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2013年2月 6日 (水)

【南太平洋でM8.0】巨大地震多発期か

日本時間の2月6日午前10時06分頃、ニューギニア島の東方、サンタクルーズ諸島付近の深さ33kmを震源とするマグニチュード8.0の地震が発生し(下図に赤色×印で震央を示す)、日本の太平洋沿岸各地に津波注意報が発表されています。
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この付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界であり、最近では1996年、2002年、2009年とマグニチュード7~8クラスが発生している「地震の巣」です。地震のタイプは、いわゆる「プレート境界型(海溝型)」であり、東日本大震災や2004年のスマトラ沖地震と同様のものです。


最近、環太平洋地域を中心としてマグニチュード7以上の地震が多発する傾向が見て取れますが、こちらはどうやら偶然ではないようです。以下に述べる内容は、元東京大学地震研究所の都司嘉宣(つじよしのぶ)先生が発表された内容です。

20世紀にマグニチュード9クラスの地震は5回発生していますが、その全ては、1946年から1964年の間、たった18年間に集中して発生しています。100年のうちの18年ですから統計的に明らかに有意、つまり偶然では無いということです。しかしその理由については、地球の自転速度の変化、地軸の傾きの変化など諸説ありますが、現代の科学では解明されていません。現時点では、そこに何らかの理由が存在することは確かだと考えられています。

世界の観測史上最大の地震、1960年のチリ地震(M9.5)に続いて1964年にアラスカ地震(M9.2)が発生したあとは、40年間もマグニチュード9クラスは発生しませんでした。そして21世紀に入って2004年にスマトラ沖地震(M9.1)が発生し、その7年後の2011年に、東日本大震災(M9.0)が発生しました。このことから、都司先生は「地球は再び巨大地震多発期に入った」と判断されているとのことです。

大きな地震が起きやすい状況ならばそれより小さな地震はさらに起きやすいのが自明であり、最近のマグニチュード7~8クラスの多発傾向は、それを裏付けるようでもあります。当分の間は、特に環太平洋地域を中心として巨大地震が発生しやすい時期であると認識しておく必要があります。


なお、未だにマグニチュード値と震度を混同している例もあるようですが、マグニチュード値とは揺れの大きさではなく、地震活動で放出されるエネルギー量の単位です。マグニチュード値が1上がると、放出されるエネルギー量は約32倍、2上がると約1000倍と、全く桁違いの規模なのです。今回の南太平洋マグニチュード8.0は、東日本大震災の約32分の1の規模でしかない、ということです。


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