2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

« 宏観現象による地震警戒情報【8/4 第三報】 | トップページ | 超満員のスタジアムで防災を考える。 »

2012年8月 7日 (火)

自然災害より危険な現実

「夏の行楽シーズン」真っ盛りです。震災から二回目の夏を迎え、今年はお出かけされる方もぐっと増えているでしょう。今回は自然災害では無いのですが、自然災害に遭遇するよりはるかに危険度の高いことについて考えます。

それは交通事故。特に最近かなり目立つのが、高速道路での追突事故です。路肩に駐車中や渋滞の最後尾に車が突っ込むと、ほぼ例外無く死亡事故になってしまいます。特に大型トラックが突っ込んできたら、乗用車など原型を留めないほど潰され、火が出ることも少なくありません。

以前、料金所手前で渋滞中に飲酒運転の大型トラックに突っ込まれて後部座席の子供を喪った母親が、インタビューに答えてこう言っていました。「こんな事故は防ぎようが無い」と。いや、防げます。と言うより、「生き残る」方法があります。しかし実際に高速道路を走っていると、これから述べる方法を実践している人は、決して多いとは言えません。

では、どうするか。それは、「早く止まる」のです。前方が渋滞していたら、すぐにアクセルを抜いてハザードランプを点灯させます。管理人は、ここでブレーキペダルを軽く何度も、一秒間に2~3回くらい踏みます。

これは教習所で教えられる「ポンピングブレーキ」ではなく、目的はブレーキランプを細かく点滅させることで、後ろの車に「減速するぞ、止まるぞ」という意志をよりはっきりと伝えるためです。あまりしっかり踏むとガックンガックンしますから(笑)あくまでブレーキランプを点灯させる分だけ、ごく軽く踏むのです。

こんな細かい点滅は普段の運転ではまず見かけませんから、後ろのドライバーに注意を喚起する効果が大きいのです。管理人は、渋滞でなくても速度が速い、流れの良い場所で減速する時には多用しています。大型トラックの排気ブレーキランプと同様の効果があります。

大切なことは、その時に後ろの状況をバックミラーで確認することです。街中でもブレーキを踏む時は、バックミラーをチラっと見るのを習慣にしておくべきです。大型トラックなどが後ろにいたら、特にその動きを良く見なければなりません。

ブレーキランプやハザードランプが点滅すれば、後ろの車が「まともな」ドライバーなら、すぐに反応してくれるでしょう。しかし、事故は「まともでない」ドライバーが起こします。後ろが居眠り、よそ見、さらに飲酒運転の可能性もあるのです。ですから基本的には、後ろの車が「止まらない」前提で行動しなければなりません。

ブレーキを踏んで減速に入ったら、前方とバックミラーを感覚的には半々くらいの比率で見ながら、後ろの車がハザードランプをつけたり、減速を始めるかどうかを確認します。そして、前の車より減速度を大きく取り、車間を開けて行くのです。

管理人は、高速道路の渋滞後尾で停止する時には、前の車との車間を、最低でも20メートルは開けます。後ろの車が一緒に減速していても、これは変わりません。なぜなら、さらにその後ろから突っ込まれ、玉突きになることもあるからです。さらに、停止してからしばらくはバックミラーを見て、後ろ10台くらいの車が止まるのを確認し、それからゆっくりと前進して車間を詰めます。大型トラックが後ろに見えたら、より慎重に動きを見極めます。

もし後ろの車、特に大型トラックが減速せずに衝突すると確信したら、可能であれば路肩に逃げたり車線変更をしますが、それが無理なら路肩でも前の車の脇にでも車を突っ込み、「直撃」を避けるのです。前の車に接触する可能性は高いのですが、押しつぶされるよりはマシです。その判断は非常にシビアなものですが、普段からそういう選択肢もあるということを「覚悟」しておくことです。

とりあえず渋滞の後尾で停止する時には、早めの減速、停止前に20メートル以上の車間の確保、バックミラーで後方車両の動きを見極める、この三つを実行すれば、暴走車両に突っ込まれて押しつぶされる可能性は非常に小さくなります。20メートル車間が開いていれば、暴走車両を見つけてからもかなり動けますし、仮に突っ込まれても、前の車とサンドイッチになる前にハンドルを切って路肩などに逃げられる可能性も大きくなります。

このような行動は、普段から意識して繰り返したりイメージしたりしていないと、とっさにできることではありません。まずは普段の運転すべてで、減速するときにはバックミラーで後ろの車の存在や動きを確認することから習慣にすべきです。それだけで、街中でも追突される危険性は非常に小さくなります。言うまでも無く、後ろを見すぎて自分が追突することなどありませんように。要はバランスです。

これはあなた自身はもちろんですが、それよりむしろ同乗者、特に後部座席搭乗者を守るめに重要なことです。楽しいドライブ旅行の最中、あなたの車の後部座席に、だれが乗っていますか?


あと、行楽シーズンになると特に多く見かけるのが、流れの良い高速道路の路肩に停まっている車。大抵は子供の用足し(大人も少なくないですが)のようですが、その際に他の人は皆車に乗ったままで、しかも誰も後方を見ていない場合がほとんどです。この場合の危険は言うまでも無いのですが、そんな行動をするドライバーほど、周囲の危険に無頓着なものです。でも、そんな行為は「一家全滅」の危機に自ら飛び込んでいるようなものです。

ならば用が済むまで同乗者も車から降りて後方に注意という問題では無く、高速道の本線上でそんなことで停まるのが異常な行為なのですが。そうならないようにサービスエリアで定期的に休憩を入れ、トイレを促すのもドライバーの責務です。まあ、そういうことに気づかないタイプの人が事故を誘発するのがこの世の常ではあります。

このブログをご愛読いただいている方には無用の心配だとは思いますが、そういう輩が引き起こした事故に巻き込まれる可能性もありますから、気をつけるに越したことはありません。

自然災害は人間の都合などかまいませんが、車の運転は自分の意思ひとつでどうにもなります。良く「もらい事故は仕方ない」というような声も聞きますが、いわゆる「もらい事故」でも、その危険を先に考えて防衛運転することで、感覚的には99%以上回避することができるはずです。

楽しいドライブが、悲劇の場になりませんように。自然災害よりはるかに恐ろしいのが、交通事故だということをゆめゆめお忘れ無く。


■■当ブログがお役にたてましたら、下の各ランキングタグへご支援のクリックをよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 その他生活ブログ 地震・災害へ


« 宏観現象による地震警戒情報【8/4 第三報】 | トップページ | 超満員のスタジアムで防災を考える。 »

日記・コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自然災害より危険な現実:

« 宏観現象による地震警戒情報【8/4 第三報】 | トップページ | 超満員のスタジアムで防災を考える。 »