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2013年5月 7日 (火)

更新を再開します

ご無沙汰いたしました。当ブログスタート以来初の長期休暇(笑)をいただきました。本日から更新を再開します。

GWは、皆様どんな風に過ごされたでしょうか。もちろんGWなんか関係無い、むしろ書き入れ時という方も多かったかと思います。お仕事お疲れさまです。

管理人は、東京、神奈川、静岡、愛知、岐阜、富山、新潟、長野、群馬、埼玉と一都十県を繋いで、約1300km程、車で移動していました。その間、どこかで大きめの地震が起きることもなく、ほぼ平穏なGWでしたね。

前記事で書いた、千葉県北西部の地震も幸いにして連続することはありませんでしたが、その後も、5月5日に茨城県南部で震度1が一回起きた他は、関東南部の各震源域はずっと静かです。でも、このままずっと静かとも思えませんので、引き続き状況に注視して行きたいと思います。

一方で、敢えて今まで触れなかったのですが、群馬県南部、桐生市の梅田湖付近を震源とする地震が多発しています。5月2日には、最大震度4が発生し、その後も散発的に小規模地震が続いています。実はこの震源、おそらく震災後初めて発生した場所だと思います。しかも群馬県内の地震としては、非常に珍しいタイプなのです。

過去から群馬県内が震源となる地震自体が非常に少ない上に、発生しても、そのほとんどが震源深さが50〜100km程度の「スラブ内地震」が大半でした。今回の連続地震は、深さ10km程という浅い断層が動いた「内陸直下型地震」なのです。

実は管理人は群馬県出身でして、昔から県内の地震はかなり意識していたのですが、過去数十年をさかのぼってみても、震源深さ10km以下の「内陸直下型地震」が発生したという記憶がありません。絶対に無かったと断言まではできませんが、少なくとも今回の連続地震が、震央と震源深さにおいて、非常にレアケースであることだけは確かです。

今、このタイミングであの場所の断層が動いたということも、東日本大震災後の地殻変動の影響と考えるべきでしょう。最大震度が4だったために、気象庁からの詳細な発表もありませんが、おそらく「未知の断層」だったのではないかとも思います。

この震源域についても、今後状況の変化を注視して行きたいと思います。もちろん、他の場所でいきなり「未知の断層」が動くことも、引き続き高い確率であり得るということです。

西日本でも、相変わらずあちこちで小規模地震が発生しています。過去のパターンから推測すると、特に浅い震源で小規模地震が多発している場所で大規模地震が発生することは比較的少なく、その周辺の、それまで静かだった場所でいきなり大規模地震が発生する可能性の方が高い様です。

その典型的な例が2月25日の栃木県北部地震(日光市で震度5強)や、4月13日の淡路島地震(淡路市で震度6弱)でした。震災後、栃木県北部や南部の震源域や、阪神・淡路大震災を引き起こした野島断層での小規模地震は散発的に発生しており、震災前より若干増える傾向でしたが、そんな中、隣接する「未知の断層」がいきなり大きく動いたのが、上記の地震です。

このように、震災後の日本列島は、まだその影響のまっただ中にあるということを忘れるわけにはいきません。特に大規模な内陸直下型地震は「思いもかけなかった場所でいきなり起きる」、つまりそれまで解放されていなかったひずみエネルギーが一気に解放されやすく、その可能性は、震災前に比べてはるかに高まっているということに疑いは無いのです。

当ブログは、地震予知を目的とするものではありませんが、日々の状況をモニターする中で、何か気になる状況がありましたら、今後もお知らせして行きたいと思います。今後とも「生き残れ。Annex」をよろしくお願いいたします。

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