【EDCグッズ06】究極のEDCライトとは【2】
■EDCとはEvery Day Carryの頭文字。毎日持ち歩く装備を意味します。
今回は、管理人が考える「究極のEDCライト」を紹介します。なお、このライトについての情報は読者の方から頂戴し、管理人が入手してレポートするものです。情報のご提供に、この場を借りて御礼させていただきます。
そのライトとは、前回記事で名前だけ登場していたPETZL e+LITE(ペツル イーライト)です。まずは覧いただきましょう。
超小型のボディに、信じられないくらいの軽量。電池込みでたったの26g、普通の卵の半分以下です。
小型軽量だけならば珍しく無いのですが、このボディでマキシマムモード最大照度26ルーメン、そして驚異の連続点灯時間55時間を実現しているのです。少し暗いエコノミーモードならば、なんと70時間。もっとも、時間の経過と共にだんだん暗くはなるのですが、製品に添付されている資料によると、マキシマムモードでの初期の照射距離は29mで、連続点灯30分後に13m、10時間後に6mとなっていますので、最強の発光が持続するのは十数分程度、その後暗闇で実用となる時間は、実質5~6時間というところでしょうか。
それでも、この軽量コンパクトぶりからすれば、十分な性能です。さらに、水深1mで長時間機能する防水性能がありますので、雨の中の使用や、水中に落としたりしても安心です。
前回の比較記事では、同じ26ルーメンのフラッシュライトよりかなり暗く見えるものの、管理人が実際に試してみたところ、集束度は低いものの平均した光が広範囲に広がり、暗闇の中を歩くのにもそれほど不自由は感じませんでした。夜の山中などでも実用になるレベルで、むしろ広範囲を視認できるので使いやすいくらいです。
加えて、多彩な点灯モード。白色LED連続点灯は上記の通りマキシマムとエコノミーの2モード、さらに白色LEDの点滅、赤色LEDの連続点灯及び点滅ができます。赤色光は標識としての効果に加え、暗い場所で目を幻惑しにくいので、常夜灯のような使い方もできますし、天体観測などの時にも利用できます。
でも、こんなに小さいと使いずらいのではないかと思いますよね。しかし、ここからがさらに凄いのです。
二分割された本体のベース部分には、20kg弱の張力に耐える、自動巻き取り式のストラップが内蔵されていて、それを引き出して、いろいろな場所に固定することができるのです。例えばこんな風に。
ベース部分とライト部分はボールジョイントで結合されていますので、照射角度を自由に変えることができますし、なにしろ26gですから、どこにつけても全く重さを感じません。まさに「つけていることを忘れてしまう」レベルです。もちろん、頭に直接巻いてヘッドランプにすることもできます。ストラップの巻き取り力がまた絶妙で、頭に巻いても圧迫感は全く無く、それでいてしっかりと固定される張力がかかります。
・・・と、これだけでも驚異的な性能を持つライトだということがおわかりいただけるかと思います。でも、まだまだ優れた特徴があるのです。長くなりましたので、次回へ続きます。
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コメント
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こんにちは。
e-liteは優れモンですよね。
私も持ち歩きグッズに予備電池と共に入れてます。
移動拠点にはブラックダイヤモンドのダークシャドウというヘッドライトを置いてます。
全光束100ルメーン、最大照射距離70m、IPX-7の防水性能、単四電池4本必要ですが、最大電池寿命が125時間で110gです。一応なんとかなるかなと思います。
真っ暗闇で雨が降ってる状況だと精神的にやられそうなので照明は必要かと思います。
投稿: whoki | 2013年6月 3日 (月) 20時51分
>whokiさん
正直、この製品は知らなかったのですが、入手してみて驚きました。実に良く出来てますね。
ダークシャドウを持ち歩けるならば十分でしょう。マニア(笑)には110gくらいどうということはありません。ただ、それほど気にしない人に向けては、超軽量のe+liteはお勧めだなと思って採り上げました。
私は、取得性が高い、つまり安価な製品にこだわっている部分もありますが、やはり良いものは良いですね。PETZLのヘッドランプが欲しくなっています(笑)
おっしゃる通り、劣悪な条件下では、明かりの有無が気力に大きく影響しますね。ただ、私の経験だとLEDの白色光は、意外と「元気」に繋がらないという気がします。ハロゲンの赤みかかった光は、何故か元気が出ます。だから、旅行などにはハロゲンのsurefireを未だにサブで持って行きます。
本来、銃につけて標的を照射するものなので、強力な集束ビームが目標を鮮明に浮かび上がらせます。もっとも、surefireも最近はLEDが主流なのですが。
投稿: てば | 2013年6月 4日 (火) 00時37分