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2012年9月28日 (金)

☆再掲載☆【対災害アクションマニュアル07】バーチャルフィールドワーク解説編

■当記事は過去記事の再掲載です。内容は加筆修正しています。


前回記事の動画をご覧いただいて、いかがだったでしょうか。大地震の際にそれぞれの場所で何が起きそうか、どれくらいチェックできたでしょうか。

お子さんがいる方は、是非一緒にチェックしてみてください。幼稚園の年長さんくらいになれば、かなりの危険を見つけだすことができると思います。さらに、大人の視点では見落としがちな危険まで、鋭く指摘したりもします。もちろん実際に街を歩いてチェックする際にも、是非お子さんと一緒に歩いて危険の場所と種類を共有し、その時どうするかを良く話し合うことが、お子さんの、ひいては家族皆の安全につながります。

ではここで、管理人がチェックした危険入りの動画をご覧ください。前回と同じ動画に、字幕を入れたものです。以後のテキストは、動画をご覧になった後にお読みください。

■Youtube動画「東京災害危険地帯を行く(その2)」へはこちらから
または下記URLへ。
http://youtu.be/GpRT4fbG5-k

このような「木密地域」には、いかに多くの危険があるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。でも、もちろんこれで全てではありません。あくまで、車で走りながらざっくりと危険要素を視ただけですし、字幕では最も恐ろしい火災の危険には、ほとんど言及していません。どの家が火を噴いていてもおかしくありませんし、実際に多くの火災が発生するでしょう。

そして軒を接した家々に延焼して行きます。119番通報しても消防車はまずやってきませんし、仮にやってきても、効率的な消火はまず不可能です。最悪の場合、短時間で下画像のような状態になります。
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さらに、実は字幕から敢えて外した危険要素があります。皆様は狭い路地の左右を慎重に見て行かれたと思いますが、「上」をチェックされましたでしょうか。路地の上に網の目のように張り巡らされた電線です。

電柱が倒壊したり傾いたりすると、電線が垂れ下がって行く手をふさぎます。特に、道路を横断している電線が垂れ下がると大きな障害になりますが、動画を見てもわかる通り、電線の地中化をしている以外の場所では、どこでもおきる可能性があります。

確実に停電していることがわかれば良いのですが、実際には電気工事で使う検電器でもなければわかりませんから、切れたり垂れ下がった電線に無防備で触ることは、自殺行為にもなりかねません。

そうでなくても、家一軒の倒壊や火災で、細い路地は通れなくなります。そんな状況に遭遇したら、どうしたら良いのでしょうか。

次回へ続きます。

■当記事は、カテゴリ【災害対策マニュアル】です。

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コメント

危機感を持つポイントは以前の記事で書かれてた「横倒しにしてみる」ですね。自販機の転倒までは考えてませんでした。あの道路で車が動けなくなったら消防車もどうしようもないですよね。暗闇で道が寸断されてる中で、子供と年寄りを連れて、背後に迫る火災や垂れ下がる電線、パニックに陥っているであろう群衆を躱しながら避難場所へ…考えるだけでゾッとします。
川沿いの映像がありましたが、あのそばにはかなり広い公園があります。うちはあそこが指定の避難場所なんですが、辿り着くには木密地域を越えて行かなくてはなりませんので、状況によっては到達は無理です。同じ位の距離でJRの操車場が避難場所になってますがどっちもどっちです。むしろ足元が悪いのと入り口が少ないことを考えると操車場の方が修羅場かもしれません。

都内に住むということはここまで覚悟が必要なのか…と最近になって気付かされました。千代田区は不燃化が進んでいるので比較的安心とのことですが、私に言わせれば大嘘ですね。丸の内以外は一本内側へ入れば雑居ビルが当たり前のように林立してます。これは都内であればどこでも似たようなものです。去年の地震ではその千代田区にある九段会館で犠牲者が出たのは全くの皮肉としか言いようがありませんね。

それにしても同じ動画でも視点が定まるとインパクトが全然違いますねー。家族にも見せてみたいと思います。

>tntさん

木密地域に浅い震源の直下型地震、つまり阪神・淡路大震災と同じパターンが来るのが、最も恐ろしい想定です。後記事でも触れますが、阪神で焼け野原になった神戸市長田区は、まさにこのような木密地域でした。私も実際に長田区の被災地跡を歩いてみましたが、東京の木密地域の規模は、長田区とは比較になりません。映像の地区だけでも、数十倍と言ってよいと思います。

正直なところ、あの中で最悪の状況に見舞われた時、確実に安全圏まで脱出できる方法があるとは言えません。なんとか確率を高める方法を考えるのみです。正直なところ、どこで何が起こるかは想像の範疇を超えるでしょう。最近、自販機はかなり転倒対策が進んでいますが、それで完全とは言い切れませんし、その危険はどこの街中でも多数存在します。

川沿いの避難場所も、河川敷にある場合には、津波の遡上や火災旋風の発生が懸念されます。数万人以上が避難する避難場所が数十センチでも冠水したり、火災旋風が発生した場合の状況は想像を絶します。街中の避難所も、火災が収まるまでは安全とは言えません。

おっしゃるとおり、大都市には一歩裏に入れば、危険地帯はいくらでもあります。マクロの被害想定では安全度が高くても、問題はそこにいる人が生き残れるかどうかですから。九段会館は戦前からある旧軍人会館であり、そこで犠牲者が出ましたが、そのような古い建物は実は結構残っていますしね。これからも、東京の危険地帯に出向いて、同じような映像を作りたいと思います。

まずは、どこにいてもそんなに安全ではないし、危険と言われる場所は一般的な想像より危険なのだと言うことを認識することが、生き残る力をアップさせることになると思います。

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