2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 【豪雨災害】犠牲の原因と結果、そして対策 | トップページ | ☆再掲載☆買い物編02【首都圏直下型地震を生き残れ!9/54】 »

2013年8月26日 (月)

やっと変わりはじめた【管理人ひとりごと8/26】

管理人は、ここ数年はほとんどNHKテレビとケーブルテレビしか視ていないので、一般の民放のことは良くわからないのですが、この夏からの豪雨報道が、少し変わって来たように思います。

豪雨に際し、最近までは「豪雨に注意を」とか「土砂災害に警戒を」というような表現しか聞かれなかったのですが、今では「豪雨下の移動は危険なので早めの避難を」、「危険地帯に残る場合は二階以上へ」、「なるべく崖などから離れた部屋へ」という具体的なアドバイスが聞かれるようになりました。先日は、気象庁の災害対策担当官が「豪雨や夜間になると土砂崩れや洪水の兆候はわからないので、早めの避難を」と言っていました。今まで必ず聞かれた、土砂災害の「トリビア」の意義を根本から覆すものです。

そして、当ブログの読者の方はおわかりかと思いますが、それらは管理人がずっと前から提唱してきたことそのものなのです。でも、もちろん当ブログが報道を変えたなどと大風呂敷を広げるつもりもありませんし、「専門家」が当ブログの内容をパクったなどと決めつけるつもりもありません。もし本当にパクったのなら情けない限りですが(笑)ところで、管理人が言う「専門家」というのは、大半が商売絡みやメディアに登場するのを生業にしているような人たちですよ。念のため。

もちろん言うまでも無く、そのような考え方は決して管理人オリジナルの発想というわけではなく、状況を正しく判断すれば、誰もが同じ結論にたどり着くはずのものです。考えりゃ誰でもわかる、ということです。考えなくても、例えば一度でも豪雨の中に実際に身をおけば、周囲の情報などほとんど覚知できないことはすぐにわかるはずですし。今までそんなことを知らなかった、考えていなかった「専門家」がいたら、すぐに看板を下ろすべきですね。

そんなことより、問題はこの期に及ぶまでに、そういった「現実的な」警告やアドバイスが、何故ないがしろにされて来たのかということです。今まで、ただ二階にいれば助かった人が、どれだけ犠牲になったのか。

長きにわたり、豪雨の土砂災害対策と言えば、まずは例の「土砂崩れの兆候」みたいなのばかりでしたよね。おまけに、長靴履くなとかどうでもいいことばかりで。そんな情報ばかりに触れ続けた結果、現実にはとにか早く逃げるしかないのに、あたかも危険が迫るタイミングをいつでも覚知できるような、トリビアを知っていれば安全に避難できるような錯覚を刷り込まれていたのではないでしょうか?

ともかくも、現実的な情報がメディアに乗るようになったのは良いことです。遅きに失した感もありますが。


でも管理人に言わせれば、まだ不十分です。例えば時間雨量数十mmという雨の中を移動しようと思えば、傘などほとんど役に立ちません。さらに冠水の中では、手に荷物を持って歩くなど危険極まりありません。雨に濡らさず、水中に落とさないように抱えていたりすれば、簡単にバランスを崩して転倒するでしょう。

そんな場合は、まずはレインウェアやポンチョが必須で、荷物は防水性のあるリュックに入れ、両手を空けておかないとなりません。さらに、夜間ならば防水性能のある強力なライトが必要です。そして水中の障害物、水の逆流で開いたマンホール、側溝などを探知するために棒状のもので足下を確かめながら移動するのです。傘はたたんで、そのために使えるくらいでしょう。これが台風の豪雨ならば、さらに強風が加わるのです。

地震避難のための持ち出しグッズ情報はいくらでもありますが、地域によっては豪雨時の避難にも転用できる装備が必要です。しかし、そのようなアドバイスは滅多に見かけません。十分な装備が無ければ避難行動をためらいがちになり、避難のタイミングを失するという悪循環にも陥りかねませんから、上記のような細かい情報の啓蒙も必要なのです。

もっとも、そんなことがある程度安全にできるのは、体力のある大人です。お年寄りや子供には危険過ぎます。つまるところ、状況が穏やかなうちに安全な場所に移動するしかない、ということになります。このようなレベルまでの情報までを、限られた放送時間や誌面の中で、詳細に提供・解説することは、事実上不可能でしょう。しかし、知らなければそれなりの結果を招くことでもあります。


さらに、そんな知識や装備をいくら備えていても、判断能力が低ければ悪い結果になりかねません。現実には避難勧告や指示が出なくても危険な場合もあれば、勧告や指示があっても安全な場合もあります。最も大切なことは、今自分の身に迫る危険は何かを正確に判断できる知識と判断力を持つことであり、それらを涵養するための方法にも言及されなければなりません。

幸いなことに、最近はいろいろなメディアでリアルタイムに近い情報が得られます。正しい情報は正しい判断の必要条件ですから、各種メディアを活用するのは当然ですが、同時に「情報弱者と災害弱者」の存在も考えなければなりません。特にお年寄りです。この夏の豪雨でも、犠牲になっているのは多くがお年寄りです。それも、ほとんどが「回避できる」事例なのです。

そんな人たちが近くにいれば、早いうちにちょっと一声かけて状況を確かめておくだけでも、その後の対応が格段にスムーズになります。何も現場にいなくても、遠隔地のお年寄りには電話で「二階に上がれ」、「雨が弱いうちに避難所に行け」、「ひとりで出歩くな」などと伝えておくだけでも、状況は大きく変わります。せっかく連絡しても「大丈夫?」だけでは意味がありません。

というような事も含めて、さらにテレビ等のメディアが啓蒙に力を入れて欲しいと思っています。この夏のような厳しい気象状況は、この先間違いなく増えて行くはずなのですから。「こんなことになるとは思ってもいなかった」なんて報道は、もうたくさんです。


・・・などといろいろ書きましたが、とりあえずはもっとも認知度高いと思われるテレビの情報が変わりはじめたことは歓迎したいと思います。それに加えて、本稿で書いたようなことを、皆様ご自身で考えておいていただきたいと思います。場所や状況に応じて、ベストの方法はそれぞれ違うのです。

しかし、ほとんどは「考えればわかる」ことだと思います。いまあなたが置かれた状況で何が必要なのか、何をしなければならないかを、考えてください。まずそれができなければ、「専門家」のアドバイスもトリビアも無意味です。さらに、テレビなどのメディアで微細にまで渡る情報を提供することは困難で、提供された情報がすべてではありませんから、必ず不足があると考えて、その不足部分をあなた自身が考えて補ってください。行政やメディア任せにしていては、生き残れないこともあるのです。

当ブログの情報がお手伝いできれば幸いです。でも、あくまで「お手伝い」です。主役は、あなたです。


最後に。災害はこちらの都合など全く関係なく襲って来ますが、こと気象災害は迎え撃つ時間的余裕がありますし、起こり得ることは事前にほとんどわかります。しかしこの先、この考えだけは捨ててください。

「これまで何もなかったから、大丈夫だ」


■■当ブログがお役にたてましたら、ブログトップまたは下のランキングタグへご支援のクリックをよろしくお願いいたします。

☆人気ブログランキング

« 【豪雨災害】犠牲の原因と結果、そして対策 | トップページ | ☆再掲載☆買い物編02【首都圏直下型地震を生き残れ!9/54】 »

日記・コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: やっと変わりはじめた【管理人ひとりごと8/26】:

« 【豪雨災害】犠牲の原因と結果、そして対策 | トップページ | ☆再掲載☆買い物編02【首都圏直下型地震を生き残れ!9/54】 »