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2012年10月

2012年10月31日 (水)

【茨城県南部発震】臨時地震警戒情報【10/31】

本日10月31日、午後3時50分頃、茨城県南部の深さ50kmを震源するマグニチュード4.4の地震が発生し、茨城県水戸市などで最大震度3を記録しました。

この地震の震央は茨城県南部の埼玉・栃木県境寄りで(下図の黄色×印)、オレンジ色で示した茨城県南部などの震源域の中でも、ここ1ヶ月ほどの間は最も活発な活動が見られている場所です。また、同震源域内の霞ヶ浦周辺や、千葉県北東、北西部に比べて、大きめの地震が起きる傾向が見られます。
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この地震は最大震度3ではありましたが、関東南部ではゆらゆらという感じではなく、一瞬ぐわっと振り回されるような、周期が短くて速度の速い横揺れを感じられた方も多いのではないでしょうか。

実は、あれが内陸直下型地震に特有の、周期1~2秒の通称「キラーパルス」です。管理人は埼玉県南部のファミレスにいましたが、店内の客の多くが「あ、地震!」と声を上げ、一部の客は椅子から腰を浮かせかけました。ゆらゆらとした長周期の震度3程度ならば、気づかない人も多いくらいなのですが。

そんな揺れを感じられた方は、想像してみてください。あれが震度6クラス以上で発生したらどうなるか。阪神・淡路大震災では、あのような揺れで震度7を記録しました。「キラーパルス」は低層建物に最も大きな破壊力をもたらしますが、建物が揺れに耐えても固定していない家具類はすぐに倒れ、人は床の上に四つんばいになることすら難しいということがおわかりいだだけるかと思います。

東日本大震災では宮城県栗原市で震度7を記録しましたが、震源との距離が比較的開いていたためと、震源域が非常に広かったために震動周期が比較的長くなり、震度の割には建物への被害は少なく済みました。地震は、震源との距離が長いほど、そして震源域が広くなるほど震動周期が長くなり、揺れの持続時間も長くなるという性質があるのです。

今震災では、震央から約400km離れた東京都内では震度5強の長周期地震動で高層ビルが肉眼でわかるほど大きく揺れ、約1000km離れた大阪市内では震度3だったものの、それでも高層ビルが大きく揺れたのは、そのような理由です。


さておき、今日の地震からしても、やはり茨城県南部を中心とする震源域は、現在多発している震源域の中でも最も警戒を要する場所であり、その中でも特に、今日の震源でもある埼玉・栃木県境寄りの場所が危険であると、管理人は考えています。

その他の震源域でも、宮城県沖(上図のピンク色)は相変わらず1日1回以上、茨城・福島県沖(上図の黄色)も同じくらいの頻度で発生しています。茨城・福島県沖では、ここ1週間程度の間に深さ20kmという浅めの発震が増える傾向が見られます。茨城県北部(上図の緑)は少し落ち着いて来ているようですが、いずれまたぶり返すものと管理人は考えています。千葉県北東沖(上図の青)は、かなり落ち着いています。現在の多発震源域から外しても良いかとも思いますが、いましばらく様子を見てみたいと思います。


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2012年10月30日 (火)

被災者の方にお話を聞きました【管理人雑感】

当ブログでは、災害から「生き残る」ための考え方、行動、技術、装備などを科学的、実践的に考えています。それらはイザという時に確実に役に立つものには違いないのですが、残念なことに、常に「確実」でもありません。なんだか自己否定のようにもなってしまいますが、それが巨大災害の現実でもあります。

先日、福島県南相馬市の津波・原発事故被災地域から埼玉県内に移住された女性に、お話を伺える機会がありました。その節は長時間にわたっていろいろお聞かせいただき、ありがとうございました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

その方は地震発生時にはたまたま地元を離れており、地震や津波による直接的な生命の危険には晒されなかったそうですが、しばらくの間地元に戻れず、出先で過酷な避難生活を強いられたそうです。やっと地元に戻ると見慣れた街は崩壊し、何人もの知人が亡くなったり行方不明になったりしていて、さらに放射線の危険にも晒されていたのです。

奇しくも、管理人が南相馬訪問時に撮影し、以前当ブログにも掲載した写真の消防車(下画像)に乗っていて津波に巻き込まれて亡くなった消防団員の方を、直接ご存じでした。
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その方も、大津波警報に際してすぐに仕事を切り上げて出場し、避難を呼びかけている最中に津波に呑まれたそうです。このように、自らの職務や他を救うために生命を賭した方々は、全被災地にたくさんいらっしゃるのです。

あの消防車を見た時「乗っていた人はどうなったのだろう」と気になっていた管理人は、その方のお話を聞けて、なんだかとてもほっとしたような気持ちになりました。外部の人間としては、漠然と犠牲者のご冥福を祈るより、ある特定の方を思い浮かべられる方がより心を込めて祈れる、そんな気がします。だからこそ、南三陸町の防災対策庁舎での出来事や大川小学校の悲劇に対する注目が集まり、それは基本的には善意なのでしょうが、やはり人知れず生命を賭けた人々のことも、決して忘れずにいたいと思うのです。

さておき、過酷な現実を目の当たりにしてきたその女性の言葉で一番印象的だったのは、

「生きるか死ぬかは、結局"運”でしかない」

というものでした。災害規模が大きくなればなるほど、人間の都合や努力をあざ笑うかのうように、理不尽な現実が襲いかかります。あの震災の時は、津波の到達時にどこにいたか、それだけが多くの人の生死を分けたのです。彼女の言葉は、激戦の戦場から生還した方の言葉とも共通するものです。いち市民である妙齢の女性と激戦を生き残った兵士から同じ言葉が出るとういうことが、そこで起きたことの異常さを物語ります。実際にその光景を見ていない我々は、いくら話を聴いても映像を見ても、実は本当のことなど何も理解していないのかもしれません。そして結局、すべては運だというのでしょうか。

しかしそんな言葉を聞いて、「災害対策が甘かったからだ」などとただ批判的に考える人がいたら、それは全くのナンセンスです。究極の「机上の空論」です。それに当てはまる例が無い訳ではないでしょうが、いかなる備えや行動をも超える現実に晒されることもあるということを、我々は今震災で改めて突きつけられたのです。


管理人は、震災後に何度も被災地に入りました。災害対策に関して、管理人がそれなりの知識を持っていることは認めていただけると思いますが、それでも、行く先々で何度もこう思ったのです。

「あの時、ここにいたら生き残れなかった」と。

それは逃げ遅れた場合に限らず、その場にいたらおそらくここへ逃げたろうと思われる先が壊滅していたり、逃げる場所さえ無かったり、いろいろなケースがありました。持てる知識を総動員しても、結論が「無理」になるのです。では、災害対策とは所詮運次第で意味の無いものなのでしょうか。すべて否定はしません。そういうこともあるのです。しかし「最悪の状況」で無ければ、生き残れる可能性が出てきます。そして、常に「最悪の状況」ばかりとは限りません。

災害時にあなたが「最悪の状況」に放り込まれるかどうか、それは正直なところ運次第です。でも、わずかでも生き残る可能性があればそれを見出し、拡げるための力を身につけること。それこそが災害対策の原点なのだと、改めて考えさせられました。生命の危険が迫った時に、すぐに「あ、運が悪かった。あきらめよう」と思える人などいないでしょう。人は誰でも最後の瞬間まで、生き残る可能性を見出そうともがき続けるのです。災害対策とはつまるところ、そんな「もがき」でなければならないのではないでしょうか。そのくらい、本能的に生命を守るための行動でなければ。

当ブログでも何度も述べていますが、世間で言われる災害対策の多くが、「生き残ってから」の「避難生活快適グッズ」を薦めるようなものばかり目立ちます。もちろんそれも大切ですが、その前にやること、考えることがあるということを、くれぐれもお忘れになりませんように。当ブログではそのためのお手伝いをしたいと、管理人は常々考えて記事を書いております。

災害対策の優先順位が間違っていることに「その時」気づいても、もう遅いのです。


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2012年10月29日 (月)

【ニュース解説】カナダの地震について

日本時間の10月28日、午後12時4分ごろ、カナダ西海岸のクイーンシャーロット諸島南方沖の海底、深さ17.5kmでマグニチュード7.7の大規模地震が発生しました。この地震で津波が発生し、ハワイ島で76cmの波高を観測しています。

この地震は、本来は当ブログが対象とする範疇ではないのですが、海外でも大地震が発生すると、エセ科学やオカルトの連中が好き勝手を言い始めるので、科学的視点からの「ニュース解説」として取り上げたいと思います。

いきなり余談で恐縮ですが、クイーンシャーロット島とは、東日本大震災による津波で海に流された、コンテナ入りのハーレーダヴィッドソン(オートバイ)が漂着した島です。

この地震は、一般的な考え方だと「太平洋プレート」と「北アメリカプレート」のプレート境界で発生しているように見えます。この関係は東日本大震災とも同じなのですが、北米沿岸では、太平洋プレートの動きは日本付近とは逆方向、もしくは横方向になります。この地震の震央付近では、海側の「太平洋プレート」が陸側の「北アメリカプレート」の下に潜り込むような動きになっているはずです。しかし東日本沿岸ほど、その動きは活発ではありません。

ちなみに、活動が活発なのは地球深部から熱せられたマントルが沸きあがってきて海底に形成された「東太平洋海膨」の末端部が沿岸近くにまで到達している、米国西海岸辺りまでです。このため、サンフランシスコやロスアンゼルスは地震多発地帯の中にあり、大規模地震の危険も大きいのです。

では、なぜカナダでこのような大規模地震が発生したのかというと、一般的にはあまり知られていないのですが、この付近には小さなプレートの「断片」が存在することが関係ありそうです。下図をご覧ください。赤い×印が今回の震央で、そのすぐ南側に、黄色で示した小プレート「ファンデフカプレート」が存在するのです。
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今回の震央はクイーンシャーロット島から139km南の海底ということですから、この「ファンデフカプレート」と「太平洋プレート」の境界で発生したと考えることができます。

この「ファンデフカプレート」の存在が周辺にどのような影響を及ぼしているのか、実は管理人も良くわかっておりません。いずれにしろ、北米大陸西岸はプレート境界域であり、カナダ国内の太平洋沿岸には活火山も多数存在している、地殻の動きが比較的活発な地域ですので、大規模地震が発生する条件は揃っています。

今回の地震では太平洋側にかなり大きな津波が発生しているのに、反対側のカナダや米国の沿岸部では津波の報告がありません。ハワイで76cmならば、カナダ沿岸部には数メートルクラスの津波が押し寄せてもおかしくないのに、事実上ほとんど発生していないようです。人口が少ない地域だから被害も無い、ということではないようです。

ハワイ方面に比較的大きな津波が発生したのは、地震を引き起こした断層の方向(北西から南東方向)によるものとの説明がありましたが、それだけでは逆方向へほとんど発生していないことの説明にはなりません。この点については、しばらく情報を集めてみて、何かわかりましたらお知らせしたいと思います。


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2012年10月27日 (土)

【続・南三陸町防災対策庁舎から】宮城・震災から1年8ヶ月【4】

管理人が南三陸町の防災対策庁舎を訪ねた日は、動画や写真でもおわかりの通り、見事な秋晴れの一日でした。しかし、風がとても強い日でもありました。さえぎるものが何ひとつ無い強い風を受けるたび、「何も無くなってしまった」街の現実が、重く圧しかかって来ます。そんな感覚ひとつでさえ、実際に現場に立ってみなければわからないことでもあります。

次の動画は、防災対策庁舎跡の周囲を歩きながら撮影しました。この場所で起こったことを少しでも実感していただき、微力ながら後世に残すための意味もあって、途中に被災時の資料画像を挿入しています。報道で何度も流れた画像がほとんどですが、あまり知られていない衝撃的なものもありますので、ご視聴は各自の判断でお願いします。言うまでも無く、これはいわゆる「振り」ではありません。誤解されたくないので、念のため。なお、個人が識別できる画像については、管理人が加工させていただきました。2分32秒です。
■Youtube動画へはこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=G3EKY_qY9OU&feature=plcp

「海が十何メートルも高くなって、そのまま"移動”してきた」被災した方の言葉です。それがここで、そしてリアス式海岸の各地で起きました。リアス式地形によってエネルギーが集約された津波は、波というよりまるで風呂のお湯があふれるように一気にその水位を上げることは、残された多くの記録からも明らかです。そしてリアス式地形でなくても、同じような効果を生む地形は日本列島各地に存在します。

動画にも挿入した画像の一部を、本文にも掲載します。非常に衝撃的な画像ですので、拡大などされる際はご注意ください。

津波の直撃を受けた直後の防災対策庁舎。屋上に避難した人は30人。河北新報(現地の新聞)記事より。
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庁舎屋上から、海の方角を撮影した写真。海全体の水位が、庁舎と同じ高さになった瞬間。この後、さらに2m近く水位が上がった。
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水位がほぼ最高(約17m)になったと思われる瞬間。背後に見える町立志津川病院の5階の窓から、濁流があふれ出している。屋上にいた人々は、次々に流されていった。
01
水が引き始めた頃。屋上に残った人は、10人のみ。
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このようなことが二度と起きないようにという祈りを込めて、敢えて掲載します。

「ここなら大丈夫のはずだ」と思った場所が、大丈夫でないとわかった瞬間、そして目の前の人に手を差し伸べることさえ出来ない時、人は何を感じ、何を思うのでしょうか。想像するだに背筋が寒くなる現実があまりにもたくさん存在したことを、ずっと忘れずにいたいと思います。

さらに忘れてならないのは、記録が残っているこの場所だけでなく、同じような悲劇は全被災地で数え切れないほどあったということです。報道された場所だけが、被災地なのではありません。

次回は、庁舎跡周辺で、津波の威力を示す痕跡を調べます。

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2012年10月25日 (木)

【こんどは宮城】臨時地震警戒情報【10/25】

本日10月25日午後7時36分頃、宮城県沖(牡鹿半島東方沖)、深さ50kmを震源とするマグニチュード5.6の地震が発生し、石巻市で最大震度5弱を記録しました。下図に震央位置を赤い×印で示しました。
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この地震は、いままで当ブログでも情報提供して来た通り、10月初旬頃からの多発震源域のひとつで発生しました。この震源域では、1日に1~2回という程度の散発的な、しかし一般的な発生頻度から見れば、明らかに多発と言える頻度のでの発震が見られていましたが、震災後の発生パターンからして、いずれ大きめの発震があるはずだと、10月22日の記事で述べたばかりです。ある意味で、この震源域の特徴通りの動きではあります。

マグニチュード値が5.6と大きめですから、しばらくの間は余震が何回かあると思われます。震源が深めで規模が比較的大きかったことから、東日本の広い範囲で揺れを観測していますので、他の地域で現在不安定になっている震源での地震を誘発する可能性もありますので、しばらくの間は警戒を強めてください。

これは非常に乱暴な考え方ではありますが、もしこの地震の影響が出るとすれば、やはり東日本の太平洋側に連なる現在の多発震源域が最も警戒を要するのではないかと、管理人は考えています。そうでなくても多発しているのですから。

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【南三陸町防災対策庁舎から】宮城・震災から1年8ヶ月【3】

宮城県の南三陸町を訪ねた管理人は、次に市街地のほぼ中央にある町役場跡へ向かいました。そこには、今震災の象徴的な場所のひとつとなってしまった、あの防災対策庁舎があります。

そこで起こった出来事については、特に触れません。なぜなら自らの職務を全うするために、他を救うために人知れず生命を賭した人々は、全被災地にたくさん存在するからです。安易にドラマにしてしまうと、その本質を見失うことにもなりかねません。

ですから管理人は、あくまで津波の規模と威力を自分なりに検証する目的で、防災対策庁舎を訪れました。しかし言うまでも無く、犠牲者に対する敬意と哀悼の念は忘れておりません。

まず、周囲の状況と防災対策庁舎の位置関係を把握していただけるYoutube動画をご覧ください。3分24秒です。
■Youtube動画へはこちらから

防災対策庁舎は、周囲に何も無くなってしまった中に、ぽつんと残されています。正面には祭壇がしつらえられ、たくさんの供物が供えられています。
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津波に襲われる前は、こんな建物でした(資料画像)
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まずここで感じたのは、建物の規模に対して鉄骨が非常に太いということ。鉄筋コンクリート造りの建物より太いでしょう。建物をすべて呑み込んだ津波と瓦礫の衝突に対しても、基本骨格はまったく損傷していません。瓦礫の衝突によるへこみさえ、ほとんど見られないのです。

外壁は軽量のコンクリートパネルだったようですが、基本骨格には損傷を与えずに、すべて「きれいに」剥ぎ取られています。パネルを支持していた骨格は中空の軽量鉄骨であり、津波を受けて飴のようにねじ曲げられています。

このことから、この防災対策庁舎は、その目的からまず震度7でも倒壊しない耐震強度を与えられ、さらに津波を受けたら外壁が外れ、水流が抜けやすくすることで抵抗を減らして、基本骨格を守る構造になっていたものと思われます。

そして3階建てという高さは、「想定」された津波に対しては十分な高さでした。他の庁舎はみな2階建てでしたが、防災対策庁舎だけが3階建になっています。つまり、大津波を受けても防災拠点として機能する、「最後の砦」になるはずだったのです。しかし、津波は想定を上回ってしまった。

次回は、さらに詳細に見てみます。


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2012年10月24日 (水)

【やはり茨城】臨時地震警戒情報【10/24】

本日10月24日午後4時05分頃、茨城県沖の震源深さ50kmでマグニチュード4.5の地震が発生し、茨城県日立市などで最大震度4を記録しました。その後、余震と思われる震度1~2クラスが続いてます。

10月初旬頃から、この周辺では二種類の地震が多発する傾向が出ていました。特にここ一週間程度は、「茨城県北部」で震源深さが10kmより浅い地震が多発していましたが、この震度4はそちらではなく、茨城県から福島県沿岸部にかけて発生していた、深さ30~60km程度の地震の方です。下図の黄色で表した震源域です。(「茨城県北部」は緑色)
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この震源域では、「茨城県北部」ほど集中的に地震が発生しているわけではないのですが、茨城から福島にかけての広い範囲で散発的に発生しており、このように時々大きめの発震をしてきています。タイプとしては、宮城県沖の地震(上図のピンク色で表示)と発生メカニズムや発生パターンは似通っているものの、過去には多発するタイミングが明らかに違っていましたので、両者は別々の震源域と考えています。

今回特徴的なのが、深さ50kmで発生した震度4に続いて、ほぼ同じ震央ながら深さが20kmとかなり浅い場所で震度1~2の余震が起きていることです。ほぼ同一震源で発生する典型的な余震とは少し違い、誘発地震に近い性格かとも思いますが、少なくとも茨城県沖には、深さ20km程度にも地震を発生させる断層が存在するという証明でもあります(福島県沖でも時々深さ20km程度で発生します)。深い部分の震源とあわせて、活動状況に注意して行こうと思います。

東日本大震災の後、各地の地震は次第に減ってくる傾向ではありました。しかしここ3週間くらいの間に、特に東日本の太平洋側では明らかな増加傾向が見られています。

毎度同じ言葉になりますが、当分は警戒レベルを上げていただきたいと思います。ご自分の地震対策に不安がありましたら、この機会にぜひ強化してください。


最後に余談ではありますが、これだけ多発している状況だからこそ、エセ科学やオカルトの連中が言っていることがいかに無意味か、検証する良い機会でもあるかと思いますよ(笑)もっとも、当ブログをご愛読いただいている方に、あんなものを真に受ける方はいらっしゃらないと思いますが。まあ、そんなのも無駄なエネルギーですね(笑)

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2012年10月23日 (火)

強風・竜巻・豪雨などに警戒を【過去記事リンク集】

本日10月23日から明日にかけて、全国の広い範囲で大荒れの天候となり、強風、竜巻、豪雨、雹などの危険が大きくなっています。当ブログでは、過去にそれらに対処する方法の記事をまとめておりますので、ぜひご覧ください。当ブログは、地震災害だけでなく、あらゆる災害から「生き残る」方法を考えるブログです。

【竜巻編記事】
■竜巻から生き残れ【1】はこちらから
■竜巻から生き残れ【2】はこちらから
■竜巻から生き残れ【3】はこちらから
■竜巻から生き残れ【4】はこちらから
■竜巻から生き残れ【5】はこちらから

【豪雨編記事】
■豪雨から生き残れ【1】はこちらから
■豪雨から生き残れ【2】はこちらから
■豪雨から生き残れ【3】はこちらから

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2012年10月22日 (月)

【なお各地で多発中】臨時地震警戒情報【10/22】

茨城県北部の震源域が、相変わらず活発に動いています。一昨日20日から昨日にかけて、震度3が2回、震度1が3回とこまめに揺れています。

この発生頻度は東日本大震災から3ヶ月ほど経った、昨年6月頃並みの発生頻度です。しかし、あの頃はすぐ北側で一体となっている震源域、福島県浜通り南部ではさらに多くの地震が発生していました。現在の福島県浜通りでは発生回数が若干増える程度で、それほどの動きはありません。茨城県北部のみが顕著に動いているのが特徴です。

この震源域では、震災後現在までに最大震度5強が数回、5弱が10回近く発生していたと思います。今のところそれを超える規模は発生していませんが、大きめの規模で発生すると、震源深さが10kmより浅いために局地的に激しい揺れとなることも考えられますので、震央周辺では当分の間は警戒を強める必要があります。現在、最も活発な震源域と言って良いでしょう。


宮城県沖の地震は、若干の増加傾向を見せながら、一日に1~2回程度という頻度で発生が続いています。これは震災本震の震源域とは位置も深さも異なりますので、直接的な余震ではありません。震災による地殻変動の影響で発生しているものと思われます。

この震源域でも、昨年中には最大震度5強を記録したこともあり、5弱も何度か発生しています。ただ、震源深さが40~60km程度と深めのため、比較的ゆるやかな揺れとなる傾向があります。普段は震度1~2程度ですが、時々大きめに発震することを繰り返して来ましたので、いずれまた発生することがあるでしょう。やはり要警戒です。


新潟県中越地方(新潟・長野県境付近)の群発状態は、ほぼ終息したようです。20、21日の間に、震度2が一回のみでした。その一方で、中越地方でもさらに海側の新潟県中央部、かつての新潟中越地震震源域でも、小規模の地震が何度か起きています。何か影響が出ているのかもしれません。推移を見守る必要があります。


千葉県北東部、北西部の、茨城県南部にも繋がる震源域では、震度1~2程度が散発的に続いています。この震源域は、震災後しばらく続いた多発傾向が収まってからは、今年の9月くらいまでは震度3~4程度が時々発生しその後はしばらく動きが無いことが多かったのですが、現在は数日おきに小規模で発生しているような状況です。発生パターンが少し変わって来ているようです。


その他、秋田県内陸南部、西日本では広島県内陸や安芸灘周辺での発生が少し目立ちます。その他にも、震災後に地震が多発するようになった震源域があちこち揺れています。震災による地殻変動が何か新しい段階に入ったのかという気もしますが、地震の発生状況だけからは、それ以上のことはわかりません。


とにかく東日本を中心にあちこちで細かく揺れている状況で、当分の間は「何が起こるかわからない」という気持ちでいるべきかと思います。毎回書いていますが、発生メカニズム云々ではなく、小さな地震が増えると、大きな地震の発生確率は確実に上がるということだけは確かです。

それが起きたときどの程度の規模になるかは、誰にもわからないのです。引き続き、警戒してください。これは決して、言葉や建前だけではなく。

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【南三陸町編】宮城・震災から1年8ヶ月【2】

2012年10月12日。管理人はまず、宮城県の南三陸町に入りました。国道が山間の低地に出ると、町の中心部のかなり手前から、津波で押し流された建物の痕跡が現れます。

中心部に比べれば被災規模が小さいので、メディアに乗ることもほとんど無い地域。しかしそこにも、当然ながら人間の営みがありました。でも今は、何もありません。まず、南三陸町郊外の様子をYoutube動画でご覧ください。約2分20秒です。
■南三陸町郊外の動画へはこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=1AsRdbJ4dFE&feature=plcp

町の中心部に入ります。南三陸町はふたつの町が合併してできた町で、リアス海岸の町としてはかなり町域が広い方です。実際にそこに入ってみて、失われた地域の広大さに改めて圧倒されました。それでも、全被災地の何百分の一かに過ぎないのです。

震災から1年8ヶ月、町の再生に向けた工事があちこちで行われ、ぱっと見には大規模な新興住宅街の造成工事現場のようにも見えます。しかし、ほとんど撤去が終了したとはいえ、未だ被災建物の骸が点在し、瓦礫の山は高く、潰れた車は山積みになったままで、ここが惨劇の現場であったことを鮮烈に物語っています。南三陸町中心部の現在の様子を、Youtube動画でご覧ください。2分51秒です。
■南三陸町中心部の動画へはこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=DAC4x6jFKtk&feature=plcp

管理人は町の中心部を抜け、国道沿いで市街地が途切れる、一番山側に近い場所付近に行きました。南三陸町では、町の中心部での水深が約15mに達したことが、多くの記録で確認されています。そこで、一番水深が浅くなったと思われる市街地最奥部ではどれほどになったのか、その痕跡を探しに行ったのです。

その周辺でも、低地にいたら全く為す術が無かったことは、すぐにわかりました。残された建物の土台の状態から、濁流と瓦礫の巨大な力で根こそぎ引きちぎられたことが見て取れます。では、そこでの水深はどれくらいで、そこにいた人々に逃げ場はあったのでしょうか。海岸から約1km、町の最奥部のYoutube動画をご覧ください。38秒です。
■南三陸町市街地最奥部の動画はこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=fKwp2hkSrhY&feature=youtu.be

山の木が切り倒されている辺りまで水が達したと思われ、その高さは8mくらいはあります。実際には、さらに上まで達していたでしょう。言うまでも無く、この場所も津波が来る前は建物が建て込んでいて見通しが効かず、海など全く見えないどころか、津波が迫って来る様子もほとんどわからなかったはずです。情報は、あまりにも有名になってしまった、あの防災対策庁舎からの防災無線放送だけです。

仮に、津波到達の1分前に管理人が立っていた場所から避難をはじめたとして、逃げきることはできたのでしょうか。あの場所からは、目の前の山に登るしかありません。しかし当時はもっと木が多く、藪が深かったはずです。津波は、海岸部で時速約50km、上陸後に建物にぶつかりながらでも、時速30km以上で迫って来ます。海に注ぐ川があれば、陸地の奥まで速度を落とさずに一気に遡上して来ます。

現場で管理人が出した結論は、1分前では「全く不可能」でした。これが3分前だったとしても、体力のある人ならばギリギリ間に合うかどうかというものです。

それも「逃げる方向を間違えなければ」という条件つきです。一番近い山までまっすぐ向かった場合のみ、なんとかなるかどうか。もし「海から離れる」という固定観念や、広い道路を行くことにとらわれて町の奥の方に向かっていたり、山に上れる道を探したりしていたらすぐに津波に追いつかれ、全く為すすべが無かったはずです。


山に着いても、急斜面に深い藪があります。それをかき分け、よじ登って10m以上の安全高度まで達するためには、体力のある人がひとりでよじ登っても1分近くはかかります。お年寄りや幼児では、ほとんど前進できないでしょう。そうしている間に濁流と瓦礫が足下に達し、その水深が急激に増して行くのです。この場所でも、おそらくそのようなことが実際にあったでしょう。そして、周囲のあらゆる場所でも。

忘れてはならないのは、この場所は南三陸町でも最も山に近い場所だということです。海岸部からここまで到達するためには、大人が普通に歩いて10分近くはかかります。普通の人が全力で走りきれる距離ではありません。ましてやお年寄りや幼児がいたら。

つまり、海岸部からこの山に登って避難するためには、最低でも津波が海岸に到達する15分前、お年寄り、幼児、病人など要援護者がいる場合は30分以上の余裕がないと、確実な避難は不可能だったでしょう。


結論はやはり、ある意味で有り体な内容にならざるを得ませんでした。海岸近くで強い地震を感じたら、津波警報の発表や防災無線の情報を待たず、ましてや「様子を見る」ことなど絶対にせず、すぐに避難行動を始めなければならない、ということです。

そして、普段から周辺の地形を良く考えて避難ルートを複数決めておき、最短時間で迷わずに避難しなければなりません。大地震直後は、いつもの道が通れるとは限らないのです。

これは、津波が高くなりやすいリアス式海岸である、南三陸町のある条件の場所における検証ではあります。でも各地の海岸部には似たような場所や、さらに厳しい条件の場所も少なくありません。もちろん、大都市圏でも全く例外ではありません。

今震災では、津波の到達までに最短15分の時間がありましたが、震源が陸地に近ければ、さらに短時間で津波が到達します。高台に逃げるにしろ、頑丈なビルに逃げるにしろ、残された時間は長くは無いのです。

次に、南三陸町防災庁舎へ向かいます。


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2012年10月21日 (日)

遅れております

妙な記事をアップしたままになっていてすいません(笑)あれでメッセージが伝われば良いのですけどね。

さておき、これからは、レギュラーの【対災害アクションマニュアル】と並行して、宮城県の被災地レポートをお送りするつもりなのですが、動画の編集作業に時間がかかっております。

いえ、大したことはやっていないのですけれど、なにせこの分野には今まで全く経験が無かったもので、悪戦苦闘しております。

今回の被災地行ではかなりの量の写真と動画を撮って来ておりまして、それをどう使うかというだけで頭がこんがらがりそうなのですが、一部には過ぎませんが被災地の現状と、そこで何が起きたのか、何ができたのか、何ができなかったのかというイメージを、皆様にできるだけリアルにお伝えしたいと思って、作業に勤しんでおります。

しばらくの間、動画を使う記事に関しては更新ペースがちょっと遅くなりますので、悪しからずご了承ください。やっているうちにだいぶ慣れて来てはいますので、できるだけペースアップして参ります。

そんなわけで、少しお時間をいただければと。


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2012年10月19日 (金)

筋を通しましょうよ【ある特定の方々へのメッセージ】

管理人から、ある特定の方々へ向けたメッセージです。


プロとして商業利用のために参考にするのであれば、筋を通してください。

それ以前に、プロならば素人のブログを参考にしたりしないでください。

むしろこの程度のことも知らずに、プロを名乗らないでください。カネも取らないでください。

まあ、あなた方のようなレベルの「プロ」がいるから、このブログが存在するのですが。


そのまま引用しなければネタ元はわからないし、追及もできないとお考えですか?

確かに、いくらでも申し開きはできますけどね。プロが素人のブログを参考にしているなどとは、みっともなくて言えないでしょうし。でも、あなた方はそのみっともないことをやっているのでは?

あまり目に余るようなら、然るべき行動を起こしますよ。素人なりに。


筋を通して依頼していただき、相談の上で考え方の方向性が一致するならば、公式に協力させていただきます。それ以外には、無断での商業利用またはそれに類する行為は一切お断りします。言うまでもなく、当ブログの著作権は管理人に帰属します。

お考えを改めていただくか、筋を通していただくか、どちらかにしてください。防災に関する正しい考え方と情報が、正しい形で広まるのなら、管理人は協力を惜しみません。

以上です。

2012年10月18日 (木)

【新潟中越地方警戒】臨時地震警戒情報【10/18】

新潟県中越地方で、地震が続発しています。

昨10月17日午後10時48分を最初に、18日午前11時12分までの間に、震度1~4の地震が14回発生しています。これは様々な規模の地震が混ざっており、18日午前0時01分に発生した震度4の余震というより、群発地震に近い状況に思われます。現時点では最後の地震から7時間以上静穏ですが、これで終息するかどうかはわかりません。

なお、一連の地震は「新潟県中越地方」とされていますが、新潟・長野県境にごく近い位置であり、県境のすぐ長野側は、東日本大震災直後の3月12日未明に震度6強に襲われた栄村です。震央が栄村地震より僅かに北東側にずれているだけで、この地震はほぼ同一の震源で発生していると考えて良いでしょう。

震源深さは「ごく浅い」から10kmで、揺れの範囲が狭い範囲に極限される一方、マグニチュード値の割りには地上の揺れが大きくなっています。栄村地震以降、この震源域でこのように集中的に地震が発生したことは無く、震災後初めての状況です。

現在、東日本の太平洋側を中心に地震が頻発している状況ですが、その原因となる動きが、日本海側にも影響を及ぼしているものと思われます。このため、日本海側も当分の間、強い地震に警戒が必要です。

なお、日本海側で多発している地震の震源深さはすべて10kmより浅いので、海底で大規模に発生した場合は津波の発生が懸念され、内陸で発生した場合には、揺れの周期が1~2秒の「キラーパルス」が発生しやすい内陸直下型地震となります。

一部に「日本海側には津波は来ない」という思い込みもあるようですが、実際に発生したこともあります。強い「キラーパルス」は、建物に最も大きな破壊力をもたらしますので、十分な対策と警戒が必要です。しばらくの間は、この震源域に限らず、日本海側全体で警戒レベルを上げてください。

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2012年10月17日 (水)

【引き続き要警戒】宏観現象による地震警戒情報他【10/17】

10月17日午前9時44分頃、茨城県北部、深さ10kmを震源とするマグニチュード4.4の地震が発生し、茨城県高萩市で最大震度4を記録しました。

この地震の震源域は、東日本大震災直後から比較的小さな地震が集中的に発生している福島県浜通りから茨城県北部にまたがる場所(下に図示)ですが、10月初旬から地震発生の回数が増える傾向にありました。その流れの中で今回の震度4が発生しましたが、多発の状況はこれで収束するとは思えませんので、引き続き警戒が必要です。


次に、いつも情報をいただいている千葉県北部の井戸に、比較的大きな変化が出ている情報です。昨日10月16日くらいから水に強い匂いが出て、同時に若干の砂が混入してきているとのことです。この井戸に変化が出ると、約7日間程度の間に、茨城県南部から千葉県北東部周辺の震源域(下に図示)で大きめの地震が発生する相関が見られます。

ただし、10月初旬以降は震度1~2クラスが数日と開けずに連続している状況であり、特に期限を区切るような予想は行いません。この多発状況からすれば、いつ大きめの地震が起きてもおかしくないのです。この震源域では震度6強以上となるような巨大地震はあまり考えられませんが、首都圏に最も近い場所ですので、特に警戒が必要です。


最後に、現在関東から東北にかけて地震が多発してる震源域を図にまとめてみましたのでご覧ください。
121016
北の方から、まずピンク色で示した宮城県沿岸部では、深さ40~60km程度で発生する地震が昨年10月頃から多発し始めており、ここ1ヶ月ほどの間に、多少回数が増える傾向になっています。

黄色で示した福島県から茨城県にかけての沿岸部では、深さ30~60km程度の地震が、10月初旬頃から明らかに増加しています。図では「40~60km」となっていますが、30km程度も多発していますので、訂正させていただきます。

緑色で示した福島県浜通りから茨城県北部にかけての主に内陸部、深さ10km以下では、東日本大震災直後から小さな地震が集中的に発生しており、時々震度5弱~5強の地震も発生しています。ここも、やはり10月初旬頃から発生回数の増加が見られます。17日朝の震度4(上記)は、この震源域で発生しました。

青色で示した千葉県北東沖深さ10~20km程度では、東日本大震災直後から小規模の地震が集中的に発生しています。現在までに津波が発生するような規模はありませんが、マグニチュード6台後半の規模になれば、震源が比較的浅いために、津波の発生が予想されます。ただ、周辺の震源域に比べると、ここは現在のとこ比較的落ち着いているようです。

最後に、オレンジ色で示した茨城県南部から千葉県北東部にかけての震源域です。深さは40~60kmが中心です。ここも10月初旬頃から特に活発な活動が見られます。上記の、千葉県北部の井戸に変化が現れると、この震源域のどこかで大きめの地震が発生するという相関が見られています。ここは、いわゆる首都圏直下型地震の想定震源域のひとつであり、特に警戒を要する場所です。


このように、東北から関東にかけての沿岸部を中心に、10月初旬頃から明らかに地震発生回数が増加している状況です。他にも、秋田県内陸北部・南部や、西日本各地でも小規模の地震が増加している場所がありますが、今回は東北から関東の太平洋岸のみ取り上げました。

この動きが必ずしも大規模地震に結びつくとは言えませんが、小さな地震が増加すると大きな地震の発生確率も上がるという統計的事実もありますので、しばらくの間は状況をよく見極めながら、いつ大規模地震になってもあわてないような備えと心構えをしておかなければなりません。

もちろん、これ以外の地域が特に安全という訳でもありません。東日本大震災による大地殻変動の影響は、日本列島すべてに及んでいるのです。大震災は過去ではありません。歴史的規模の超巨大災害から、まだ2年も経っていません。大変動は、始まったばかりなのです。

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【はじめに】宮城・震災から1年8ヶ月【1】

東日本大震災から、約1年8ヶ月の月日が流れました。管理人はこのたび3日間に渡って、宮城県の震災被災地を訪ねてきました。昨年11月初旬、震災後初めて宮城県に入って以来、約11ヶ月ぶりの訪問です。

今回行った場所は南三陸町、雄勝町、女川町、松島市内、東松島市内各地、石巻市内各地、仙台市内各地。南三陸町と雄勝町は今回初めてで、その他の場所は前回とほぼ同じです。

これから何回かに渡り、被災地の現在を前回訪問時からの変化も交えて、写真と動画でレポートしたいと思います。さらに、今震災の象徴的場所となってしまった南三陸町の防災庁舎と石巻市の大川小学校からは、管理人なりの検証記事をお送りします。

なお、仙台市内及び周辺部の訪問には、前回と同じく仙台在住のMさんに同行していただき、被災地の現状について多くの情報と示唆をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。また、今回は時間的な都合で福島県の震災・原発事故被災地には行けませんでしたが、現地で活動を続けるボランティア仲間にも、ここからエールをお送らせていただきたいと思います。


さて、管理人は10月11日の深夜に車で埼玉を発ち、途中仮眠をとりつつ、12日の朝にまず南三陸町に入りました。既に多くの被災建物は撤去されており、町の再生に向けた建設作業が随所で行われ、ダンプカーが走り回っています。

南三陸町は、リアス式海岸の奥の町としては市街地の面積がかなり広い方なのですが、その町がほとんど全部「無くなってしまった」という光景は、今見てもただ言葉を失うしかありません。

そして、これでも全被災地から見れば何百、何千分の一でしかないという現実にも、改めて背筋が寒くなります。メディアに乗る部分だけが被災地では無いのです。管理人は、まず南三陸町の一番奥、津波が最後に到達したと思われる場所付近へ向かいました。


なお、管理人がこの被災地レポートをお送りする目的は、最近あまりメディアにも乗らない被災地の現状をお伝えするためもありますが、それより「その時自分が、そしてあなたがそこにいたらどうしたのか?何ができて、何ができなかったのか?」という根源的な疑問の答えに近づくためというのがが主です。

それを現場に立って検証することが、同様の災害だけでなく、あらゆる災害に対して「生き残る」力をアップさせることに繋がると信じるからです。災害の専門家の分析ももちろん有用ではありますが、それを自分の身体感覚にまで落とし込んで「感じる」ためのフィールドワークを行うことで、初めて「本番」で有効に機能する対策にまで昇華することができるのです。

次回へ続きます。

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2012年10月12日 (金)

大川小学校へ行きました

東北移動中の管理人です。今日は南三陸町、雄勝町、女川町、石巻市へ行きました。

石巻では、あの大川小学校へ初めて行き、祭壇に献花をして、子供たちの冥福を祈らせてもらいました。

当ブログでも大川小学校のことは何度も取り上げていますが、実際に現場に立つと、恐るべき現実が迫って来ました。

あの時何ができて、何ができなかったのか、何が判断に影響したのか、そして、どうすれば良かったのか。

現場に立って、初めてわかることがあります。この旅は、管理人にとってのフィールドワークに他なりません。

自分の身体の尺度で測ってみること。自分の命がかかっている災害対策には、これが不可欠なのです。

後日、レポートします。

やはり起きましたか

管理人はただいま宮城県女川町におります。

千葉県北東部震度4発生のアラートメールを受け、急遽アップしております。

今回の震源は霞ヶ浦の南側で、現在最も警戒すべき震源域のひとつでした。超巨大地震になる可能性は小さくとも、今回震度4で済んだのは、単に幸運と言えます。

引き続き、周辺の震源域も警戒が必要です。

2012年10月11日 (木)

まずは計画から【対災害アクションマニュアル 10】

■第1章 危険を知れ(その9) 【まずは計画から】

今回は、実際の防災フィールドワークの進め方を考えます。

フィールドワークと言っても、いきなり外に出るわけではありません。まず最初にやらなければならないことは、「計画」です。お住まいの場所や、お勤め先、学校など、良く行く場所周辺の地図を用意してください。ハザードマップがあれば理想的です。お住まいの自治体から入手してください。現在は多くの地域でネット上での閲覧ができますが、災害時はネットが使えない可能性が大きいので、プリントアウトしておくことをお勧めします

まず最初に、周辺の一時(いっとき)避難場所、広域避難場所、学校などの避難所、帰宅困難者支援施設、病院、警察署、消防署など、災害時に行く可能性のある場所と、おおまかな経路、距離を把握してください。そして、改めて街全体や周辺の地形を見てください。

ところで、自宅周辺はともかく、勤め先など出先のハザードマップは意外とご覧になっていないのではないでしょうか。この機会に、是非ご覧になってみてください。

次に、ハザードマップがある場合は、記載された危険要素である津波到達及び洪水危険地域、液状化危険地域、火災危険区域、土砂災害危険地域など、記載された危険要素と、その他地図上で把握できる危険要素をチェックします。その主なポイントは下記。カッコ内は予想される主な危険要素です。

□住宅密集地、木密地域(倒壊・火災・袋小路)
□繁華街、商業地域(落下物・倒壊・火災)
□工場(火災・爆発・有毒ガス)
□川沿い・海沿いの地域(液状化・津波・土石流)
□低地・ゼロメートル地帯(液状化・津波・洪水)
□がけ、急斜面(土砂崩れ、地滑り)
□橋(落橋・津波による冠水)

このように、避難の際に障害となりそうな場所をチェックして行きます。もちろん地図上ではすべて把握できないでしょうから、気になる場所は地図に印をつけておくか、メモしておきます。

最後に、上記ふたつの要素を考え合わせて、避難場所への経路を複数考え、優先順位をつけます。とりあえず3~5ルートを選べば良いでしょう。ポイントは、最短ルート、比較的安全そうなルート、距離を無視して最も安全と思われるルートを取り混ぜることです。条件によっては、最短ルートが最優先とならないことも、もちろんあります。

これで、事前の「計画」は完了です。この段階から、ご家族みんなでワイワイと楽しみながらやってみてください。みんなで意見を出し合うことで情報が共有できます。お子さんが一緒ならば、自ら危険を見いだし、それを避ける力をつけるために効果的なだけでなく、子供の視点は大人が気づかなかった危険を教えてくれることもあります。

例えば、大人にとっては低い壁でも、子供にとっては頭上から倒れかかる危険を感じていたり、さらには「あの家は大きな犬が吠えるから怖い」とか。それも、街の危険要素に他なりません。なにも自然災害対策だけにこだわる必要はないのです。大人も、いわゆる「災害弱者」の視点で危険をチェックすることが大切です。

さて、そんな感じで大まかなチェックができたでしょうか。この段階で、そんなに根を詰めて細かくチェックする必要はありません。地図上の情報など、本当に限られたものでしかないですから。次回は実際に外に出てみましょう。


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管理人ひとりごと10/11

このところ関東から東北にかけて、ちょこちょこと揺れています。大局的な見方をすれば、東日本大震災による地殻変動の影響ということは間違い無いのですが、この時期になぜ多発し始めたのかは、定かではありません。

ただ、起きている地震を良く見ると、太平洋岸及び沿岸の海底で起きる、震源深さ40~60km程度の「スラブ内地震」が中心であることから、東日本の下に西向きに潜り込んでいる、太平洋プレートの動きによって誘発されている可能性が高いことがわかります。

一般的には、太平洋プレートの動きがさらに速くなったことで、押し込まれた地下の岩盤にかかる圧縮力が大きくなり、岩盤の破壊、つまり地震が多発しているのではないかと考えることはできます。

関東で地震が多発している地域、茨城県南部から千葉県北東部にかけては、太平洋プレートのさらに下側に南西側から潜り込んで来ているフィリピン海プレートの先端部に当たりますので、両プレート間にかかる圧縮力によって、多数の地震が誘発されているのではないかとも考えられます。

これは一応、起きている状況と整合性のある考え方ではありますが、地震学の専門家では無い管理人には、それ以上の確証を得ることはできません。なにしろ、当分の間は警戒レベルを上げておくことが必要な状況ではあります。小さな地震が多発する状況は、すなわち大きな地震の発生確率が上がっていることを示すものだからです。


さておき、管理人はこの週末、予定通り宮城県と、時間が許せば福島県の震災・原発事故被災地を訪問します。宮城県は二回目ですが、福島県はもう何回目だか良くわかりません(笑)今回は直接のボランティア活動は行いませんが、各地で地元ボランティアと会って、状況をいろいろ聞いて来ようと思っています。メディアに乗らない各地の様子も見て来ますので、当ブログでもレポートします。

出発前に、当ブログの本来の姿である(笑)、災害対策記事もアップします。最近当ブログをご覧になられた方には、地震情報ブログではないかと思われてしまいそうな流れになっていますが、本来は地震を中心とした自然災害に対して「生き残る」力をアップするための方法を考えるブログですから。

ところで、参加している「人気ブログランキング」の方に新しい「防災」ブログが参入し、かなり人気を集めているようです。エセ科学やオカルトの類ならば、特に絡むつもりも無いのですが、当ブログともコンセプト的にはカブるものなのでちょっと論評させていただければ、あのような内容こそ、管理人が過去記事に書いた「○○できるような気になる」スタイルですね。そしてそんなスタイルの方が一般ウケするのは重々承知です。
■その記事はこちらから

ある状況の中で「どうすれば良い」かは、ちょっと知識があればわかります。でも、それを限られた状況の中で確実に実現するためには、「本当に必要な行動」を積み重ねなければなりません。情報とは、そのレベルまで落とし込んだものでなければ、実際の場面では役に立たないのです。そのことに「本番」で気づいても、遅いのですけどね。

当ブログは野暮ったいし口当たりは悪いしわかりずらいし理屈っぽいしという自覚はありますが(笑)、本当に必要な情報を求める方々のために、このスタイルを続けてまいります。イメージだけの、意味の無いビジュアルなど一切使いませんし。


しかし最近知ったのですが、ブログの広告アフィリエイトって、結構な収入になるんですね。それなりのアクセスがあれば、小遣い銭どころじゃなくて。まあ、管理人は以前宣言した通りやりませんけど。なんだかわからない防災グッズの広告出しておいて、「あんなものは役に立たん」と喝破できるほどツラの皮は厚くないので(笑)

では、今週末も少し更新が滞ると思いますが、ちょっと東北へ出かけて参ります。


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2012年10月 9日 (火)

【茨城・千葉多発中】臨時地震警戒情報【10/9】

最近、地震警戒情報ばかりアップしていますが、当ブログでは本来、そのような内容の記事はオマケなのです。しかし、ここ数日の変化が非常に大きいため、できるだけ情報をお伝えする必要があると考え、しばらくはこの体制で参ります。


現在、関東地方の複数箇所で、地震が平常時よりかなり多発しています。まず、現在多発している地震のタイプをまとめます。

■「茨城県沖」の地震。茨城県中部から北部の沿岸部海底を中心に発生していて、震源深さは30km~60km程度。福島県沖まで北上した場所で発生することもある。

■「茨城県北部」または「茨城県沖」の地震。茨城県北部内陸または沿岸部海底を中心に発生していて、震源深さは10km程度。福島県浜通り南部の震源域と繋がっており、東日本大震災後、日常的に地震が多発している場所での発生。

■「茨城県南部」の地震。茨城県南部の広い範囲(東は霞ヶ浦付近から西は栃木県境付近まで)で散発的に発生していて、震源深さ40~60km程度。10月に入ったくらいから、西側の栃木県境側で発生する回数が増える傾向。

■「千葉県北西部」の地震。千葉県北部の、埼玉県境近くを中心として発生していて、震源深さ50km~80km程度。上記「茨城県南部」の震源域と同一か、もしくは連鎖するような強い関連があると思われる。

現在の関東地方では、上記4つの地震が多発している状況です。このうち下のふたつ、「茨城県南部」と「千葉県北西部」の地震が、昨日10月8日の夜から9日の朝にかけて、震度3~1で3回連続しています。

この二つの震源域は過去の経験から、当ブログで継続的にお伝えしている千葉県北部某所の井戸水に現れる変化と関連があると考えられます。後付けになってしまいますが、実は現在も井戸にも変化が出ています。

ここ数日、水に匂いが出ていたそうですが、昨9日の午前1時頃、水の匂いが急に強くなり、若干の砂の混入が認められたとのことです。普段ですと今日から7日間程度というような予想をするところですが、現在は小規模の地震が多発している最中ですので、特に具体的な予想は行いません。

上記の4つの震源域である、茨城県から千葉県北部にかけての各震源域で、かなり活発な地震活動が続いていますので、当分の間は、高い警戒レベルを維持していただきたいと思います。この一連の動きが今後どうなるかはわかりませんが、急激に地震の回数が増えていることは間違いありません。

統計的に、小さな地震が増加すると大きな地震の発生確率も上がりますし、急に地震が多発するようになった裏には、平常時とは異なる地殻変動が起きている可能性も考えられます。いずれにしろ、落ち着いて見ていられる状況でない事は確かです。

今後も、引き続き状況をお伝えして参ります。


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2012年10月 6日 (土)

【千葉北西部も警戒】臨時地震警戒情報【10/6】

モバイルからの更新ですので、簡単に。

先日警戒情報を出しだ茨城県南部のすぐ南側に当たる千葉県北西部で、小規模の地震が連続的に発生しています。現時点では、最大震度は3です。

茨城県南部に非常に近い場所なので、両者に関連があるかもしれません。

千葉県北西部は、普段それほど活発な震源域ではありませんから、気になる動きです。

茨城県南部と合わせ、警戒を継続して下さい。

人気記事のリンク集です

連休最初のミッションが終了したので、ちょっと更新。本格更新ができない間のアクセス対策として(笑)

当ブログでは、過去にいくつかのシリーズ記事をお送りしてきましたが、その中で最も多くのご支持をいただいているのが、『普段持ち歩く防災グッズ』シリーズです。13本の記事で構成されるこのシリーズは今年の2月、当ブログのスタート直後にアップしたものですが、今でも毎日多くの方に閲覧していただいています。

管理人は長年に渡って、本当に有効な災害対策とは何かを考え続けてきました。その成果を「普段持ち歩く」グッズとして結実させたのが。このシリーズです。できるだけ軽量コンパクトで多くの状況に対応できるものを、手軽に入手できる、比較的安価なもので構成しました。

まだご覧いただけけていない方は、ぜひご一読ください。

■普段持ち歩く防災グッズ【1】はこちらから
■普段持ち歩く防災グッズ【2】はこちらから
■普段持ち歩く防災グッズ【3】はこちらから
■普段持ち歩く防災グッズ【4】はこちらから
■普段持ち歩く防災グッズ【5】はこちらから
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■普段持ち歩く防災グッズ【13・最終回】はこちらから


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2012年10月 5日 (金)

【茨城県南部警戒】臨時地震警戒情報【10/5】

休むと言っておきながらいきなりで恐縮ですが。

ちょっと気になる地震が発生しています。茨城県南部の栃木県寄りの震源で、10月3日から5日朝にかけて、マグニチュード3クラス、最大震度1の地震が3回連続しています。

ここは管理人が注視している震源域のひとつですが、短期間のうちに連続発生することはあまり無い場所です。震災からしばらくの間は頻繁に発生していましたが、少なくともここ半年の間では、大きめの地震に続く余震を除いては、2日半で3回も続くのはおそらく初めてです。

これがどのような動きに繋がるかはわかりませんが、警戒すべき状況だと考えて記事をアップします。今後の動きに注意しつつ、警戒をしてください。

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【しばしお休み】管理人からのおしらせ

いつも当ブログをご愛読いただき、ありがとうございます。

大変申し訳ないのですが、この連休にかけてあちこち移動しなければなりませんので、ちょっと更新が滞ります。再開は10月9日(火)を予定しています。群馬、名古屋、飯田と、本当にあちこち行って来ます。

何か必要なことがありましたら、出先からでもつぶやいてみたりするかもしれませんが、おなじみの長文(笑)はアップできないかと思います。

お休みの間に、せっかく上がったランキングポイントがまたベタベタに落ちるかと思うと少し悔しいのですが(笑)、動いていないとすぐに弱る、マグロみたいな当ブログの宿命ではあります。再開後、またがんばります。


次に別件ですが、管理人は、その次の週末、10月12日から14日にかけて、宮城県の震災被災地を訪問します。昨年の11月以来の訪問となります。予定では、南三陸町、女川町、石巻市、東松島市、仙台市に伺います。もしかしたら南三陸町はキツイかもしれませんが。もう少し時間があれば岩手まで入りたいのですが、今回もちょっと無理のようです。

被災地の現状も見てきますので、またブログでレポートさせていただきます。過去の宮城、福島関連のレポートは、カテゴリ「被災地関連情報」をクリックしていただくと、まとめてご覧いただけますので、よろしければどうぞ。


では、4日間ほど更新をお休みさせていただきますので、再開後にまたよろしくお願いします。


2012年10月 3日 (水)

【警戒継続を】臨時地震警戒情報【10/3続・続報】

本日10月3日、午後6時40分、宮城県沖(牡鹿半島南東沖)、震源深さ50kmでマグニチュード5.1の地震が発生し、石巻市で最大震度4を記録しました。東日本全域で10月1日から多発し始めた地震のうち、最大規模のものです。

宮城県沖の震源域に限って見れば、10月1日に震度1~2の地震が3回連続した後、周辺部で多発していた2日には全く発生しておらず、この地震の1時間20分ほど前に震度1が発生した後、震度4が発生しました。つまり、小さな地震が連続したあと少し静かになり、大きめの地震が来るというパターンだったわけです。

この地震のマグニチュードは5.1と大きめであり、もう少し陸地に近いか沿岸部内陸で発生していた場合は、陸地の揺れが震度5弱~5強になった可能性もあります。そして、このタイプの「スラブ内地震」は、メカニズム的にいずれの場所で起きてもおかしくないのです。l今回の地震が比較的沖合いの海底で発生したことは、単なる偶然です。

そして、宮城県沖に限らず、ここ一連の地震多発状況はまだ決して収束したわけではないということが、はからずも示されました。この地震に続いて、午後8時05分には岩手県沿岸部、震源深さ60kmでマグニチュード4.0の地震が発生し、大船渡市などで最大震度2を記録していますが、これも同じタイプの「スラブ内地震」であり、10月1日以降、岩手県沿岸部で発生した初めての地震です。

前記事で述べた通り、現在多発している「スラブ内地震」、「浅い震源の内陸直下型地震」及び「アウターライズ地震」は、太平洋プレートの移動速度が上がったことと、それに対応する陸地側の北アメリカプレートの動きによって誘発されるものです。つまり、この一連の地震多発状況は、太平洋プレートの動きが何らかの理由で、さらに速度が上がったことに起因するのではないかと考えられます。

このような大きな動きは短時間で急激に発生したり、急速に収まったりするものではありませんから、このような状況はまだしばらく続くと考えた方が良いでしょう。しかし、どうやら小規模の地震が多発する状況は収まりつつあるようですので、今後、しばらく静かな状況が続くかもしれませんが、決してそれで終わりと考えず、ある程度の期間は大きめの地震への警戒を継続する必要があるかと思います。地震のエネルギーが深く、静かに蓄積されているかもしれません。

この状況は、北海道の太平洋沿岸部から茨城県沖、南関東の全域、そして日本海側も含めた、東日本全域の内陸部に影響を及ぼすものと思われます。東日本大震災以降、大きめの地震が起きている場所は特に警戒が必要です。現在地震が多発している震源域は、震災以降に地震が多発するようになった場所がほとんどなのです。

そのような状況ですので、仮に地震の発生が落ち着いて来ても、しばらくの間は東日本全域で大きな地震への警戒を続けてください。もちろん、その他の地域が安心ということではないのは、言うまでもありません。

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【鎮静化か?】臨時地震警戒情報【10/3続報】

10月1日から2日にかけて、東日本全域で小規模の地震が多発しました。

1日は10回、2日には22回に増加しましたが、本日3日は午後3時30分現在で4回と、このまま沈静化する方向のようにも見えます。しかし特定地域で集中的に発生する群発地震とは異なり、今回は東日本全域での発生です。地震発生回数の減少が、そのまま大規模地震発生の可能性低下に繋がるとは限りませんので、いましばらくの間は推移を見守りつつ、警戒を継続すべきだと考えます。過去には、小さな地震が多発した後、一旦静かになってから大規模地震が発生したという実例もあります。

なお、10月2日の記事で、いつも変化の情報をいただいている千葉県北部の井戸に現れた変化について触れていますが、今回も関連があると思われる地震が発生しました。

本日10月3日、午前9時27分頃、茨城県南部、深さ50kmを震源とするマグニチュード3.0の地震で、筑西市で最大震度1を記録しています。井戸に変化が出始めた9月30日から4日目に、今回も予想内容と合致する内容の地震が発生しました。現在のところ小規模の地震ですが、もしこの震源域で大規模な変動が発生する場合にも、何らかの前兆現象が観測できる可能性が大きいと思われます。今後も、できるだけお知らせして行きたいと思っております。


ところで、今回の東日本における地震多発ですが、どのような理由によるものなのでしょうか。東日本の太平洋側が中心で、さらに秋田、山形、新潟、長野の内陸部でも発生していることから、まずは東日本が乗った北米プレートと、海側から西向きに移動してくる太平洋プレートの関係が考えられます。この2日半ほどの間、両者の関係にどのような変化があったのかはわかりませんが、東日本大震災後、太平洋プレートが北米プレートの下に潜り込む速度が、震災前の数倍にもなっているという実測結果もありますので、今後も似たような動きが発生することはあると思われます。

今回、太平洋岸で発生した地震は下図3のタイプの「スラブ内地震」が、内陸で発生したものは下図2の、浅い震源の内陸直下型が多く発生しました。そして、小規模ながら下図1の「アウターライズ地震」も2回発生しています。いずれも、陸側と海側のプレートの速い動きによって発生する地震です。
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一方、気になるのが台風との関係です。先日、東日本を台風17号が縦断しました。一部に、台風など強力な低気圧が通過した後に、気圧の変化が地盤に及ぼす影響によって地震が起きやすくなるという説もあり、科学的にも完全否定はされていません。

しかし世界全体での統計でも、少なくとも日本で言う震度5レベル以上の地震の発生と、台風やハリケーン、サイクロンなどの通過との間に、有意な相関関係は全く見られません。関係が疑われるようなタイミングで大規模地震が発生したことはありますが、あくまでごくレアケースにすぎませんから、それだけで関連ありと判断することはできません。

この分野は今後の研究が待たれますが、少なくともそこらのブログなどで盛んにばら撒かれているような、気象状況と地震の発生を直接的に結びつけて警告しているようなものは、エセ科学の類に過ぎません。なにしろ、長年の統計で関連が無いことが明らかになっているのです。もし仮に気象と地震の間に何らかの関連があるとしても、それは予知などに使えるようなレベルの相関ではありません。何千という強力な低気圧が通過した場所の1ヶ所で起こるかどうか、という程度のもののはずですから、そのような情報には、くれぐれも惑わされませんように。

今回の地震多発は、やはりプレート間の関係によるものと考えるべきでしょう。東日本大震災後の地殻変動は、地質学的時間軸で見た場合まだ始まったばかりであり、最初の激動が少しだけ収まりつつある状況に過ぎません。そして、その影響はこの先数十年以上に渡って続きます。

最近、あまり大きな地震が無いのでつい忘れがちですが、日本列島全ての場所で大規模地震が発生する確率が、震災前よりはるかに高くなっているということを、改めて思い起こしていただきたいと思います。震災後、あの揺れまくっていた頃を改めて思い出してください。あれから、まだそれほど経っていませんよね。

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【茨城沖・三陸沖警戒】臨時地震警戒情報【10/3続報】

10月1日から2日にかけて、東日本の太平洋岸で地震が多発していることに関する、警戒情報の続報です。なお、この情報は地震発生の「予知」や「予想」ではなく、地震が多発している情報に鑑み、大きな地震・津波に対する警戒を促す意味でアップしております。

小さな地震が多発する時には、大規模地震が発生する確率も上がるという経験則がありますし、大規模地震の前には小さな前震が続くという事象が見られることもありますので、その見地から大規模地震への警戒を促しております。決して、根拠の無いエセ科学や独断による思い込みなどによる情報ではありません。

多発している地震の中から、管理人が比較的危険度が高いと考えた事象をピックアップしておりますが、言うまでもなくこのまま静穏化することもありますし、全く別の場所で大きな地震が発生することもあります。この記事は、ひとつの参考情報としてご覧ください。

以下本文です。

茨城県沖で、引き続き小規模の地震が続いています。昨日10月2日午後3時32分頃、茨城県沖、震源深さ20km、マグニチュード3.8、最大震度1、続いて午後5時29分頃、茨城県沖、震源深さ40km、マグニチュード3.5、最大震度1が発生しています。

このうち、先の午後3時32分頃の地震は、茨城県沖となっていますが、ほとんど茨城・福島県境沖であり、震源深さも福島県沖で震災後に多発している地震と同じ深さ20kmであることから、一連の茨城県沖地震とはタイプが異なると思われます。

次の午後5時29分頃の地震が、前記事で警戒情報を出した茨城県沖地震と同タイプであり、震央位置は、前の地震よりわずかに陸地寄りになっています。引き続き、推移を見守りつつ警戒してください。


次に、三陸沖です。昨日10月2日午前10時51分頃と、午後8時38分頃の二回、三陸沖の震源深さ10kmで、マグニチュード4.3と4.6の地震が発生しています。地上での最大震度は、どちらも震度1でした。

これら地震の震源は三陸海岸から100km以上沖合いであり、震源深さ10kmであることから、いわゆるアウターライズ地震であると思われます。この付近のでのアウターライズ地震は、東日本大震災本震の12分後に発生したマグニチュード7.5以降、大規模なものは発生していません。

時々、小規模なアウターライズ地震は発生してはいましたが、今回は小規模とは言え短時間のうちに連続発生しています。これは震災後ほとんど見られなかった状況ですので、念のため警戒情報とします。

アウターライズ地震は、震源深さが10kmと浅いため海底の変形を伴いやすく、津波が発生しやすい地震です。マグニチュード6台後半以上が発生すると、津波が誘発される可能性が大きくなります。

しかし、震源から陸地までの距離が遠いために地上の揺れはあまり大きくならず、その割には大きな津波が来る「津波地震」となりやすいタイプですので、今後も地上の揺れの大きさにとらわれず、こまめに地震の規模情報や津波注意報・警報をチェックしてください。


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2012年10月 2日 (火)

臨時地震警戒情報【10/2】

10月1日から本日2日にかけて、東日本の太平洋岸全域で多数の地震が発生しています。

いつも情報をいただいている千葉県北部の井戸にも、9月30日ごろから水の匂い、浮遊物、沈殿物が出ています。今回は特に記事を上げていませんが、10月6日頃までの間に、茨城県南部または千葉県北東部及びその周辺、震源深さ40km以深を震源とした地震が発生する可能性もあります。

現在のところ、該当震源域での地震は発生していません。9月30日と10月1日に、千葉県東方沖で小規模の地震が発生していますが、震源深さが10kmであり、これは無関係と思われます。この震源域は、東日本大震災後、同様の地震が頻発していますが、井戸水の変化とは特に相関が見られません。

それとは別に、気になる地震が発生しています。

茨城県の東方沖100km辺りの震源域で、小規模の地震が連続的に発生しています。最初は9月25日午後11時22分ごろ、深さ10km、マグニチュード4.5、次は10月1日午後2時18分ごろ、深さ30km、マグニチュード4.7。

続いて、少し本州よりの震源域で、10月2日午前6時27分ごろ、深さ40km、マグニチュード4.4、そして直近は、つい先ほどの10月2日午前10時16分、深さ40km、マグニチュード4.3(※)です

今まで、それほど多くの地震が発生している震源域ではありませんが、ここへ来て連続的に発生しており、さらに震源がだんだん陸地に近づいて来ているようにも見えますので、当分の間、この震源域及び茨城県、千葉県北部内陸での地震を警戒する必要があります。

この茨城・千葉沖の海底震源域は、17世紀にマグニチュード8クラスが発生して沿岸に大きな津波被害を出したとされる地震の震源域に近く、その後大規模地震は発生していないことから、東日本大震災後に特に警戒すべき震源域のひとつとされています。この辺りのプレート境界面に大きな固着域(=アスペリティ)が存在する場合、350年以上もひずみエネルギーが解放されずに蓄積していることになり、大規模地震に繋がる可能性があります。

現在起きている地震の震源深さが10kmから30kmと比較的浅いため、マグニチュード6台後半以上の地震が発生した場合、津波の発生が懸念されます。マグニチュード7クラスになれば、3mを超える大津波が発生するでしょう。

一連の地震が大規模地震の前震である可能性をを想定し、当分の間は強い揺れと、特に沿岸部では津波に対する警戒レベルを上げることをお勧めしたいと思います。この震源域で最大級の地震が発生した場合、関東から東北南部の太平洋岸でも、被害が出るレベルの強い揺れが発生することが予想されますので、警戒レベルを上げられることをお勧めします。

なお、この警戒情報は管理人独自のものであり、他のブログなどで流されている情報との関連を一切否定します。他の情報と重なる部分があっても、それは単なる偶然です。

管理人がこれらの地震を警戒すべきだとする根拠は、過去に大地震が起きているものの、普段あまり地震が起きていない震源域での連続地震であることと、震源がだんだん陸地に近づいているという、過去の大地震時前に見られたことのある現象と、一見したところ似通っているという理由によるものです。

当ブログではしばらくの間、この震源域と東日本全域で多発している地震に関連する情報を重点的に、随時アップして行きます。


■※:管理人は、この地震(10/2 10:16 40km M4.3)が、千葉県の井戸の変化と関連している可能性も考えています。管理人が知る限り過去に例の無いパターンですが、今後の推移を見て判断したいと思います。


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2012年10月 1日 (月)

オプションを用意せよ【対災害アクションマニュアル 09】

■第1章 危険を知れ(その8)【オプションを用意せよ】

前回記事を動画をご覧になって、いかがだったでしょうか。あれはあくまでざっくりと危険要素を指摘しただけで、実際に徒歩で避難する際には、さらに細かい危険がたくさんあるわけです。

揺れている最中の危険はもちろん、あのような「木密地域」では一軒の家の倒壊や出火、電柱などの倒壊で、いとも簡単に道路が通行不能になることもおわかりいただけたと思います。下画像は、阪神・淡路大震災における、木密地域の被害状況です。
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阪神・淡路大震災で焼け野原となった神戸市長田区は、まさにあのような「木密地域」だったのです。下画像は、管理人が撮影した、最近の長田区市街です。道路は昔通り細いままですが、建物がすべて新しくなっていることが、あの時「全滅」したことを、無言のうちに伝えています。
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大地震の時、かつての神戸市長田区のような、そして現在も各地に点在する大規模な木密地域にあなたがいたら、そして炎や瓦礫に行く手をふさがれたら、どうしますか。非常に厳しい状況です。


そこで「生き残る」確率を上げるために必要なことは、ただひとつ。それは「オプション」、つまり選択肢の存在です。これがダメならあれ、あれがダメならその次というように、できるだけ多くのバックアップ手段を持っているかどうかが、避難行動の速度と確実性を大きく変えるのです。

具体的には、複数の避難経路を事前に設定・調査し、その優先順位を決めておくことが必要です。そしてそのためには自分の目で見て、自分の足で歩き、自分の頭で考えなければなりません。これはあらゆる危険地帯に住んでいる場合や良く行く場所においてはもちろん、初めて行く場所でも、建物の中でも、常に「その時何が起こるか、その時どうするか」という視点で周囲をチェックするのです。

いくら防災本を読んでも、帰宅支援地図を見ても、あなたの身体に直接危害を及ぼす危険要素や、目的の行動ができなかった時のオプション手段はわかりません。そんな「机上の情報」だけで安心していませんか?そこではあなた自身が実際に行う事前行動によって得られた情報が必要不可欠であり、そんな情報を得るために行動が、管理人の言う「フィールドワーク」なのです。

そして、その「フィールドワーク」こそが、地震災害において最も危険度が高い、最初の1分から数時間の間を「生き残る」ために、最も効果的な備えだということに疑いはありません。

動画の最後に入れた「あなた自身の意識と備えで、生き残れ。」という言葉は、そんなメッセージを込めています。
次回は、実際のフィールドワークの際に参考となる、チェックリストをお送りします。

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