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2013年6月 7日 (金)

【関東付近で新たな動き】地震関連情報【6/7】

関東南部などに、新しい動きが出始めたようです。

震災後、中小規模の地震が多発していた茨城県南部から千葉県北部の震源域は、ここ2ヶ月以上に渡り、ほぼ完全に沈黙していました。一時は、2〜3日に1回以上という高頻度で発生していましたが、この間、有感地震はほぼ皆無という状態でした。(管理人が覚知しているのは、震度1が一回のみ)

しかし、6月3日の茨城県南部、深さ70km、マグニチュード3.9、最大震度2、3月5日にはその西側で深さ80km、マグニチュード3.4、最大震度2、その間の3月4日に千葉県北西部、深さ80km、マグニチュード3.6、最大震度2と、また続いて起き始めたようです。茨城県南部では、今までの多発期より、震源深さが10〜30kmほど深めの傾向が見られます。

一方で、千葉県沖でも気になる地震が起きています。6月5日、千葉県南東沖、深さ50km、マグニチュード4.2、最大震度1、6月6日、千葉県東方沖、深さ60km、マグニチュード5.0、最大震度3、同日にほぼ同震源、マグニチュード4.2、最大震度2と、千葉沖で「スラブ内地震」が起きはじめました。この震源域では、今までもっと浅い震源での小規模地震がほとんどでしたが、茨城・福島・宮城沖で多発が続いているのと同タイプの、太平洋プレート内での「スラブ内地震」が発生し始めたようです。

今まで、このタイプの地震が千葉県銚子市の犬吠埼より南側で発生することはほとんどありませんでしたが、その理由は明らかです。下図をご覧ください。
Plete
上図は、震災直後の2011年3月20日から27日までの一週間に発生した地震の震源図です。東京大学地震研究所の発表資料からお借りしたものに、管理人がプレート境界線を重ねさせていただきました。黄色の点線は、陸側の北アメリカプレートと海側の太平洋プレートの間に潜り込んだ、フィリピン海プレートの先端部を表しています。

これを見ると、震災後の膨大な数の余震が、フィリピン海プレートの先端部でぴたりと止まっているのがわかります。(ピンク色の点は、深さ10〜15km程度の地震を表します)そして、そこから南側では、それほど多くの地震が発生していません。つまり、震災後、東日本東方の海中と沿岸で発生してる余震の大部分は、北アメリカプレートと太平洋プレートの相互関係によるもので、そこにフィリピン海プレートはほとんど関係していないということがわかります。その後も、この状態は現在までずっと続いています。

しかし、ここへ来て、今までほどんと発生していなかった太平洋プレート内での「スラブ内地震」が、千葉沖、すなわちフィリピン海プレートの下でも発生し始めたようです。それとほぼ同時に、沈黙が続いていた茨城県南部、千葉県北部の震源域も動きはじめました。上図からもわかるように、茨城県南部、千葉県北部は、フィリピン海プレートの先端部に当たるのです。

この二つの事から、関東南部付近の地下において、フィリピン海プレートが関係した、何か新たな動きが出て来たのでは無いかと考えることもできます。これが実際にどのような現象なのか、今後どうなって行くのかは「専門家」ではない管理人にはわかりませんが(専門家でも断定できないでしょうが)、新たな現象が起きていることは確かです。今後の推移を注視する必要があります。フィリピン海プレートは南関東から西日本の下に潜っていて、首都圏直下型地震、ひいては東海地震を含めた南海トラフ地震の発生とも深く関係しているのです。


一方、6月6日に山梨県西部、深さ20kmでマグニチュード2.6、最大震度1の地震が発生しています。この場所は富士山の西側山麓に当たりますが、この場所での発生は、管理人の記憶によれば震災後初めてではないかと思います。少なくとも、ごくレアケースであることは確かです。

この地震は火山性では無く、マグマの動きを表す火山性微動が最近比較的多く観測されている、富士山の東側斜面地下とは正反対の場所ですから、大規模地震や富士山噴火に直接結びつくような活動では無いと考えられますが、新たな場所での発生ですので、こちらも推移に注視して行きたいと思います。

今後、何か動きがありましたら、またお知らせします。

【6/7管理人追記】
本文中、プレートの名称表記に誤りがありましたので、訂正いたしました。文中の「ユーラシアプレート」との表記は、すべて「北アメリカプレート」が正当でした。


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コメント


ありがとうございます。
語りだしたら とまらなくなり、
あなたの趣旨とは
逸脱しそうなので、あえて語りません(笑)

ですが、とてもわかりやすいです。
特に あのオリジナル画像が!

これからも
愛読させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

>さびしんぼうさん

私の趣旨はともかく、いろいろなお話をしたいですね。物事はいろいろな角度から見た方が面白いし。

例えば、オカルトやエセ科学話からでも、内容はともかく、災害に対する大衆心理みたいなのが読み取れることもあります。ご遠慮なく、なんでもどうぞ。公開がなにでしたら、メールでも結構ですから。長文歓迎です(笑)


本当ですか?

うれしい!!

じゃあ、 今度 メールでも質問させて下さい!

ヤッタ〜 ♪

ありがとうございます。

>さびしんぼうさん

はい、いつでもどうぞ!

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