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2013年9月20日 (金)

☆再掲載☆大火災編10【首都圏直下型地震を生き残れ!20/54】

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今回から、いよいよ大火災から「生き残る」ための、具体的な方法を考えます。

なお、管理人は「防火管理者」資格を持っています。しかしそれ以前から、火災に関しても個人的に興味を持って多少研究しており、当ブログで述べている内容は、教本の丸写しではありません。必要な要素はもちろん共通ですが、方法論に関しては、一般的な防災マニュアルにはまず載っていない、管理人独自の実践的なアレンジを加えています。


最初に、火災の危険要素から考えてみましょう。それは「熱」、「煙」、「有毒ガス」の三つです。このうち、屋外の避難行動においては、とりあえず「煙」と「有毒ガス」の脅威はかなり小さくなります。ですから、とにかく「熱」の脅威から身を守らなければなりません。では、「熱」を最も効果的に避ける方法とはなんでしょうか。これは皆様すぐにおわかりになるでしょう。そうです。火から「距離」を取ることです。

しかし、距離が取れなかった場合は?その場合は、熱を「遮蔽」または「冷却」するのです。大火災の猛烈な熱から身を守るために必要な要素は、「距離」、「遮蔽」、「冷却」の三つを組み合わせた行動になります。そのうち、安全な「距離」を確保する方法はただひとつ。それは素早い避難であり、ここまで述べて来た行動によって実現できます。要は、安全が確保されるまで周囲の情報を「常に」集め続け、それに基づいて、タイミングを逸さずに、正しい避難行動を始めることに尽きます。

その他の要素である「遮蔽」と「冷却」が必要になるのは、事実上十分な「距離」を取る行動に失敗した場合であり、状況はより厳しくなります。ここでは、避難行動中に、行く手に火災を発見した状況をシミュレーションします。


状況を設定しましょう。場所は木造家屋密集地域。進むべき道路の幅は6m。車がすれ違うのがちょっと難しいくらいの道です。既に後方には火が迫り、戻ることはできません。他に迂回できる道路や路地もありません。道路片側の木造家屋が火災の最盛期になり、家全体が火に包まれています。風は火点から道路側に向かって吹いていて、炎が道路幅の半分以上まで吹き出しています。危険な熱に晒される距離は、約20m。道路上の温度はすでに数百℃に達し、無防備のまま突破しようとしたら、化学繊維の服は溶け、髪が燃え上がり、肌も焼かれるでしょう。しかしその地点を突破しなければ、逃げ場はありません。非常に厳しい状況です。

ここでやらなければいけないことは、熱の「遮蔽」です。これは、身体と火の間になるべく燃えにくいものを挟むことで、火の輻射熱から身体を守ることです。まずは上記にもある通り、身体の表面にある、特に薄手の化学繊維を取り除くことです。特に、肌に密着しているナイロンストッキングは最も危険です。一瞬で溶けて数百℃ののまま肌に貼り付き、重いやけどを引き起こします。

しかし、実際にはその場で脱ぐというのは、時間的にも精神的にも現実的ではありません。その場合は、スカートの膝下など熱に直接さらされる部分を、引き裂いてでも取り除くのです。できれば、避難行動開始前に脱いでおくべきでしょう。ズボンの下に履いている場合は、ズボンが木綿や毛などの天然繊維ならば、溶けるまでに多少は時間が稼げますが、一旦溶けたらより危険になります。なお、化学繊維でも防寒ジャケットなどの厚手のものならば使いようがあります。その方法はあとで述べます。

もうひとつは、顔と髪の毛の断熱。髪の毛は最も燃えやすいのです。バスタオルなどのできるだけ厚い天然繊維で、頭全体を覆面するように、目の周りだけ最小限の面積が出るように覆います。プラスチックヘルメットは短時間なら断熱効果がありますが、ヘルメットから出ている肌や髪の毛は、天然繊維で防護しなければなりません。

防災頭巾があれば効果的ですが、顔の防護ができませんから、やはり顔には天然繊維を巻く必要があります。木綿や絹のTシャツで覆うだけでも、かなり効果があります。なお、タオルなどを巻く際は肌に密着させてきっちりと巻かず、すこし空間を持たせてゆったりと巻きます。タオルなどと顔の間の空気による断熱効果を期待するためと、火がついた際に、すぐに外せるようにするためです。

アルミレスキューシートは、熱を反射する効果は高いのですが、シートの素材はポリエチレンです。火に晒されるとすぐに溶けてしまいますから、この場合は使えません。このように、身体から燃えやすい、溶けやすいものを取り除いた上で、露出している肌をできるだけ木綿、毛、絹などの天然繊維で覆い、猛烈な輻射熱から身体を守ることが、まず何より必要なことです。


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