続・フィールドワークに勝るものなし【対災害アクションマニュアル 07】
■第1章 危険を知れ(その6)【続・フィールドワークに勝るものなし】
さて、ちらっと予告した通り、今回は動画編です。身の回りの危険を知るとはどういうことか、皆様もバーチャルフィールドワークにトライしてみてください。
今回の動画は、敢えて詳しい場所は記しませんが、東京都内で建物の倒壊危険度、火災危険度が非常に高いとされる木造家屋密集地域、いわゆる「木密地域」とその周辺の映像を繋いだ、約6分間です。Youtubeにリンクします。
本来ならば歩いてチェックするべきところですが、時間の都合もありますから、車で走りながら撮影しました。皆様ご自身がこの地域の住人になられたつもりで、大地震が起きた時と、その後の避難行動中にどのような危険があるのかをチェックしてみてください。
ポイントは、あなたがそれぞれの場所にいる時に大地震に襲われたら周りで何が起こるのか、そしてその時どのような行動をすべきなのか、そこで何ができて、何ができないのかを、実際の場面を想定して考えていただくことです。
同時に、大地震の際に非常に危険とされる地域がどんな様子なのかをご覧いただき、皆様のお近くに似たような場所が無いか、通勤・帰宅途上などに通ったりしていないかもお考えになってみてください。
今回は素の映像のみですが、次回、管理人の目でチェックした内容をかぶせた動画をお送りする予定です。なお、動画の順番はランダムになっており、実際の避難経路の順番とは異なります。
それでは、トライしてみてください。
■Yotube動画へは、こちらから
または下記URLへ。
http://www.youtube.com/watch?v=RD-mEsS-Pk8
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
ようこそ我が街へww最初の一分間で分かってしまいました。やっぱし木造密集地区といえば関東屈指の名所?だと思います。極めて不名誉ではありますが…
私はこの地に住むようになって8年目ですが、ここへ来てから初めて木密というモノを見ました。どう考えたってあれは何とかしないとマズイですよね。うちには車がないので近所の移動は自転車が主ですが、動画の30秒目あたりの線路の西側は未だに迷子になりそうです。道が曲線だし、車の通行も出来ないくらい狭いし、家が密集し過ぎてるので全くランドマークが見えません。駅のそばには大きなマンションがあるんですけどね。夜中とか曇りの日とかは広い道にぶち当たるのを祈りながら通行してます。あんなところで大地震なんか起きたら嫌なので極力避けてますが、この近辺の住宅地はどこも似たようなものだったりします。区の防災マップによれば洪水が起きた時も相当ヤバイみたいですしね。
懇意にしていただいている区の議員さんは私権を制限してでも区画整理を進めるべき!と訴え続けてるのですが、全くと言っていいくらい進みません。公共事業費を削り続けて早20年。緊縮財政を煽る輩はここに住めばいいと思います。
また違う話になりました。「木密には立ち入らない」で思考がストップしてしまってるので、てばさんの解説を待ちたいと思います。
投稿: tnt | 2012年9月26日 (水) 00時28分
>tntさん
読者の方にこの辺りにお住まいの方がいるかもな・・・と思っていたら、他でもないtntさんとは。第一回目にこの場所を選んだのは、気休めを言っても始まらないのではっきり書きますが、典型的な木密地域であることに加え、地盤が軟弱で揺れが強くなりやすいこと、川沿いの一部で液状化が予想されること、そしておっしゃる通り洪水の危険が大きな低地もあるという場所だからです。
この地域や、似たような場所にお住まいの方にはその危険を認識していただき、普段通過するような方にも、そのような意識を持っていただきたいという願いもあります。今日これから、次の動画をアップしますが、tntさん、やはりさすがですね。コメントの中で、危険のポイントをしっかり押さえていらっしゃる。
最初コメントを読んだ時は、あれ、もう次の動画見られたのかな?と思ったくらいですが、まだアップしてませんし(笑)
もし根本的な解決を図ろうとするなら、確かに私権の制限と税金の投入が必要ですね。せめて、木密地域中心部に避難経路と防火帯となる広い道路を通すとかしないと、大地震時には非常に厳しい状況になるでしょう。
今回、私も初めて奥の方まで入って行ったわけですが、本当に厳しい状況だということを痛感しました。
投稿: てば | 2012年9月28日 (金) 00時05分