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2013年5月31日 (金)

【EDCグッズ05】究極のEDCライトとは【1】

■EDCとはEvery Day Carryの頭文字。毎日持ち歩く装備を意味します。


今回と次回は、管理人がEDCグッズの主要装備と考える、LEDライトについてです。

管理人は、非常時に視界を確保するためのライトに求められる明るさを、最低でも「暗闇の中で5m先にいる人の顔が明確に識別できること」という表現をしています。それならば、暗闇でも10mくらい先までは見通せます。

それくらいの照度が無いと、非常時、例えば停電で暗闇のビルの中で、いろいろな物が散乱する場所をすばやく移動するようなことは難しいわけです。ペンライトくらいでは、完全に能力不足です。

そのレベルの照度の目安として、管理人は「25ルーメン以上」と提唱していますが、今回は、簡単な照度比較テストをしてみます。まず、下の画像をご覧ください。
Mononov_bousai_025
暗い部屋(真っ暗闇ではない)の中で、約2mの距離からカーテンに向かって2本のライトを照射しています。画像は、実際に見た感じに近くなるように、明るさを加工しています。

左側の方がかなり明るく見えますが、実は両方とも26ルーメンのライトです。左は単3電池1本のGENTOS(ジェントス)パトリオ6、右はCR2032コイン電池2個のPETZL(ペツル)e+LITE(イーライト)です。

この差は、LEDのタイプ(単発と3発)と、レンズ及び反射鏡による集束程度の違いによるものです。なるべく遠くを見通そうと思えば左が良いですし、汎用性も高いのですが、実際にはあまり集束していない右のライトでも、必要十分な視界が得られます。とりあえず、感覚的に2mの距離で照射点がこれくらい明るく見えなければ、実用的ではないということです。

次に、さらに強力なライトと比較します。
Mononov_bousai_031
右は上画像と同じ26ルーメンのパトリオ6、左は単3電池2本のGENTOSパトリオ7、80ルーメンの広角照射モードです。このクラスになると、例えば暗闇の広い廊下でも、床だけでなく天井や壁まで光が十分に回り、20mは楽に見通せます。次の画像をご覧ください。
Mononov_bousai_029
右は同じく26ルーメン、左は80ルーメンの集束照射モードです。これはもう圧倒的な照射力で、50m先も楽に見通せ、100mでも実用的な視界が得られます。サイズや重量を考えると、EDCライトとしてはこのクラスが最上級かと思います。

ここで取り上げたライトは、管理人が普段からEDC装備としているものですが、照射性能を最重視して選びましたので、携帯性がベストとは言えません。26ルーメンのパトリオ6でも、常時ポケットに入れておくには、ちょっと大きいのです。
Photo_012
上が80ルーメンのパトリオ7、下が26ルーメンのパトリオ6です。

パトリオ7のサイズになると、ポケットに入れておくのは現実的ではなく、バッグなどに装備することになります。しかし、当シリーズ最初の記事で述べた通り、EDCグッズとは私服警官が装備品を持ち歩くように、バッグなどを持たなくても、常時身体と共にあることが理想です。EDCグッズを入れたバッグが確実に身体と共にある時間帯は、実際には通勤・通学など移動中くらいしかありません。その他の時間帯では、地震が来た瞬間に手に取れる場所にバッグ類が無いことも多いわけです。

EDC用とするには、私服警官が装備品を目立たせずに運搬する必要があるように、可能な限り軽量コンパクトで、できる事ならば平常時は装備していることを忘れているくらいのものが理想なのです。そこで、EDCに求められる条件をほぼ満たし、しかも災害時には非常に高い機能を発揮する、現在入手できるものの中ではおそらく究極とも言えるライトを紹介したいと思います。

驚くべき性能のライトです。次回をご期待ください。


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防災用備品」カテゴリの記事

コメント

ライトって同じような大きさでも明るさが全然違うんですね。私はいつも30Lの山用のザックを背負ってるので、てばさんのパトリオ7と同じくらいのSF-352Xというのを持ち歩いてます。こちらは単2が2本で200ルーメンなので相当明るいですが、ザックに放り込んでおくといつの間にかスイッチが押された状態になってたり、何より重たいです。予備の電池も含めるとペットボトル一本分はあるかもしれません。背負ってるから意識しないし収納の容量もデカいので不自由は感じないのですけどね。

>tntさん

最近のLEDライトはどんどん進化していて、より明るく、小さく、長持ちするようになっていますね。そのうち、もっと小さくて明るいのも出てくるでしょう。

私が車で遠出する時などに持っていく最強のライトは、これもGENTOSのSuper Fire SF-501という奴で、かなり旧いモデルなので、CR123電池三個で最大180ルーメン程度とそれほどでも無いのですが、均一な光でかなり広い範囲を照射するので、結構気に入っています。でも、CR123が高いのがネック。いまある備蓄が終わったら、最新モデルを買うことになるでしょう。

ライトはお金を出せばいくらでも良いものがありますが、私としてはコストパフォーマンスと入手しやすさも重視していますので、性能ばかりでは選べません。

バッグなどの中でスイッチが押されてしまうことも、現実には結構ありますね。次回紹介するライトは、その点もクリアしている非常に優秀なものです。お楽しみに。

ライトについて
光量や照射時間、値段の他に「電池の使用本数」も1つのポイントになりませんか?

暗闇での電池交換の際に手元が不明瞭であったとしても、+−の組み合わせ数からいって1〜2本なら容易です。
3〜4本だと手間取り、電池やライトを転がす可能性があります。蓄光テープをライトや電源スイッチに貼る、蓄光のゴムバンドをつける等の対策をしないと「ライトを探す為のライト」が必要になります。

震災時は絶大なストレスを感じているので電池交換程度でもストレスを感じることになります。+−を間違える程度のささいなミスでも余裕が無い状況下では普段以上にイライラしますし、他の作業でもミスを招きます。なにより恐いのは他人に与える影響です。
他人に八つ当たりしたりされたり、無駄にピリピリとした関係を築きたくはありません。

>sasaさん

おっしゃる通りです。ライトに限らず異常環境下での操作性はとても重要です。いちいち考えなくても、感覚的、直感的にわかるものでなければなりません。でも、操作難しい「防災グッズ」も多いんですよね。あんなもの慌ててたら使えんぞみたいな。

ライトに関しては、別記事でも触れていますが、EDC用としては基本的に単3電池1本使用のものをポケットにひとつ、荷物に入れる場合は外部ポケットなどのわかりやすい場所に予備電池と一緒にひとつというのを推奨しています。あと、単4→単3変換アダプタも。

単3仕様ならばコンパクトですし、変換アダプタがあれば単3単4どちらが手に入っても使えますから、冗長性が高くなります。単4使用の方がコンパクトですが、冗長性がイマイチなんですよね。もちろん単3の方が持ちがいいし、1本交換で簡単に済みます。

電池複数使用の強力な奴は、あくまでコンパクトなものを装備した上で、さらに高い能力を得るための追加装備と考えています。


初めまして。最近こちらを参考にいろいろ集めている者です。
「安くて良いものを」というてば様のこだわりに反して少し値段は張りますが
私がいくつかEDCライト用に購入した中から、2016年の現段階では
ベストではないかというものに出会えましたため、ご紹介させていただきます。

Thrunite Archer 1A V3 という小型ハンディライトで、単三1本を使用します。
(緊急時にも手に入りやすく、汎用性の高さとランタイムを考えると単四より単三を推しています)

アマゾンレビューにて「V3のHigh・Midでの運用、T10との差など」というタイトルで
投稿させていただいておりますので、カタログスペックではない実働時間などは
そちらを参照していただければと思います。

「こんなの使い道あるのか?」と思われがちなFireflyは、居場所を知らせるだけに
点灯したい場合や、避難所で他人に眩しくないよう手元を照らしたい時など意外なほど役立ちます。

1本のライトで状況に応じて明るさを変える事が出来、電池の保ちを考慮して使い分ける中で
最もバランスの取れた光量と配光ですので、普段から鍵とセットでポケットに入れております。
また付属するストラップは手首の所で締められ、落として失くさないタイプのものですので
白いスーパーの袋などがあればそれも手首に通しライトを中に入れることで両手の空けられる
簡易ランタンにもなります。

LEDライトはこのところ進歩が早く、もう少し待てばもっと良いものが…と迷われそうですが
今でも必要十分な性能があるため、型落ちしたところでサブライトに回せる思います。
防災のためだけでなく、普段使いにも待ちに待ったバランスの良いライトですので
「安物買いの銭失いを繰り返さずに何か良いものを1つ欲しい」と考えて新調される際に
参考にしていただけますと幸いです。

弱点としましては遠距離照射向きではない事ですが、それはこのライトではなく
他の強力な常備ライトに任せてしまう方が良いと思います。

また同社のモデルは色味が選択出来ますので、私は温かみのある色合いを
好むためニュートラルを所持しております。
クールは高齢者などには見やすいようで、両親にはこちらを枕元に置いてもらっております。

>ドラムカン様

コメントありがとうございます。

これは良いライトですね。すごく欲しくなりましたw 照度を変えられるのは、かなり便利かと思います。

私も過去記事で書いたのですが、LEDライトは日進月歩なので、その時の最新モデルを買うべきだと考えますが、これは10年後も普通に現役でいられそうな良品ですね。

電池は、私も入手のしやすさから単3推しなのですが、自分自身ではライト以外の用途で単4電池をたくさん持ち歩くので、単3仕様ライトのために電池サイズ変換アダプターもEDCしています。ライト単独で考えれば、おっしゃるように単3優先です。

小型ライトは5m以内が見えれば良しということで、遠距離はまた別ですね。軽量コンパクトで堅牢、防水で十分な照度が8時間以上持続すること、小型ライトはそれが大切です。

明かりの色味は、私もとても大切だと考えます。暗い山中などで白色のLEDライトはとても心強いのですが、寒々しい感じも受けます。これが、一世代前のSURE FIREのハロゲン灯だと、なんだかとてもほっとする感じがします。

LEDで色味が選べるのは、大きなメリットだと思います。良い情報をありがとうございました。本当に買ってしまいそうですw

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