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2013年3月26日 (火)

【思いつき記事】お花見の危険

今年は関東地方などで桜の開花が観測史上最速だそうで、管理人のいる埼玉南部でもほぼ満開です。この分では、関東でも入学式の前には散ってしまのではないでしょうか。とりあえず我が家とは直接関係ないものの、なんだかとても気をもんでいる今日この頃です。

入学式はまだしも、「桜祭り」のようなものを企画されている皆様は、かなり慌てておられるのではないでしょうか。管理人はかつてイベント業にも携わっていただけに、他人事とは思えないのであります。

さておき、桜と言えばお花見です。でも、楽しいお花見の最中にも、大きな地震が起きないとは限りません。そこで、ほとんど思いつきなのですが、お花見中の危険について考えてみました。

そこでのいろいろな危険要素を考えて見ると、ひとつ良いことに気付きます。それは「お花見をするような場所は、地震の第一撃に対して比較的安全」ということです。地面にシートを敷いてお花見をするような場所は公園、河川の土手沿い、河川敷など開けた場所が多く、一般に建物の倒壊や落下物の危険が少ないというわけです。多くの場合で、揺れている最中にはその場に留まるのが最良の対応となるでしょう。

ついでに言えば、終了間際でなければ、とりあえず腹に入れたり、しばらく持って歩ける食品類や飲料(酒以外です!)が手元にあるということもメリットと言えるでしょう。屋外で被災した場合の初期状態としては、かなり恵まれているのです。

対して最大の問題は、何よりも酔っ払っている(人が多い)ということでしょう。酒酔いは、言うまでもなく判断力と行動速度及び行動の確実性を損ないます。その対策は、とにかく飲みすぎないこと(笑)と、場所に応じた行動シミュレーションを事前にしておくことです。

例えば、山間部ならば強い揺れによる山崩れや、土砂で川がせき止められることによる土石流の危険、河川の下流域沿いならば、津波が遡上する危険、都市部の公園などでは、周辺の建物の倒壊や火災の危険などです。そして、多数の人が集まる桜の名所のどこにも共通する危険が、群衆のパニックです。それらの危険を避けるためには、その場でどのような行動をしなければならないか、事前に考えておかなければなりません。

現地に行く前の情報検討も大切ですが、現地で自分たちの場所を確保した後に、その場所の周囲の危険要素と避難経路を確かめておくことも忘れてはいけません。倒れそうな電灯や灯篭などの設備はないか、近くに崩れそうな崖や石垣などは無いか、川を津波が遡上した場合に浸水する場所ではないかなどを見極め、それぞれの危険要素に対して、どちらの方向に逃げれば安全かを確認しておきます。そんなちょっとした作業が、地震の瞬間と直後の危険度を最も小さくすると言っても過言ではないのです。

さらに細かく考えて見ると、夜桜の名所では大抵ライトアップしていたり、照明設備があったりしますが、停電したら真っ暗闇で、足元には人とモノがゴロゴロしています。市街地から離れている場所では、街や道路の被災状況がわからず、移動すべきなのかどうかの判断が困難になりますし、不慣れな場所なら尚更です。携帯電話やネット接続はダウンすると考えるべきです。そうこうしているうちに、雨が降ってくるかもしれません。

そこで何が必要かを考えると、ある程度強力なライト(ペンライトくらいでは、屋外ではろくに役に立ちませんよ)、情報収集用のトランジスタラジオ、カッパなどの雨具です。これらはお花見に限らず、常時持ち歩く防災グッズとしてお勧めしているものですが、屋外の広い場所や、市街地を離れた場所で被災することになり、その場所が比較的安全なだけに、しばらくそこから移動しない可能性が高いお花見の席には、特に用意しておきたいものです。

地震でなくても、夜桜のお花見中に停電になったら自分の靴や荷物を探すことも困難になりますし、天候の急変でにわか雨に見舞われることもあります。そんなことが起こる可能性は地震よりはるかに高いわけで、むしろ、そのための装備が大地震でも役に立つ、くらいに考えるべきでしょう。

ところで上記装備のうち、普段はほとんど聴かないトランジスタラジオまで持ち歩くというのは抵抗がある、という方も多いかと思います。管理人のバッグにはAM・FMラジオが常に入っていますが、バッグを持たずに外出する時もあります。

そんな時のために、必ず常時持ち歩いている携帯音楽プレイヤーは、一番人気であるA社のiナントカではなく、S社の「歩く人」にしました。こちらには、ほとんど同じ価格でFMラジオがついていることが決定打となりました。理想的にはAM・FM両用が良いのですが、特に都市部では、FMだけでもかなり対応できますし。これから購入される方は、そんなことも参考にしてみてください。

なお、スマホにはラジオが聴けるアプリもありますが、スマホや携帯電話のバッテリーは、できるだけ通信用に温存しておく方向で考えています。


そんなわけで、ほとんど思いつきでお花見に触れてみました。特に幹事さんには、上記のようなことを、ちょっとだけでも気にしておいていただきたいと思います。


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