宏観現象による地震警戒情報【11/7】
いつも情報をいただいている、千葉県北部の井戸の変化に関する情報です。
10月初旬くらいから、この井戸の変化と関連がありそうな地域の地震が一週間に2~3回以上の頻度で発生していたために、この情報はしばらくアップしておりませんでした。しかし今回いただいた情報は、ちょっと気になるものですので、記事にしておきます。
11月5日の時点で、井戸水に砂が混入しているのが確認されています。この井戸に出る変化は水の匂い、細かい浮遊物や沈殿物が主なのですが、時々砂が混入します。過去の経験則によると、砂が混入した時は比較的大きめの地震が発生することがあったため、念のため震度4以上を警戒していただきたいと思います。
対象となる震源域は、茨城県南部、千葉県北西部、千葉県北東部及びその周辺の可能性が高いと思われます。下図のオレンジ色の地域となります。
この震源域で、震源深さが40kmより深く、地上の震度が4以上となる地震が発生する可能性が高まっていると思われます。
発生の時期は、過去の例に当てはめれば変化から7日間程度の間で、特に4~5日目の可能性が高くなっていますので、明日11月8日から11日くらいまでの間は、特に警戒していただきたいと思います。
対象震源域のうち、茨城県南部の埼玉・栃木県境寄りから、その南側の千葉県北西部で比較的大きな地震が発生していますので、まずその周辺での可能性が高く、次いで茨城県南部の太平洋寄りである霞ヶ浦周辺から、その南側である千葉県北東部と考えられます。
これはあくまで過去の経験則と現在の地震発生状況から予想したもので、当然ながらこれに当てはまらなかったり、関連のありそうな地震が発生しないことも考えられます。しかし、震災後にこの井戸に変化が出た時は、規模の大小はともかく、ほぼ100%と言える確率で関連のありそうな地震が発生していることも事実です。
現在はこの震源域でも数日と空けずに小さな地震が連続している状況ですので、過去の例がそのまま当てはまらないかもしれませんが、こればかりは事前になんとも判断のしようがありません。念のための警戒情報としてアップしておきます。
なお、毎度のことですが、当ブログの情報が他のブログやサイトなどの地震関連情報と重なる部分があっても、それは単なる偶然であり、他の情報との関連を一切否定します。この情報は、夢だの体感だの気象の影響だのというオカルトやエセ科学とは一切無縁です。継続的に観察したことで得られた経験則による、あくまで科学的な予想であることをお断りしておきます。
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