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2013年10月23日 (水)

ダブル台風と「藤原の効果」

台風27号、28号が日本列島に接近中です。この季節に「強い」、「猛烈な」という冠詞がつく台風がダブルでやってくるというのが、日本近海の海水温の高さを如実に示しています。台風の勢力を決めるのは、海面からの水蒸気の供給量が大きな要因のひとつですので、海水温が高いほど勢力が強くなりやすいわけです。

この先多少の変動をしながらも、基本的にはこのような状態が日常化していくと思われます。海水温の上昇は雪も含めた降水量の増加をもたらしますので、台風だけの問題ではありません。秋雨でも雪でも春雨でも、「過去に例の無い」状況になることが増えると思われます。


さて、今回のダブル台風ですが、当初予想された進路よりかなり東寄りのコースとなるようで、本州を直撃する可能性は当初より小さくなりました。その一方で本州南海上の島嶼部に接近するコースとなりますので、伊豆大島はもとより、各地で厳重な警戒が必要です・・・という表現は良く聞きますが、いざ災害が発生してしまったら、「警戒」していてもほとんど無意味です。やるべきことは、「早いうちに安全な場所へ逃げる」ことしかありません。

今回、台風が進路を大きく変えている理由として、「藤原の効果」という聞き慣れない言葉がメディア上にも上っています。詳細には触れませんが、これは戦前の中央気象台所長、藤原咲平氏が提唱した理論で、二つの熱帯低気圧や台風が1000km以内程度に接近すると、気流がお互いに干渉しあって単独の場合とは異なる複雑な進路となる現象とのことです。

台風27号、28号とも、当初の予想と大きく異なる進路を取りそうなのは、この「藤原の効果」によるものだということですが、その効果は必ずしも一定ではなく、今後のダブル台風相互の動き次第で極端に進路が変わる可能性もあるとのことですので、しばらくの間は普段以上に台風情報をこまめに確認することが必要です。

いずれのコースを取るにしても、島嶼部はもちろん日本列島各地に多くの雨をもたらすのは確実であり、特に28号は本稿執筆時点で中心気圧905ヘクトパスカルと、今年日本に接近した台風の中でも最強レベルですから、最も警戒しなければなりません。

既に土砂災害や水害が起きている場所はもちろん、今まで土砂災害が起きていない場所でも、夏以降の豪雨で地盤の緩みや亀裂が発生している場所も少なくないはずです。今度の台風が「最後のひと押し」になる可能性も否定できません。というより、そうなるという前提で備えておき、最悪の状況になる前に危険地帯を「脱出」しなければなりません。

避難するのは、地域の避難所でなくても、土砂と水が来ない場所ならばどこでも良いのです。留守宅に危険があるならば、モノはなるべく二階以上に上げておくべきです。そして自家用車を災害から守るためにも、少しお金をかけてでも安全な近場へ「避難旅行」に行くという発想があっても良いと思います。もちろん、行く先の安全と移動の安全が確保できるという前提でなければなりませんが。


一方、この季節の台風は、強い寒さももらたします。台風に向かって吹き込む北寄りの風により、大陸からの強い冷気が列島上空に引き込まれます。北海道や東北地方の一部では冬並みに気温が下がり、かなりの降雪となる可能性もありますから、特に山間部に入る車は、冬タイヤなどの装備をしておかないと、身動きが取れなくなるだけでなく重大事故の可能性も高まります。自分が冬装備をしていても、周りがすべて備えているとは限りません。

屋外で活動する場合にも、特に台風が最接近する前はかなり寒くなり、それから強風と大雨がやってきますので、それに対応した装備と計画が必要です。装備は「防水・防寒」に重点を置き、十分な余裕をもって行動しなければなりません。台風は夏のイメージが強いのですが、この季節の台風は、一気に冬を呼び込むのです。

余談ながら、水害からの避難時に長靴を履くなという「トリビア」に対し、管理人があくまで長靴を履く可能性を追求するのは、こういう場合を考えているからです。脱げにくいけれどずぶ濡れで泥まみれの靴よりも、多少のリスクを侵してでも「濡れない」靴が欲しいのが、これからの季節なのです。

私事ですが、バイク乗りの管理人は、足が濡れて冷えることの辛さは十分に知っていますし。


いよいよダブル台風が接近します。前述の通り、その動きは予測しづらいので、とにかく「甘く見ずに」、積極的に「臆病に」なって、先手先手での行動をお勧めします。

■この記事は、カテゴリ【気象災害】です。

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