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2013年6月 8日 (土)

【呆れました特集】専門家ってなに?【2】

今回も、いろいろ呆れます。

食料備蓄に詳しいという、K女子大学名誉教授のO氏(女性)。

「南海トラフ地震のような広域災害では、救援する人がいなくなる。誰かに頼るという考えはやめろ。食料が無い人は死ぬしかない」とまあ、えらい突き放したことをおっしゃいます。まあ、その通りですし、危機感を煽るための強い言葉なのかもしれませんけど。

でも、考えて見てください。世界の大地震災害で、我が国よりはるかにインフラや救援態勢が劣る場所、例えば中国奥地、アフガニスタン、パキスタン、インドネシア、トルコ、ギリシャ、ハイチ、チリなどで、被災後に赤ちゃん一人でも餓死したという話があったでしょうか。

もちろん、例外的なケースはあったでしょうが、食料備蓄の無い被災者が大量に、直接的な餓死の危機に見舞われたという例はありません。人間はそう簡単には死にませんし、巨大災害下で時間はかなりかかろうとも、世界最高レベルの救援態勢があるのが我が国なのです。

それを、食料の専門家ともあろう人が、「救援する人がいない、食い物が無ければ死ぬ」という単純極まりない発言をするのも理解に苦しみますが。限られた文字数の中とは言え、あまりに稚拙に過ぎませんか?

この方、こうも言います。
「カロリーメイトを一日ひと箱でもいい」と。カロリーメイトひと箱は、400kcalです。まず、伺いたい。あなたは一日400kcalで過ごしたことがあるんですか?それも何日間も。

しかも、発災後一週間以内という話です。その時、被災者は寝ているわけではない。余震、津波、火災から逃げまどい、負傷者を救護し、不明者や家族を探し、家を片づけ、食料や水の調達に走り、罹災証明を申請するなど、やるべきことは山ほどあります。そんな過重行動するのに、「カロリーメイトひと箱でいい」という「専門家」がいる。

もっとも、食料の専門家だから、災害の現場など考えていないのでしょう。おそらく、一日400kcalあれば、それなりに生命を維持できるという、「実験室レベル」のデータのようなものが根拠なんでしょう。カロリーメイトの備蓄を推奨する管理人でも容認しがたい発言ですね。

このO氏、他の発言の中で、「カップ麺を備蓄していても、すぐには食べられない(だから備蓄に向かない)」と言っていますが、問題はそこじゃない。管理人は、カップ麺は「備蓄食糧としてはいけない」と提唱しています。

何故なら、カップ麺は水を大量に使うし、火力も使う。大抵は塩辛いスープを飲めば、喉の乾きを誘発する。実際の災害下では、水がなくて乾麺を直接かじったという話もありますが、粉末スープを直接なめれば、それこそ猛烈に喉が乾きます。一日1リットルしか水が無いのに、そこでカップ麺食うなど自殺行為に等しいのです。

しかも、カップ麺は備蓄のスペースを大きく取り、容器も破損しやすい。これらの理由から、カップ麺は災害備蓄としては全く不適なのです。


こんなことを言う人もいます。「災害危機管理アドバイザー」のW氏。
「災害下では、平時と同じには食べられない。二食か一食でも死なない」と。

別に「専門家」に言われなくても、災害現場の状況はみんな知っています。問題は死なないことではなくて、空腹の苦痛をできるだけ和らげ、行動するためのエネルギーを補給することではないですか?そして、こちらには栄養学的な視点が抜け落ちている。食事は「何回食べるか」ではなく、「何を食べるか」が重要なのでは?こんにゃくだけを一日10回食べても、生きては行けないのです。生きるため、そして行動するためには、まずタンパク質、次に糖質、そしてビタミン類が必要です。

食品に関しては、こんなコメントも。「節約・家事アドバイザー」のY氏(女性)。この方も、カロリーメイトや栄養ゼリーがお勧めだそうですが、その理由は「避難生活が長いと、ビタミン不足から口内炎や肌荒れが起きる。ビタミンや繊維質が採れる食品は重宝する」と。

これも、ある意味主婦目線ですよね。でも、そんな理由でカロリーメイトを食べる必要は無いのです。これも管理人は過去に提唱していますが、マルチビタミンや繊維質のサプリメントがあれば解決できます。

管理人がカロリーメイトを推奨するのは、その携帯性と摂取カロリーのバランスが最良だからです。さらに、価格も手頃でどこでも手に入る取得性の高さもあるからです。

しかしこの記事、ものすごい「カロリーメイト推し」なんですよね。後で引用する備蓄リストでも筆頭だし。今までこんなの見たことないですね。震災前からずっとカロリーメイトイチ推しの管理人の意見、参考にして頂いた…わけないか(笑)

まだまだ、たくさん呆れます。


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日記・コラム」カテゴリの記事

コメント


こんにちは。

また 読ませていただきました。

サプリメントという発想は なかったです。

私は、 備蓄の中に缶詰も用意したのですが(自宅に置いて使用するための備蓄です。重いので…)
みかんの缶詰など 甘くみずみずしいものを準備しています。
甘いものは、災害時の心的ストレスの緩和になるのでは?と思いまして。
…ただ単に自分が好きだからという理由が最大ですが(笑)
あとは、シリアル(乾燥果物ギッシリ系のもの)…これは今、思うと食べにくいかもしれませんね。

食品に対して、 持ち出し用には、あまり用意というか、真剣に考えていませんでした。

我が家の近くが小学校なので、 避難所なら食品がある!と勝手な思いこみがあり、考えていませんでした。
しかも 栄養バランスまで…

…なるほど!!

ありがとうございました。

>さびしんぼうさん

おっしゃる通り、甘いものやお茶があるととても気持ちが安らぐというのは、被災者の実体験でも語られています。缶詰もいいですし、最近は羊羹にも長期備蓄対応のものがあります。甘いし高カロリーなので、非常食として優秀なものだと思います。

実は私も、備蓄対応品ではないのですが、小分けした包装の羊羹が冷蔵庫の中に常備してあります。

カロリーメイトや乾パンもそうなのですが、シリアル類も水が無いとなかなかたくさん食べられないのです。これも、被災者の声です。でも、ドライフルーツ入りのものは、唾液の分泌を促すのでかなり良い方です。同じ理由で、カロリーメイトはフルーツ味をお勧めしています。酸味が一番強いので、唾液が出て多少は食べやすいわけです。

大災害下は、サバイバルフィールドです。そこでまず必要なのは、何をおいてもタンパク質。あとのものは、無くてもしばらくなんとかなります。マルチビタミンサプリメントはお勧めですよ。保存も効きますしね。

私は数年前まで地震の直前予測の研究をしていたので、大規模災害があると、被災地に真っ先に駆けつける生活をしてましたが、カロリーメイトは結構重宝しましたね。一応栄養バランスとれてる?みたいなので。ただ、壊れやすいのと、不衛生な環境では喫食しにくかったです。

なので、歩きながら、かつ、劣悪環境下で食事のとれる、ゼリーを常時携帯してました。あとは、戦闘食ですね。なんにも考える必要がない、計算されつくした喫食手段ですから。

>6月 8日 (土) 20時13分ご投稿の方へ。

コメントありがとうございます。最前線に出られている方のご意見は貴重です。私はカロリーメイトをバッグに常備していますが、確かに中身はすぐにボロボロです。でも、カケラを少しずつ食べる方が、一気に食べ過ぎずに満足感が大きくなると開き直っております(笑)あのアルミパックが、横に切れればいいんですけどね。縦方向だからおっしゃるとおり食べにくいです。特に粉になると。

ゼリーは、私も福島とかのボラに出るときは装備していました。そのような場合の携帯食としての機能は優れているのですが、常時持ち歩き用としては重過ぎる割に摂取カロリーが少ないので、そういう使い方を薦める意見には噛み付いたりもします。

そして私の理想もやはり、戦闘糧食です。今、頂き物が一個手元にあるのですが、これを50食は欲しい(笑)民生品は高くて、とても数を揃えられません。安いものをどこかで作ってくれないですかね。米軍のMREも最近は入手しずらいですし。

また、ご意見頂戴できましたら幸いです。よろしくお願いします。

てば様
おっしゃる通り、ゼリーはカロリーが無いデメリットがありますね。ですので、食事としては致命的なので、勧められないのは確かてます。

限定的なメリットとしては、まず、数秒で目立たずに喫食可能なこと。要は被災者が周囲に居る環境下で盗み食い出来るので、食糧を含め、装備が十分あることを皆に悟られないようにできること。次に、高齢者や乳幼児にも分け与えられることくらいですかね…

てばさん、こんばんは!
いつも情報をありがとうございます。
今回は皆さんのコメントが参考になります。私の避難グッズの中は「さみしんぼ」さん同棲、甘い物が入ってます。そして、ゼリー飲料。

このブログと出会って変わったのは、電化製品は単3で統一!そ
して、雨具の装備!

確かに「その時」がきた時は「運」もあるけど、その時に必要な情報の取り方や、正しい情報を判断出来るようにしたいと思います。

今後も皆さんと、良いも悪いも…意見交換できたら素敵ですね!

てばさん、今後も宜しくお願いします!

>直前予測研究様(変な呼び方で申し訳ありません。よろしければハンドルネームなど頂戴できましたら幸いです)

被災地では、そんなご苦労もあるんですね。私が福島や宮城に入ったのは震災2ヵ月後以降でしたので、直接そのような気遣いをする場面はありませんでした。それまでは、どうにも自己完結の体制が作れなかったのです。

福島の南相馬など、被災者を気遣う以前に周りにだれもいなくて。かなり「奥」まで入りました。あの白い防護服着て・・・なんて話は関係ないですね(笑)

>かなさん

コメントありがとうございます。ブログの内容を実践していただいているようで、ありがとうございます。それでこそやりがいもあるというものです。

大災害の状況を見ると、「最初の1分」は、かなりの部分が運に左右されてしまいます。でもその後は、正しい情報を得てそれを活用し、正しい行動をすることで、「生き残る」確率を格段に上げられると思います。

情報とはラジオやネットのことだけでなく、五感をフルに働かせて周囲から得るものもあり、その方が重要だったりもします。

情報交換、したいですね。私も知らないことは山ほどありますし、いろいろなご意見を聞きたいです。ご要望が多ければ、そんな会議室的な場所も作れればと思います。

またコメントくださいね。今後ともよろしくお願いします。

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