2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 【最近の傾向】地震関連情報【6/15】 | トップページ | 【EDCグッズ08】マルチツールは使えるか »

2013年6月15日 (土)

逆張りの美学(笑)【管理人ひとりごと6/15】

どうでもいい話なので、防災関連情報をお求めの方はスルーしてください。

管理人はほぼ毎日、全国の地震発生状況をモニターし、気になる状況があれば、当ブログで情報を流して来ました。しかし前回の記事でも書いた通り、「警戒レベルを上げよ」とした場所で、記事から一週間以内、つまり現実的に警戒を続けるべき期間内に、大きめの地震が発生したことはほとんどありません。

その一方で、ここはちょっと気になるなと思いながらも、記事にする程では無いと思っていたり、記事で「最近は静かだ」とか書いた場所で地震が起きるということが、実は結構あるのです。

そして今回、それがまた起きてしまいました。前記事で「静かだ」と書いた場所が三ヶ所あります。茨城県南部・千葉県北部、栃木県北部、和歌山県北部です。

すると、なんということでしょう(笑)、管理人が記事作成のために最新状況を調べた直後から、6/14午後3時43分、和歌山県北部で震度2、6/14午後4時59分、栃木県北部で震度1、6/15午前1時04分、茨城県南部で震度1と、狙い澄ましたように、その三ヶ所での地震が連続しました。その他の場所での発生は挟まず、この三ヶ所連続なんです。

幸いにして、どれもごく小規模ではありましたが、もし「地震の神様」がいるのなら、ほとんど嫌がらせみたいなものです(笑)

見方を変えれば、管理人が「警戒」と言った場所では起きない、「静か」と言った場所で起きると思っていただいた方が良いのかなと。もちろん冗談ですが。

もっとも、言い訳ではないですが、どの震源域もそれまでにも多発している場所ですから、どこでも地震が起きること自体は不思議ではありません。ただ、記事を上げた直後からの狙いすましたような三連続ですから、なんだかへこみます(笑)ある意味で、見事な「逆張り」です。

素人の考えで自然の力を読み解こうなど、全くおこがましいにも程がある、ということですね。結局、どこでも警戒が必要だと考えるしかありません。

そんなヘタレな内容ではありますが、とりあえずは今後も状況をモニターしつつ、多発や静穏の状況に加えて(こちらは紛れもない事実です)、管理人の考えも懲りずに加味しつつ、情報を上げて行こうと思います。

なんだか自虐的な言い方ですが、管理人の警戒情報など頭から信じずに、皆様それぞれのご判断で、ご自分の行動範囲での警戒を続けていただくよう、切にお願いする次第です。

日本列島は、まだまだ揺れ続けますから。


■■当ブログがお役にたてましたら、ブログトップまたは下のランキングタグへご支援のクリックをよろしくお願いいたします。

☆人気ブログランキング

« 【最近の傾向】地震関連情報【6/15】 | トップページ | 【EDCグッズ08】マルチツールは使えるか »

日記・コラム」カテゴリの記事

コメント


こんにちは。同じく地震マニアの さびしんぼうです。

前回、てばさんったら
こんなに地震活発化しているのに 変なこと 言ってるなぁ…って内心 思ってました。(笑)

ん〜、紀伊半島のM4くらいは素人でも わかりやすい素直な反応だから
いいのですが、最近、世界の動き、不穏じゃありませんか?

火山島による地震が連発しているのです!

オーストラリアのど真ん中震源の地震が 発生してから
6/14 1:47にクリスマス島沖でM6.7
6/15 20:20にケルマディック諸島沖でM6.0
6/16 2:34にニカラグア沖でM6.6

こんなに毎日 たて続けに M6クラスの、しかも火山性の島ばかり 揺れるなんて 私が地震に興味をもちだしてからは、初めての経験なので戸惑っています。

地球の奥深くの何かが変化したのでしょうか?…謎です。

『もし…』多分、ないとは思いますが
何かしらの動きがあり
日本で また震災があったら…しかも今回は 夏の被災です。

電気が使えないだけで
日頃 クーラーに慣れ親しんでいる私は、 気を失いそうです。

あと 水。
冬場と違って 身体が求める水の量も違うでしょうし…
ちょっと考えただけも 大変そうですね…。


本当に伝えたかったことを忘れていました(笑)!

5 / 19 の図の 茨城県南部 千葉県北部、北西部の箇所が 最近 ずっと ハイネットでいう緑丸の深さで反応しています。

ここには 何か 断層でもあるのですか?

単純に見ると 利根川沿いなんですけれど、

マニアといえど、本当にかけだしの ホヤホヤマニアなので、知識がペラペラに薄いのです。

教えていただけると
うれしいです!


ごめんなさい。
あそこには 断層は ないみたいですね。
それにしても ここのところ ずっと反応しています。千葉東方沖も 気になります。

ただ、 恐怖に怯えるのではなく だからこその夏の対策を今 考え中です。

もし、今すぐに 起きたら?!

…かなり 嫌ですね。

この高温多湿に 電気なし。水道もでない。

あなたのブログにて
もう少し勉強します!!

>さびしんぼうさん

前回記事で「静か」と書いたのは、ちょっと誤解を招く表現でしたね。あれは、発生し始めたものの、その後は以前の多発期のほどの頻度では起きておらず、今のところ静かという意味だったのです。

ですから、私の感覚としては、もっと散発的に起きるのかな、以前より期間が開くのかなと思っていたところへ、いきなり三連発ですからw、ちょっとへこんだわけです。素人の予想など、本当nアテになりませんね。

なにしろ、今後は誤解の無いよう表現に気をつけます。

茨城県南部から千葉県北部にかけては、断層が無いと言えば無いし、あると言えばあります。

まず、深さ10km程度の「直下型地震」を引き起こすような浅い断層は、現時点では確認されていませんし、そのような浅い地震は起きていません。ただ、そのような地震が100%起きないかと断言はできませんが、可能性はかなり低いでしょう。

深さが40~80kmくらいなると、二種類の「断層」があると言えます。あの周辺は、過去記事でも触れいる通り、上からユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートという三層構造で、ちょうと茨城・千葉県境辺りがフィリピン海プレートの先端部に当たります。

まず、比較的多く発生しているのが、フィリピン海プレートと太平洋プレート内部で起きる「スラブ内地震」です。これはプレート内の岩盤が圧縮力によって破壊され、ズレが生じる逆断層型地震であり、これも断層と言えます。

そしてもうひとつは、各プレートの境界です。当然ながら、それ自体が巨大な断層なのです。そこで発生する地震は、海溝型とは少しタイプが異なるものの「プレート境界型地震」であり、浅い内陸直下型地震やスラブ内地震より、はるかに大規模化する可能性があります。このタイプが起きるのが、南関東直下型地震の最悪のパターンと言えます。

千葉東方沖は、震災直後からずっと、深さ10km程度の地震が集中的に発生してきました。しかし、あの震源域では、地上で震度4以上となる地震はあまり発生していません。私が気になるのは、最近、あの付近で深さ20kmくらいの、少し深めの地震が増えてきたことです。

例によって、今後それがどんな推移をするかはわかりませんが、注目しています。一般論として、震災から二年以上経ち、浅い場所での誘発地震は減少傾向が明らかで、それは即ち、同震源域での大きな地震の発生確率も下がっているということです。

その一方で、深めの地震は、時間の経過と共に増加しているものもあり、私はそれが気になります。ここ一ヶ月で特筆すべきは、やはり千葉沖と岩手県北部沖ですね。


まぁ、大変 失礼いたしました!
こちらこそ、誤解とは いえ、なんて 失礼な言葉を…大変申し訳ございませんでした。
本当に失礼な話ですよね…。反省しています。
…なので、これに懲りずにまた教えて下さると助かります!かなり、あつかましいお願いですが…何卒お願いします。
やっぱり、 主様は スゴイですね!

断層のこと。恥を承知で聞いて良かったです!
勉強になりました!
深発の件も
私も かなり気にしています。

あと、千葉に何か起こると、私の茨城県はダイレクトに関係することから、 あの場所は本当に気になります。(笑)やっぱり自分の地域は…ですよね?自分の危険は自分で察知できるようになりたいです。現実的には、なかなか難しいですが…
でも、危険かも?と感じればこその防災!だと私は考えます。
つまり、 全てに おいて 主様に 同意です!

これからも 勉強させて下さい。

大変 失礼いたしました。

>さびしんぼうさん

失礼だなんてとんでもない。なんでも聞いてくださって結構です。私が長年ため込んだ知識やら経験やらが、皆様のお役に立てるのならば、それが無上の喜びですし。わからないことはわかないと言いますから。

でもあまりおだてないでください。すぐ調子に乗りますから(笑)

巷では、東京直下型地震が取り沙汰されることが多いですが、それは最も大きな被害が予想されますし、それが一番世間の耳目を集めやすいからでもあります。

しかし「南関東直下型地震」という見方をすれば、茨城南部から千葉北部がいちばん発生確率が高いと考えています。それは管理人の個人的印象だけではなく、実際に地震が多発している場所の方が、大きな地震が起きる確率が高いのは確かですし、過去記事でも触れていますが、その場所にも大規模地震が起きる原因が存在するということが確認されているからです。

これは、私が実際に専門的な会合に参加して聞いて来た公式見解です。しかし、いつどこで起きるかわからない、というわけです。南関東の直下では、単純に考えて5種類もの異なったメカニズムの地震が発生する可能性があり、どれが起きてもおかしくないのです。

この5種類に、深さ150kmより深いような深発地震は含まれていません。そんな地震は他とは全く異なるメカニズムで起きますし、巨大な被害となる可能性も小さいので、あまり気にしなくてもよろしいかと思います。被害の面から見れば、地震は浅ければ浅いほどヤバいのです。

事前に予測することは事実上不可能ですから、起きてしまった時に、普段考えている避難行動に慌てずに移行する、それが最も危険な「最初の1分」を生き残る最良の方法です。

そのためには、普段からシミュレーションを繰り返し、「いつでも来い」くらいの意識を持っていることが大切かと思います。スポーツでも勉強でも、繰り返すほど力が付くのと、何ら変わりはありません。ただ、災害の本番は試合や試験と違い、抜き打ちの一発勝負なんですけどね。

そんな意識を醸成するお手伝いができれば幸いです。ご遠慮なく、なんでも聞いてくださいね。公開がはばかられることならば、メールでも結構です。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 逆張りの美学(笑)【管理人ひとりごと6/15】:

« 【最近の傾向】地震関連情報【6/15】 | トップページ | 【EDCグッズ08】マルチツールは使えるか »