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2013年4月 9日 (火)

【鳥インフルよりも・・・】風疹アウトブレイク!

先の緊急特集で、鳥インフルエンザ対策についてまとめましたが、我が国では今のところ現実的な脅威にはなっていません。その一方で、すぐに生命に関わるものでは無いものの、現実的な脅威が拡散中です。これはもはや、焦眉の急と言っても良い事態です。

関東地方を中心に、風疹の感染が一気に拡大しています。4月9日現在、昨年同時期比の患者数が25倍という異常事態で、直近一週間の患者数は300人を超えてさらに増加中です。

通常、風疹の流行は6〜7月頃がピークになるそうですので、今後、関東地方以外にも感染が拡大する危険性が高いと指摘されています。

風疹にかかると、40℃を超える熱と共に、身体に発疹が出ます。管理人も昔かかりましたが、高熱でフラフラ、顔中が発疹でボコボコになり、一週間近く寝込みました。それはともかく、最も危惧されるのは、妊婦の感染です。妊娠中に感染すると、胎児に障害が出る可能性があるのです。

風疹の予防には予防接種が効果的ですが、既に妊娠している場合は接種できませんから、とにかく感染を防がなければなりません。最も可能性の高い感染経路は、飛沫感染です。感染者のくしゃみなどで飛散した唾液を吸い込む場合です。また、感染者の体液がついた場所を手で触って、それが食物に移って体内に入る経口感染もあります。どちらの場合も、人込みや交通機関が特に危険と言えます。

なお、風疹は風疹ウイルスが引き起こす病気ですから、その防護方法は同じくウイルス性であるインフルエンザと同じです。過去記事「鳥インフルエンザの恐怖【1】〜【3】」を参照してください。


これから妊娠を考えている方は、妊娠を希望する時期の4週間前までに、予防接種を済ませることが推奨されています。それ以下の期間だと、十分な抗体ができない可能性があります。これはもちろん女性だけではなく、パートナーの男性も、妊婦に接触する可能性のある家族など全員が接種すべきです。

このように感染が急拡大している理由のひとつに、風疹の予防接種率が年々低下しているということもあるそうです。比較的若い人にとっては、風疹がそれほど恐るべき対象にはなっていないという感じもしますが、とにかく妊婦の感染に関しては、非常にリスクが高いのです。妊娠を考えている方とその周りの方は、すぐに予防接種をお勧めします。

もちろん、小さなお子さんやお年寄りにとっては、生命に関わることもある危険な病気です。若い人でも、高熱と発疹、体力の消耗で、軽く一週間は寝込むことになります。管理人の経験からすると、風疹の症状は普通のインフルエンザよりもはるかに強烈でした。甘く見ないことです。

現在、関東地方南部を中心に加速度的に感染リスクが高まっていますし、今後、他地域へ飛び火するのは間違いないでしょう。人込みに出る時にはマスクをつけてウイルスを含んだ飛沫を吸い込まないこと、十分な手洗いをこまめに励行すること、体調を維持して免疫力を高めることが大切です。


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