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2013年6月 7日 (金)

【呆れました特集】専門家ってなに?【1】

管理人、呆れました。前からいろいろ呆れてますが、さらに呆れました。あれだけ多くの命が失われ、生き残った人々も地獄のような辛酸をなめた大震災から二年と少ししか経っていないのに、なんでこんな低レベルの話がまかり通るのでしょうか。怒りを通り越して、呆れ返ります。だから、特集記事にします。何回か連載します。


有名週刊誌「B」に、予算数千円で一週間生き延びる防災用品リスト、というような記事がありました。これは政府の中央防災会議が、南海トラフ地震に関する報告書で、各家庭で「水や食料を一週間分以上備蓄せよ」と勧告していることを受けての記事です。

南海トラフ地震が最大級で発生した場合、一般に言われている「公的支援が届くまで三日間」というのは実現不可能の可能性が高いので、各自で一週間分以上の備蓄をせよということです。それは全くその通りであり、記事の企画自体には特に意見はありません。

ただ、そこに登場する「専門家」のコメントが、もうなんだか悲しくなるようなのだらけなんです。それらをまとめて、イニシャルトークでぶった斬らせていただきます。なお、後で著作権がどうのと言われないように、コメントの文章は要約します。


まず、「生活研究家・消費生活アドバイザー」のA氏(女性)。
「一週間生きるためには、水道水に飲料水用の炭を入れ、煮沸すれば良い。ペットボトルで冷蔵庫に入れれば三ヶ月は持つ」そうです。

節約すれば、ひとり一日1リットルの水でなんとかなるとしていますので、ひとりでも一週間分で7リットル。2リットルペットボトルで、事実上4本ですよね。それを常時冷蔵庫に入れてデッドスペースにしろと?家族いたら水専用冷蔵庫が必要ですね(笑)主婦目線もあるはずの女性の生活研究家が言うことですかね?

「女性はたくさんのペットボトル買って運ぶのは大変だから」ともありますが、こんなデッドスペース作るくらいなら、一度くらいペットボトルの箱を運ぶのを選ぶ主婦の方が多いと思いますがね。宅配だっていくらでもあるし。女性なのに、女性ナメてません?

そして、残念ながらA氏の方法では、水は三ヶ月も持ちません。確実に安全なのは、冬場で最長でも一ヶ月くらい、夏場なら二週間でも危ないかもしれません。どこが間違いかわかりますか?炭入れて、煮沸して、水は滅菌されました。でも、「ペットボトルの滅菌」をやっていない。だから雑菌が確実に混入して、じわじわ増殖します。

それに、煮沸した水道水からは、消毒成分のいわゆるカルキ(次亜塩素酸ナトリウム)が除去されてしまいますので、それだけでも雑菌が繁殖しやすくなるのです。

自家製ジャム作ったら、ガラス瓶を煮沸して、滅菌してから入れますよね。当然、ああしなければいけない。主婦ならそれくらい気付かないかな。それとも、そんな実体験も無い「生活研究家」だとか?オジサンの管理人でもすぐわかることなのに。でも、ペットボトルは煮沸できないから、その他の方法でやらなければなりません。

それに、発災後の一週間は、当然ながら停電している想定です。常温では、僅かな雑菌も一気に増殖するわけですよ。そんなこと全然考えて無いようですね。「飲料水用の炭」というトリビアを登場させたかっただけですかね。防災方面ではあまり注目されていないグッズですから。

こんな方法を信じて、雑菌だらけの水飲まされて身体壊す子供とか出たら、責任取るのかな?「専門家」は、発言にそこまで責任持たなきゃいけないんじゃないですか?防災の専門家じゃなければこそ、生活者目線のアドバイスを求めたいのに、見事な机上の空論と致命的な誤りをかましてくれてますね。

とりあえず、初回はここまでにします。なんだか10回くらい連載しそう(笑)なお、記事内でぶった斬った内容についは、連載最後に管理人の解決方法をまとめて掲載します。


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コメント

いちいち文句タレるな。

ライターはビジネスとして
書いているだけだ。


かなり興味深いですねぇ!!
…楽しみ♪♪

期待しております。

ぶったぎって下さい!

>さびしんぼうさん

いろいろあります。ご批判の声もありましょうが、これは言っておかないと。

>名無しの方

ご批判は覚悟の上です。でも、誤解されないでください。私はライターさんの批判はしておりません。生命に関わる正しいアドバイスをすべき、「専門家」の不備を指摘しているのです。

私の周りには、プロライターさんもたくさんいますから、どういう経緯で記事が出来るかも、その苦労も、さらに発言が完全に反映しきれないことも理解しています。

ただ、間違いは間違いですから、それを指摘させてもらっているのです。

よろしければ、今後もご意見を頂戴できればと思います。よろしくお願いします。

このブログに書かれていることは、全て間違ってはいないと思う。正論が書いていると思っています。しかし、正論かどうかはしばしば、どうでも良いことがあると思います。 例えばライト一つとってもいろんな議論がある。100均ので構わないらから沢山買って分散すべきという意見。命に関わる道具は軍隊レベルのものを用意すべきだという意見。

途中で投稿ボタンを押してすみません。
要は、ほとんどの国民は、まだまだ防災意識はありません。せいぜい、被災生活快適化グッズや食材を買っただけかと。
だから、防災の正論を言う前に、まずは関心を持って貰うことから始める必要があるのではないかと。それが今の段階では、テレビのやるべきことかと。

机の下に避難してガラスの破片を浴びずに助かる人も居れば、家の外に逃げなかったばかりに机ごと潰される人も居るでしょう。結果オーライな部分もあります。何が正論かわかりません。

> 6月 8日 (土) 18時04分ご投稿の方へ。

ご丁寧なコメント、痛み入ります。おっしゃる通り、防災意識の啓蒙と防災技術の追求は、なかなか両立するものではありません。ですから、私は啓蒙の部分はhとんどあきらめて、「本当はどうすれば良いのか」を求めて来られる方々に、できるだけ詳細な情報をご覧いただきたいと思ってやっております。

こんな、専門家をまとめて敵に回すようなやり方も、そこらの情報を鵜呑みにするだけだと、酷い目に遭うかもよ、ということをお知らせしたいのです。このブログ自体、そういう成り立ちですし。

例えばライトの件は、あらゆる状況を想定すれば、理想的には軍隊並みのものを多数、ということになりましょう。しかしそこから価格、可搬性などを考えて、現実的なレベルにしなければなりません。

そこで私は、ライトに限らず、まさに軍用装備の発想である冗長性と取得性を重視した内容にしています。要は、あまり手間がかからず、できるだけ多用途に応用でき、できるだけ安くて入手しやすいものという考えでセレクトしています。求められる最低限の性能をクリアしていなければならないことは、言うまでもありません。

私もブログ内で良く書くのですが、防災に絶対はありません。おっしゃる通り、結果オーライのことが多いのも、リアルな災害を見ればわかります。それなりの知識と装備がある私でも、ガラス一枚で死ぬかもしれません。災害の現実を知れば知るほど、運ひとつなんだなと感じます。ですから、あくまで可能性の問題です。でも、知らないよりは、知っている方がいい。無いよりは、ある方がいい。そういう発想に立つしかありません。

このブログを1年半近くやってきて、「本当に役に立つ情報」を求めておられる多くの方々の存在を、強く感じております。私はそんな方々のお役に立ちたいと思っております。
今後とも、ご意見など頂戴できましたら幸いです。よろしくお願いいたします。


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