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2012年6月27日 (水)

☆再掲載☆高層ビル編13【首都圏直下型地震を生き残れ!36/54】

■当記事は過去記事の再掲載です。


今回は、家具の「クッション」とその他について考えます。

もう一度、前回記事に掲載した模式図を掲載します。
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これは家具と壁の間に隙間ができる場合に、そこに「クッション」を挟むことで家具の揺れる幅を小さくすると同時に、家具と壁が衝突する衝撃を分散・吸収することで、家具が倒れる方向へ働く反発力を小さくする効果を狙ったものです。

そのために効果的なのが、下写真のようなものです。
Photo
これは、ホームセンターで販売している、ドアなどの緩衝用ゴムブロックで、画像のもの以外にも、用途に応じて様々な形状のものがあります。価格は一個数十円から、高くても200円程度のものです。商品名は「当たりブロック」や「防振ゴム」などです。「防振ゴム」の方が、比較的厚みがなくて柔らかいので、使いやすいかもしれません。

これを両面テープなどで家具の上部裏側の両サイドに貼り付け、できるだけ壁との隙間が無くなるようにします。これで家具の上部が揺れる幅を小さくして、転倒防止器具にかかる衝撃荷重を減らすことにより、器具の効果をよりアップさせると同時に、外れたり緩んだりする可能性も小さくできるのです。

これはもちろん、「突っ張り棒」や「アンカーベルト」などの転倒防止器具と併用することが前提です。ゴムブロックだけでは、多少の揺れ防止効果はあるものの、転倒防止効果があるとまでは言えません。

ところで、実はその部分に転用できる、さらに効果の大きいものもあります。それは「耐震ジェルマット」。
Sany0009
これはマットに対する垂直方向の衝撃を、水平方向へ分散することで反発力を抑えるもので、テレビやパソコン、さらには冷蔵庫の下に敷くことで揺れの衝撃を分散し、転倒を防ぐものです(家具などの重量に応じ、それぞれ専用のタイプがあります)。

衝撃分散能力は申し分ありませんが、問題は粘着力があること。家具に貼るためには良いものの、クロス貼りの壁に対しては、はがす際にクロスが破れたりすることがあります。また、ホコリを吸着してしまうので、良く見える場所に使うと美観を損ねます。

その部分の問題が無ければ、性能的に「耐震ジェルマット」の使用はお勧めです。隙間が大きい場合には、重ね貼りすればより効果的でしょう。


ここまで、特に高層ビルの長時間に渡る大きな揺れに対抗するための家具転倒防止策をいろいろ考えて来ましたが、その基本はフェイルセイフ(予防安全)の発想です。敵の力が強大ならば、それに見合った二の矢、三の矢が放てる準備をしておくということであり、これは防災に限らず、すべての危機管理に必須の考え方です。

通り一遍の、机上の空論も多い「防災マニュアル」だけを信じ込んでは、大災害を前にして為すすべを失い、呆然と立ちすくむことになるかもしれません。もちろん、災害に対して人間ができる対策は限界があります。ただ、「あの時ああしていれば」という後悔だけはゴメンです。そんな後悔ができる状態なら、まだ幸せというものですが。

さて、次回はその他の情報をまとめて、当テーマ「高層ビルで生き残れ」の最終回となります。


■このシリーズは、カテゴリ【地震・津波対策】です。

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