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2013年5月15日 (水)

【EDCグッズ01】バッテリー進化論

近年では技術の進歩は実に早いもので、あっと言う間に世代変わりしてしまうものも少なくありません。当ブログがスタートした2012年はじめには、スマホの普及率は2~3割といったところでしたが、現在は6割を超えているとか。

管理人はいまだに、いくつかの理由からいわゆるガラケーに固執しておりますが、世の中のトレンドはすっかりスマホですね。そこで、毎日持ち歩く防災EDC(Every Day Carry)グッズも変わりつつあります。

かつて、携帯電話用の非常用予備電源としては、乾電池式や手回し充電器が主流でした。しかし、消費電力の大きなスマホには、それでは役不足です。しばらくの間は実用レベルの予備電源は存在しなかったのですが、最近は実用的な外付け電池が安価に入手できるようになりましたので、ガラケー派の管理人も使っています。

現在、管理人が使っているのが、下写真のふたつ。
Sany0044
Sany0045
上が容量10000mAhのリチウムイオン電池、下が20000mAhのリチウムポリマー(リポ)電池です。これらを、ガラケーとタブレットPC用の予備電源としてEDCグッズに加え、外出時間などの状況によって使い分けています。

mAh(ミリアンペア時)は電池の容量を表す単位で、燃料タンクの容量と同じと考えて良いでしょう。iphone4の内蔵電池容量は1420mAh、アンドロイドスマホは1500mAhとのことですので、10000mAhあれば、数値上はフル充電分6~7回も使用できる容量です。

こんな大容量電池が、主にネット通販では10000mAhで2500~3000円程度、20000mAhでも3500~4000円程度で入手できますから、使わない手はありません。充電出力は5V、1Aあり、ガラケーなど15分以下でフル充電できてしまいますし、大抵はタブレットPCや携帯ゲーム機用のなど変換コネクターも付属していますから、汎用性も高いものです。

これだけの容量があれば、スマホでも節約すれば数日~一週間程度は保たすことができますから、かなりの規模の災害時でも、当面は通信手段を確保することができるでしょう。

但し、特にタブレットPCなど消費電力が大きな機器に使用した場合や、連続使用した場合には、公称通りの容量がフルに使えないこともあります。それでも公称の三分の二程度は大抵使えますから、そこは走行条件によって変動する、車の燃費のようなものだと考えるべきでしょう。


このように性能は十分なのですが、捨ておけない問題は、その重量。管理人保有のものは、10000mAhで237g、20000mAhになると315gと、それなりの重量があり、管理人のEDCグッズの中では、単体で一番重いものでもあります。

もちろん、容量の小さな予備電池ならばずっと軽量のものもありますが、管理人としては、この大容量の安心感と引き替えならば、300g超もアリだなという感覚です。その辺りは、皆様の体力や運搬方法と相談しつつ、ベストのEDCグッズをセレクトしていただきたいと思います。例えば、手持ちのバッグならば100gの差はかなり感じますが、リュックでしたらそれほど気になりません。また、EDCでなくても、例えば勤務先などに備えておいたり、車の中にシガーライター電源のUSB変換コネクタと一緒に備えておくという方法もあります。


注意点ですが、製品によっては5V、2Aの充電出力、つまり二倍の出力電流を選択できるものがあり、そちらを使えば、ほぼ半分の時間で充電が完了します。しかし、急速充電はスマホなどの内蔵バッテリーに負担をかけ、結果的に寿命を縮めてしまいますので、普段は1Aで使うことをお勧めします。

また、ガラケーの場合、通常の充電電圧は3.7Vですので、5Vかけるとやはり負担が大きいと思われ、内蔵電池には決して良くはありません。でも、10000mAhあれば容量800mAh程度の内蔵電池のフル充電12回分も使え、しかも乾電池式充電器の半分以下の時間で充電が完了するのはかなり魅力的ではありますから、管理人としては目をつぶっています。

つまり、このような電圧5Vの電池は、最初から3.7Vのガラケーに完全適合したものではありません。ガラケーは、文字通りさらにガラパゴス化が進んでいるのです(笑)

まあ、ガラケーにもとりあえず使えますよというくらいなものですから(決して推奨はされないのです)、製品によってはガラケー用充電コネクタが付属していないものもあります。その場合は、コンビニなどで売っている乾電池式充電器のうち、本体とコードがUSBコネクタで接続されているものを購入し、コードだけ外して転用するという方法があります。

それから、最後にとても大切な話。このような電池をコンセントから充電する場合、容量の合った専用の充電器を使ってください。パソコンからのUSB充電なら問題無いのですが、指定以上の大電流で充電した場合、特にリチウムポリマー(リポ)電池の場合、発火・爆発の恐れがあります。

また、充電が完了した後、充電状態のまま何日も放置するようなことも危険です。一応、過充電を防ぐ保護回路が入っているはずですが、個体差が無いとは言えませんので、充電が完了したら、すぐに充電器から外すことをお勧めします。

同じ理由で、管理人は留守中に充電状態で放置することは絶対にしません。あくまでこれは「念のため」なのですが、防災の基本である「予防安全」を徹底すべきです。防災グッズで家を焼いてしまったらシャレになりませんから(笑)

■2016年5月15日追記■
この記事の執筆当時、管理人はガラケーユーザーでしたが、今ではスマホユーザーになりました。モバイルバッテリーも、10000mAhクラスが2000円くらいで入手できるようになっており、より手軽になりました。

管理人はスマホ導入時、5000mAhのモバイルバッテリーを購入し、EDC用としています。

それでも、AC電源が無くても使える燃料電池などの登場までは、停電時のスマホ用として根本的な解決策がありません。

とりあえずは、モバイルバッテリーを手回し式充電器で充電するというのが、最も現実的な方法かもしれません。ソーラー式も併用すればなお良いのですが、2000mAhくらいのバッテリーをフル充電するのに、夏の快晴時で10時間以上かかるなど、メイン装備とするには効率に問題があります。

これも、いずれ解決される日が来るのかもしれませんね。


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コメント

こんにちは。
充電池はパチモンも多いのでお気をつけてくださいね~
http://rocketnews24.com/2013/03/25/307024/

>whokiさん

いやこれはびっくり!砂袋入り電池、なんとケースが私のと一緒なもので、早速自分のを少しこじ開けてみたら、ちゃんと「電池らしきもの」が入っていました(笑)しばらく使って、それなりの性能があることがわかったので、どうやら私のは大丈夫のようです。

それにしても、噂やイメージだけで生産国を誹謗したくな無いのですけど、やっぱり頭から信用するのも怖いですね。記事中、発火・爆発について触れたのも、やはり品質に不安が残るという部分もあります。

しかしまあ、これでもかってくらい、後先考えない無茶をやる国ですね・・・(笑)

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