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2012年9月14日 (金)

謹んで報告申し上げます

9月1日、管理人は「お笑いと怒りの防災の日」という記事をアップしました。その中で、8月31日の読売新聞に掲載された防災記事の内容があまりに稚拙で不正確なため、正式に抗議を行うと宣言しました。

■「お笑いと怒りの防災の日」はこちらから

ここでその結果を報告させていただきます。でもその前に、少しだけ経緯を振り返って見ます。実はその見開き4ページのカラー記事は、横浜で行われた防災イベントの「広告」として企画されたものでした。一応小さく「広告」との表記がありますが、管理人も最初は気づかなかったくらいで、多くの人が「読売新聞の防災記事」と認識するでしょう。

さらに、「企画・制作 読売新聞東京本社広告局」と明記されていますので、文責は読売新聞にあると判断し、広告局宛に抗議メールを送りました。

内容を要約すると、【広告ではあるが、特集記事の体裁であり、多くの読者は「読売新聞の記事」として認識する。内容の明らかな誤りは看過できない。「防災の日」前日という、防災記事への注目度が高い時に、御社のようなクオリティペーパーがこのような稚拙で不正確な記事を掲載したことに、強く抗議する。記事を監修した防災ジャーナリストに抗議せよというならそうするが、まずは御社の見解を伺いたい】というようなものです。

もちろん、広告です。監修者も、クライアント側です。制作した読売新聞側が「あれは間違いです、文句は本人へ」なんて言える訳ないという「大人の事情」など、管理人もわかっています。でも、制作側の都合で間違った知識を広められたらたまったものじゃない。特集記事の体裁を取っていること自体、広告ではなく記事として認識させようという制作意図があるわけですし、「あれは広告です」という言い逃れは、倫理的には出来ないはずです。

それでは、結果を報告します。それは、


「完全無視」


でございます。せめて「貴重なご意見ありがとうございました。今後の紙面造りに活かさせていただきます」くらいの返信は来るかなと思ったのですが、見事に無視です。まあ、上記のような型通りの返答など、火に油を注ぐことにもなりかねませんから、かなり扱いは難しいのですけどね。

一応、「許可をいただければ、回答をブログに掲載したい」とも書いておきました。無断で掲載するつもりなどありませんが、どこの馬の骨かわからないブロガーなど、信用ならんという判断もあったのでしょう。こういう時のために、メール送信フォームには「回答できない場合があります」と、ちゃんと書いてあります(笑)

まあ、そんなわけです。きっと「正しい判断」なんでしょうね。下手な回答はクライアントの機嫌を損ねることになるし、素人ブロガーが騒いでも影響力は大して無いだろうし、もし話が大きくなっても、最後は「広告」だと逃げられる。もし奴が変な騒ぎ方するなら、「その道のプロ」に対処させる。なんせこっちは個人情報明かしてますからね。とにかくどうせ大した影響力無いから、ほっとけ。そういうことでしょう。

管理人は以後、「読売新聞とは、影響力が小さな読者からの抗議は無視する会社」と定義することにします。普通の企業ならともかく、マスメディアですからね。

その通り、当ブログに大した影響力はありません。でも、これをご覧になった方に管理人が強くお伝えしたいのは、「テレビ、新聞、書籍などのマスメディアに出ていたから大丈夫」という発想は、一切捨てていただきたい、ということです。これはいろいろな分野に言えることでもありますが、こと防災に関しては、その多くが「間違っているか、いらないか、不十分」な情報と言っても過言ではありません。

なにせ、マスメディアの防災情報が本当に役立つものばかりなら、このブログは生まれていかなったのですから。


※ちなみに、管理人は読売新聞の定期購読者ではありませんが、当該記事の掲載分は自分で購入しております。もし今後、読売新聞側から何らかのアクションがありましたら、随時報告させていただきます。


■■当ブログは、カテゴリ【日記・コラム】です。

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コメント

ネット上の知り合い?で数年前から断続的に財務省に対して質問メールを送ってる方がいます。内容は「財務省がプライマリーバランス(財政均衡)に拘るのは何故か?」のただ一点のみ。彼らの理屈は破綻してますので、そこのところを突いていこうという地道な試みです。回答者は本省の担当部署の役人さんだとは思うのですが、それはそれは丁寧に律儀に回答してくれてるようです。
もちろん内容には納得がいかないので延々とやり取りをしてるんですが、それでもそのお役人個人の誠実さは感じます。マスコミの不誠実さ、テキトーさについては影響力を無視すれば無邪気さすら感じられますね。
エコロジーを陰に陽に唱えつつ、その陰では押し紙というエコロジーの対局にある風習がまかり通ってますから、その本質が不誠実であるのはもうどうしようもないんでしょう。

テレビは基本的に視聴者からお金を取ることはないですし、新聞も収入の半分は広告です。「お金くれるから言うこと聞く、お金くれないなら言うこと聞かない」私も雇用関係を振り返ればこれに尽きますので、マスコミがしょーもないのは構造的に致し方ないんだと思います。

でもやっぱり影響力はバカにできませんね。ご老人に新聞読むのやめろと言っても通じないでしょうし。若者だけでも気付いてくれれば救いがあるんですが、電車の中で新聞読んでる若い衆とか、私からすれば「君大丈夫か?」と言いたくなります。どうしたらいいんでしょうかね?

>tntさん

NHK以外のマスメディアは、所詮数字の奴隷です。数字とは、広告クライアントの権化ですし。今回の抗議も、果たしてどんな回答が来るか楽しみではありました。クライアントの顔をつぶさず、いかに筋を通すか。正直なところ、「そりゃ無理だ」と思ってました。

だから、完全無視の可能性も高いな、とも思っていました。無視しておいても、もしこれが大きな騒ぎになった時に、制作者として「クライアントを守るために」泥をかぶりに出てくれば、クライアントへのアピールにもなって、万事丸く収まりますしね(笑)なにせ制作が「広告局」ですから、クライアント以外は見ていないでしょうな。

でも、指摘に対する礼だけはあって然るべきでしたね。読者が時間を割いて意見しているのですから。それだけで収まるクレームも多いでしょうし。

何もリプライが無かったことで、「都合悪い指摘には聞く耳を持たないメディア」と思われても仕方ないですね。仮に担当者が本当に多忙で対応できなかったとしても、無視された者はそう受け取りますし。一応このブログのURLも貼りましたけど、もし読まれていても、いまさら返信いらないですからね。読売の人。

世の中、大抵のことがカネとのバーターですから、キレイごと言うつもりもありません。でも、やはり、それぞれの世界で「やってはいけない」ことがあります。社会を動かす力を持つマスメディアは、絶対に「間違った情報を流してはいけない」のです。もし間違っていたら、訂正しなければならない。

今回は所詮「広告」ですし、いくら記事に見えてもクライアントの意向が最優先なんでしょうけどね。まあ、カネと「社会的地位」とかになびきたい方はそうすればいいかなと。商売はその方が上手く行きますし。

でも、そんなもので命は守れませんからね。マスメディアの中にも良心はありますし、個人が到達できない部分に行ける力もありますから、それを生かした情報こそ、積極的に生かして行きたいですね。

結局は、昔から言われていることですけれど、情報を取捨選択する能力を、自ら磨かなければならない、ということに尽きるわけですね。

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