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2014年2月 9日 (日)

☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【1】

■当記事は過去記事の再掲載です。


今回から何回かに渡り、『普段持ち歩く防災グッズ』を考えて行きます。まずは基本的な考え方からです。

本文では、基本的に都市部へ電車通勤・通学をしている人を想定します。自動車やバイクでの通勤を想定しないのは、その積載力の高さから。あくまで「徒歩」での非常に限られた運搬力の中で、どれだけのことができるかを考えて行きます。その他、必要に応じて他の想定も加味して行きたいと思います。

まず、普段持ち歩く防災グッズ(以下、持ち歩きグッズ)に求められる条件を考えます。

まず何より、軽量・コンパクトであること。非常時に屋外を中心に使うものですから、堅牢で操作が容易であること。直感的に使い方がわからないものなど、非常時には役立ちません。機械類には、なるべく防水性能も欲しいところ。できるだけ複数の用途に使用できるもの。持ち歩きグッズは出来るだけ減らしたいものです。なるべく安価で、入手が容易なもの。高価なものは思い切って使えませんし、失くしたらしばらく入手できないようなものでも困ります。大体そんなところでしょうか。

ところで持ち歩きグッズに限らず、すべての災害対策グッズに要求される、基本的な要件があります。この要件を外すと、非常時に役に立たないただの“オモリ”になってしまいかねません。私は、その基本要件を6つのジャンルに分けました。以下の通りです。
■水分
■カロリー
■視界
■情報
■防水・防寒
■安全・衛生
これらを確保するためのグッズを揃えて行くわけです。あと、これは人によりますが、さらに■救護という要件、つまり他を救うためのグッズを用意することもあると思います。

次回からはそれぞれの要件ごとに、実際に起こりうる状況と、それに見合ったグッズを考えて行きます。手っ取り早くグッズのリストだけ見たいと言う方も少なく無いと思いますが、それだけでしたらいくらでも他に情報はあると思います。しかし当ブログの目的は、あくまで総合的な「生き残る」力のアップであり、通り一遍のグッズがあれば解決という考えは持っておりません。

ついでに申し添えますと、一般的な「防災グッズ」の中には、根本的勘違いをしていたり(持ち出しリュックの雨対策などいい例です)、コストの問題などで致命的とも思えるダウングレードがされていたりするものがあるのを、普段から大変気にしております。それなりのモノなら何でも良いというものではありません。

災害対策においては、その時に起こることを正確に知り、それに対処する心構えと装備を身につけることで、様々に変化する状況を柔軟に、そして力強く乗り越えて行けるのだと信じます。魂の入っていない机上の空論では、「生き残る」ことは困難です。

なお、これから紹介するものはすべて、私が実際に持ち歩いているものです。


■このシリーズは、カテゴリー【防災用備品】です。

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