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2013年8月31日 (土)

☆再掲載☆買い物編03【首都圏直下型地震を生き残れ!10/54】

■当記事は過去記事の再掲載です■


さて今回は、デパ地下で大地震に遭遇した場合の行動について考えます。これはもちろんデパ地下に限らず、似たような店内構成の店舗の多くに共通することです。特にデパートの上層階は、地下食品売場に比べて動線構成が単純で通路が比較的広く、見通しが効きやすいので、この方法を応用することで、より安全性を高められるケースも出てくるでしょう。

ではなぜ敢えてデパ地下を取り上げたかと言うと、地下であること、迷いやすいこと、ガラスなどの危険物が多いことから、非常にパニックを誘発しやすい環境だからです。基本的には、パニックに呑み込まれず、危険物からできるだけ距離をおくということがポイントです。

まず最初は、普段の意識から。常に「ここで大地震が来たらどうするか?」という視点で周囲を見て、それを頭の隅で意識しておくことです。前回記事のデパ地下の危険、思い出してください。そして、防災グッズのシリーズ記事で何度も取り上げている小型LEDライト、持ち歩いていますか?地下に限らず、ビルの中で停電になったら、真っ暗です。そこで視界が確保できるかどうかが、避難行動の成否を大きく左右します。


さて、あなたはお総菜を買ったあと、ガラスショーケースに囲まれた狭い通路を、ちょっとお菓子でも買おうかなと見て回っています。店内はとても混雑しています。そこで、ドーンという地鳴りと共に、突き上げるような強い揺れを感じました。さあ、どうしますか?

まず、揺れが最大になる前に、できるだけ広い通路や場所に移動すべきです。ここで、普段からの意識の有無の差が出ます。しかしデパ地下では、幅3m以上ある通路はあまり無いことが多いのです。そこで意識しておくべきことは、なるべく建物の隅、つまり壁に近い方向に近づくことです。

これは以前その危険を指摘した「吊り天井」に限らず、天井が落下する場合は建物の中心に近い場所や、壁や柱から離れた場所の可能性が比較的高いことと、壁際の通路は比較的まっすぐであり、その後の避難行動で方向が把握しやすいからです。さらに、壁際の通路は比較的広いのが普通です。

階段の近くにいたら、階段室の壁に張り付いて姿勢を低くし、パニックの人波に呑まれないようにしながら、強い揺れに備えます。激しい揺れが来るまでの短時間に一階に上り、屋外に出るのはまず不可能です。それに屋外では、ガラスや看板、ビルの外壁などが落ちてくる危険が大きいのです。ならば危険物がほとんど無い階段室の方がずっと安全です。照明器具や壁面材の落下は考えられますから、いつでも頭を保護することを忘れずに。


エスカレーターの近くにいたら、強い突き上げを感じてからは乗ってはいけません。停電で急停止して将棋倒しになる危険はもちろん、エスカレーター自体が落下することがあります。エスカレーターは、簡単に言えば上の階の床に引っ掛けてあるだけなので、東日本大震災では、かなりの数が落下しました。もしそこへ乗っていたら、重傷以上の可能性が大です。

それを教訓に、現在エスカレーターの落下対策工事が進んでいるはずですが、そのエスカレーターがどうなっているかわからない以上、リスクを犯すべきではありません。それに階段と同じく、一階に上がったからといって安全だとは限らないのです。もし一階(上層階)で何か大きな危険が発生した場合、階段やエスカレーターを駆け下りて来る人々と衝突することになります。危険極まりない状況です。


しかしあなたはそのようが行動がとっさに出来ず、揺れを感じた瞬間に足がすくんでしまいました。動き出せたあなたも、人波に阻まれて、ほとんど進めませんでした。いずれにしても、最大の揺れが来るまでの時間は、最短の場合3秒以下なのです。あまり長い距離を移動することはできません。

今いる通路は狭く混雑していて、スーパーのように「通路中央で姿勢を低く」しても、パニックを起こした人の波から逃れられるとは思えません。しかも周りはガラスだらけです。では、どうするか。他にパニックを避けられる場所は?

ここからは、管理人がデパ地下を歩き回って導き出した結論です。こんな事を言うのは、日本中で管理人だけでしょう。でも、それがベストとは言えないものの、ベターな方法だと思ったのです。


デパ地下には、実は「聖域」がたくさんあります。パニックから隔絶された場所です。おわかりでしょうか。それは「ショーケースの裏」、つまり店員がいる販売スペースです。普段は絶対に入ってはいけない「聖域」も、大地震で生命の危機に晒された場合の緊急避難場所としては、最も安全性が高いと気付きました(デパートのみなさんごめんなさい)

それ以来、管理人はいつもショーケースの切れ目、つまり店員の出入り口を意識するようになりました。その中ならば、通路で起こるパニックをほぼ完全に避けられるのです。そして、そのスペースでは多くの場合ショーケースは片面であり、つまりガラスの危険が半分になります。

さらに良く見ると、販売スペースは背後が壁だったり、太い柱を囲むように配置されていることが多いのです。つまり、天井の落下や建物の崩壊に対して非常に強い場所でもあります。しかし言うまでも無く、小さな地震を感じたからと言ってすぐに駆け込んで良い場所ではありません。これはあくまでも、最悪の事態における最後の手段であり、自己責任において取るべき行動です。

でも生命の危険がある状況だと判断したら、管理人は迷わずそのような行動を取ります。その結果いかなる不利益があろうとも、それは甘んじて受けましょう。それでも命を失ったり、重い傷を負ったりするよりは、そちらを選びます。付け加えれば、当面の危険を避けることが出来たら、管理人は店員と共に客の避難誘導や負傷者救護を可能な限り行う覚悟と準備があります。

今回は、その場所の条件と起こりうる状況だけから判断した、最も「生き残る」可能性が高い方法を考えました。ひとつの参考となさってください。これで、買い物編は終了します。

■このシリーズは、カテゴリ【地震・津波対策】をクリックしていただくと、まとめてご覧いただけます。

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