宏観情報による地震警戒情報【9/4続報他】
9月1日にアップした、千葉県北部の井戸に出た変化に伴う警戒情報に関する続報その他です。
本日9月4日午後1時の時点では、今回の変化に関連すると思われる地震は、発生していません。
近い場所の地震としては、「茨城県沖」を震源とする地震が、9月2日に震度3、3日に震度1、さらに本日4日に「茨城県北部」を震源として、震度2で発生しています。2日と3日の地震は、発震機構的には警戒すべき地震と同タイプの、震源が比較的深い「スラブ内地震」ですが、震央の位置は茨城県北部沖の海底であり、井戸の場所から100km近く北方ですので、現時点では直接の関係は無いものと判断しています。
しかし、このような距離でも影響が出る可能性も考慮し、井戸の変化との関連を引き続き注意深く見守っています。なお4日の震度2は、前記の地震と震央はごく近いものの、震源深さが10kmと浅いため、発震機構としては別物です。
今回井戸に現れた変化は、発生のパターンと水に出た臭いの種類が、過去に知る限りの経験則に当てはまらない部分が多いため、この変化が今までと違うタイプの地震の前兆なのか、それとも今回は地震の発生と関連が無いのかは、現時点では判断できません。
ただ、今回の井戸の変化の中に、経験則によると比較的大きな地震と関連がありそうな種類のものが、小規模ながら含まれていますので、引き続き警戒すべきだとは考えています。
なお、こういうことを書くと、何も起きなかった時の言い訳のための伏線を張っていると思われる向きもあるでしょうが、管理人は、山ほどあるエセ科学、オカルトブログのような「予知ごっこ」をしているわけではありません。あくまで、過去の実績から地震との関連が強いと思われる宏観現象の検証過程を公開しているだけですので、誤解の無きようにお願いいたします。
確実に地震を「予知」できる宏観現象が存在するのならば、はるか昔にその方法と理論が確立されているはずですが、残念ながらそのようなものは存在しません。ただ、ここで公開している井戸の変化については、管理人の考えでは「恐るべき精度」であり、警戒情報としても有用なレベルと判断し、公開しているものです。
そのような前提で、今後の情報をご覧いただければと思います。何か変化がありましたら、随時お知らせします。
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