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2013年1月28日 (月)

【何か腑に落ちない震度5弱】地震関連情報【1/28】

1月28日、午前3時42分頃、茨城県北部内陸、深さ70kmを震源とするマグニチュード4.9の地震が発生し、水戸市内で最大震度5弱を記録しました。

この地震の震央を、下図の赤い×印で示しました。この図も久々の登場ですので少し解説させていただきますが、これは震災後に東北から関東南部にかけての地域で地震が多発している震源域と、そこで発生する地震の主な震源深さを、管理人独自の観察によってまとめたものです。
0128
この地震は震央位置と震源深さからすれば、タイプ的には黄色い震源域内で現在も多発している地震に近い「スラブ内地震」と思われます。

しかし管理人が腑に落ちない部分は、最大震度5弱を記録した水戸市内原町が震央から南南西方向へ30km以上ずれており、震度4を記録した地域はさらに南側の霞ヶ浦北側に集中していることです。

震源直上付近では最大震度3で、すぐ近くに震度2の場所もあります。普通に考えれば、霞ヶ浦の北20〜30km辺り、つまり気象庁発表の震央から南南西方向30〜40kmくらいの内陸部が震央の地震に見えます。

なお、震源深さが100kmより深いような「深発地震」になると、震源直上より少し離れた地域の揺れがの方が大きくなる「異常震域」という現象が見られることが多いのですが、深さ70km程度の地震で発生したような例は、少なくとも管理人は知りません。

気象庁の発表を疑ってかかるわけではありませんが、発表の通りならば、かなり珍しいタイプではないかと思われます。

最大震度5弱以上の地震になると、気象庁から解説のプレスリリースが出ることが多いのですが、1月28日午後4時の時点ではまだ出ていません。今後何か発表があれば、また記事にてお知らせしたいと思います。でも、マグニチュード値がそれほど大きくないので、リリースは無いかもしれませんが。

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