【福島県浜通りで震度5強】地震関連情報【9/20】
本日9月20日、午前2時25分、福島県浜通りの深さ17kmを震源とするマグニチュード5.9(数値はいずれも気象庁暫定値)の地震が発生し、福島県いわき市で最大震度5強を観測しました。
この地震が発生した震源域は、東日本大震災後に集中的に誘発地震が発生している場所で、福島県浜通り南部から、茨城県北部にかかっている場所です。震災後、この震源域で発生した地震の震源深さはほとんど10km前後でしたが、今回は大きめの地震としては恐らく震災後初めてと言って良い、少し深めの17kmで発生しました。
去る7月23日には同震源域北辺付近の、今回の震央とごく近い場所でマグニチュード5.2、深さ10km、最大震度4の地震が発生し、その後約一週間の間に小規模余震が十数回連続するという現象が見られました。本震の規模の割には、余震の回数がかなり多めではありました。
7月23日の地震とその後の余震についての記事を、7月30日にアップしていますので、併せてご覧ください。
■7月30日の地震関連情報はこちらから
7月23日からの余震は時間の経過と共に次第に減って行き、その後はごく散発的に小規模地震が発生している状態でしたが、本日9月20日未明に震度5強の発震となりました。この地震の前には、小規模地震が増えるような傾向は特に見られていません。
今回の本震の後、約30分の間に震度1クラスの余震が5回、午前5時台に1回発生していますが、前回の例と同様ならば、今後しばらく間は群発地震のような状態が続く可能性もあります。
震災後、この震源域では、有感地震が毎日数回以上という極端な多発が見られていました。その多くは震度3以下でしたが、時々震度5弱から5強となるパターンを繰り返して来ました。その後時間の経過と共に地震規模も発生回数も漸減し、震災から約2年半となる現在では、数日~2週間くらいに一回程度と、かなり落ち着いて来ています。
それでも、今回のように震度5強クラスが発生するポテンシャルが未だにあることが証明されましたし、それ以上の規模にならないと断言することもできません。気になるのは、今回の地震が「いつもの深さ」よりかなり深い場所で大きめに発生していることで、これが何らかの新しい動きに繋がるのか、しばらくの間は注視すべきかと思います。
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