの下にコードを回して吊り下ろすことはできます。ただ、その場合の結び方、ほどき方、コードの保持の仕方までは、ここでは解説できませんので、興味のある方は調べてみてください。「ロープの結び方」のような書籍はたくさん出ていますし、ネット上にも情報はあります。


また、昔から良く言われ、実際のビル火災などでも成功例が少なくない、「シーツを裂いてロープを作る」際に使えます。シーツを幅30~50cmくらいに裂いて(ここでもはさみが活躍します)、大きな結び目を作って縛ります。途中にも、50cm間隔くらいで結び目を作ることで、強度アップと、降りる際に手や足をかける滑り止めになります。
そうやって作ったロープに、パラシュートコードをらせん状に巻き付け、一緒に窓枠などに結びつけることで、大幅な強度アップと滑り止め効果があるのです。それだけで体重を保持できる強度を持つパラシュートコードが、かなりの重量を負担しますので、シーツの結び目がほどける危険がぐっと減るというわけです。

しかしこの場合の問題は、ロープではなく人間の方です。切れないロープができても、普通の人間が手の力だけで体重を保持できるのは、30秒持てば良い方です。しかも、降りるためには一時的に片腕に全体重がかかります。実感できなければ、一度鉄棒にでもぶらさがり、片手を離してみてください。実際にはロープは鉄棒より細くて、「垂直」なのです。しかも本番では足元に地面が無い!その厳しさがおわかりいただけるでしょう。

ですから足を結び目にかけたり、太ももで挟んだり、壁に足をついて体重を分散しながら降りるという技術が必要になりますが、いきなりできるものでもありません。それをなんとかこなしても、この方法が使えるのは、せいぜい一階下の窓やベランダに降りる場合くらいと考えていなければなりません。それも速やかに。途中で止まってしまったら、1分もしないうちに握力を失って落下してしまうでしょう。

紹介しておいて自ら否定するようなのですが、世間の「防災マニュアル」には、「脱出用のロープ」などとお気楽に紹介されているものもありますし、ロープがあれば誰でも高所からの脱出が可能だと思っている人も、結構いたりするものです。しかし現実には、例えば二階から地上に降りるだけでも、それなりの技術と体力、それにかなりの勇気を必要とするものなのです。いくら丈夫なロープがあっても、ビルの窓枠を乗り越えて外に出ることを想像してみてください。そのあたりを誤解していただきたくないので、敢えてこのように書いた次第です。

それでも、「最後の手段」をひとつ増やす方法を、管理人はお勧めしたいと思います。子供を吊り降ろすのはそれほど困難ではありませんし、複数の人が協力すれば、大人でも吊り下せるでしょう。自分の時も、もし途中で落ちても、そこまで降りた分だけダメージが減るわけですから。例えば3階からは飛び降りられなくても、2階の高さまで降りたら、なんとかなりそうですし。

かなり長くなりましたので、次回に続きます。


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