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2014年1月25日 (土)

お薦めのニットキャップ

まだまだ寒い日が続きます。

当ブログでは、寒冷時に防災グッズとしても役立つものとして、ニットキャップの装備をお勧めしてきました。人間の体表全体から放散される熱のうち、なんと40〜50%が頭部からなので、特に災害時など十分に暖が得られない時には、頭部を保温することで無駄なエネルギーの消費を防ぐことができるからです。

熱が逃げて体温が下がれば、人体はカロリーを消費しながら体温を維持しようとしますので、寒く感じるということは、すなわち無駄なエネルギーを消費しているということなのです。かなり乱暴に言ってしまうと、寒いと早く腹が減るということであり、そこでカロリーが補給できないと、行動や生命維持のためのエネルギーがより早く尽きるということです。さらに、無駄な熱の放散によって体温が下がれば、より早い段階で低体温症に陥るということでもあります。

ですから、災害時のように暖が取れず、十分なカロリーが補給できない時には、頭部の保温がより大きな意味を持ってきます。さらに、頭部で血液があまり冷やされないので、体感的にも全身が暖かく感じます。その効果は想像以上に大きいので、皆様も是非寒い日に実験してみてください。またクッション性が高いので、頭部の怪我防止にもかなりの効果を発揮します。

そこで、管理人は普段からニットキャップを愛用しているのですが、女性用はいろいろあるものの、男性用はなかなか良いものがなく、あればかなり高価だったりします。そこで今回は、管理人も愛用している、安価で高性能なニットキャップを紹介したいと思います。

安くて丈夫で高性能となれば、やはり軍用品に目が向きます。お勧めは、米軍規格に準拠して作られた、つまり兵士が使っているものと同等品です。軍用品ということであまり一般的では無いので、敢えて記事にしました。

ウール100%の「ウォッチキャップ」です。お薦めは米国Rothco(ロスコ)社の製品です。価格が比較的安く、作りもしっかりしています。素材はウール100%ですから暖かさはもちろん、耐熱性も期待できます。この製品はかなり大きさに余裕を持って作られており、伸ばしでかぶれば顔をすっぽり覆えるくらいです。目の場所に切り込みを入れれば、非常用のフェイスマスクとしても使えます。これがなんと980円。風合いも悪くなく、非常にコストパフォーマンスに優れています。

とりあえず黒をリンクしましたが、グリーン、カーキなどその他のカラーもあります。

この他にも、アクリル繊維製が900〜950円くらいであり、管理人はこちらも愛用しています。耐熱性はウールに劣りますが、暖かさや風合いは遜色なく、水や汗に強いので洗濯や手入れが簡単なのがメリットでしょうか。軍用品でもアクリルを使う時代なのですから、普段の使用ではあまり気にする必要は無いのかもしれません。Amazonのサイトで「ウォッチキャップ ロスコ」で検索すると、いろいろ出て来ます。

軍用品なら価格も手ごろなので、普段使わなくても、通勤・通学バッグや非常持ち出しの中に入れておいても良いかと思います。なにしろ、寒い時には絶大な効果を発揮しますので、ぜひ試してみてください。

■1/26追記
頭を保温せよということに対して、読者の方から、「頭寒足熱」というじゃないかというご指摘がありましたので、それについて。

頭皮に毛細血管が集中して放熱量が多くなっているのは、脳がオーバーヒートしないようにです。例えば激しい運動をした時にめまいが起きたりするのは、温められた血液が大量に脳に流れ込んで、オーバーヒートしているのが原因の一つです。そうならないよう頭部を効率良く冷やすために、頭皮がラジエーターの働きをしているわけです。

つまり頭部は一定以下の温度に保つのが良いわけで、それが「頭寒」ということです。しかし外気温が下がって放熱量が多くなりすぎると、脳のためには良いのですが、冷えすぎた血液を温めるために余分なエネルギーが消費されます。ですから、寒い時は放熱量をほどほどにコントロールすることで、身体全体のエネルギー消費を抑えるのが望ましいわけで、そのためにニットキャップは非常に適しているということです。

ちなみに「足熱」ですが、足先は心臓から一番遠く、血管を流れる血液が最も冷えている場所なので、寒さや冷たさを感じやすいのです。ですから足を保温して血液の温度低下をなるべく防ぐことでエネルギーの無駄な消費を防ぎ、体感的にも暖かいという意味です。なお、足先で血液が一番冷えやすいのは、動脈が表皮の近くにあるくるぶし周りです。ここを保温することで、効果的に足先の冷えを防ぐことができます。


■当記事は、カテゴリ【防災用備品】です。


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