2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 三陸沖で連続アウターライズ地震発生 | トップページ | 小説・声無き声 第一部【19】 »

2014年2月12日 (水)

☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【2】

■当記事は過去記事の再掲載です。なお、以前掲載した他の再掲載記事と重複する内容が含まれます。


「普段持ち歩く防災グッズ」について、具体的に考えて行きます。このシリーズの【1】で挙げた6つの要件のうち、今回は「水分」です。

これはもちろん、水そのものを持ち歩けるのが一番ですし、すでにそうしている方も多いでしょう。でも500cc入りペットボトル一本の重量は約500グラムもあり、それなりにかさが張りますから、だれでも可能というわけでもありません。しかも500ccでは、いいところ1日分に過ぎません。

ならば、発災後に水を補給をすることが、絶対に必要です。しかし停電・断水はすぐには復旧しないでしょうし、商店の品物は、あっという間になくなります。

そこでお勧めしたいのが、「浄水ストロー」です。
Photo
「浄水ストロー」はサインペン一本分ほどのサイズと重量で、持ち歩いてもほとんど負担になりません。濁りがあまりひどくない水なら、大抵は飲用にすることができます。本体はろ過資材が入っているだけで殺菌能力がありませんので、塩素系消毒剤の小瓶が付属しています。画像のようにフリーザーバッグに一緒に入れておけば、コンパクトで衛生的です。

さらに「浄水剤」があれば、より安心です。これも塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)で、容器は目薬くらいの大きさと重量ですから、こちらも負担になりません。
Bulog_019

では、非常時にどんな水が飲めるのでしょうか。ビルの中ならば、まず屋上などに設置された配水タンクの水がいちばん有用です。タンクの流出口には水抜き用のバルブがあるはずです。もし無かったり、工具が無くて開けられなくても水を取り出す方法はありますが、それは後述します。

配水タンクの水は、もちろん水道水そのものですからそのまま飲めるものの、特に夏場に停電・断水で長時間に渡って循環が止まって長時間経過した場合には、雑菌の繁殖もあり得ますから注意が必要です。

屋内では、トイレのタンクの水も使えます。寒い地域では、水道管凍結防止用の水抜きバルブがついていますので、水道管の中の水も使うことができます。さらにいざとなったら、トイレの便座の中にたまった水も使えます。

そして雨水、川、用水路、池、噴水の水など、要はろ過と消毒さえできれば、ほとんどが命をつなぐ水となるのです。

飲めない水は、濁りが極端にひどい水、高濃度の有害な化学物質、放射性物質や病原体に汚染されている水などですが、濁りはタオル、ネルシャツ、洗濯用ネット、コーヒー用フィルターなどを使ってろ過すれば、かなり軽減できます。細菌など病原体には上記のグッズでもかなり対処できますが、さらに手軽な方法があります(ウイルスによる汚染を除く)
Delios
これは「スーパーデリオス」という製品です。これは中空糸膜と活性炭フィルターでろ過することで、細菌、微生物、寄生虫とその卵などのレベルまでろ過することができます。これだけでも大抵は安全な水になりますが、浄水剤を併用したり、煮沸することができれば、なお安心です。なお、煮沸する場合は、10分間沸騰させるのが目安です。

「スーパーデリオス」はマヨネーズ容器と同じようなボトルがついていますが、ろ過資材が入ったキャップはペットボトルにもつけることができますので、キャップ部分だけ持ち歩いても良いでしょう。


人間は水の補給が3日間無いだけで、死に至ります。それ以前に、まともに行動できくなります。水の確保は、「生き残る」ための最優先課題なのです。

他からの支援が得られない非常時に、上記のような水を「作る」グッズの有無が、どれだけ有効かを想像してみてください。文字通り「命の水」なのです。対処方法を持たずに汚染された水を飲んで、下痢になると身体の水分を大量に失いますし、体調を崩すだけでも、ろくに治療が受けられない非常時には命にかかわる事態にもなり得るのです。とくにお子さん、老人、身体の弱い方には重大な問題です。

各グッズはもちろん買ってそのままではなく、取り扱い説明書を良く読んで、できれば試しに使ってみて、使い方に習熟しておく必要があるのは言うまでもありません。

最後に、あまり露骨にお勧めはできないことなのですが、ビルの屋上の配水タンクについて。配水タンクの素材は薄い金属板かFRP(ガラス繊維強化プラスチック)がほとんどですので、バールなどの道具で穴をあけることは比較的容易です。ですが、これは「生き残る」ための最後の手段ということにしてください。一度穴を開けると、雨水やゴミなどが入って、せっかくの浄水が汚染されてしまうということも十分に考慮しなければなりません。

次回は、「カロリー」編です。

■参考データ
浄水ストロー「MIZU-Q」 重量(本体+浄水剤容器)31グラム
浄水剤「ピュア」15cc 重量30グラム
スーパーデリオス 重量(本体+収納袋)64グラム
※いずれも管理人調べ。

■商品リンク掲載に当たっての追記■
今回紹介した製品は、先日再掲載した「本当に必要な防災グッズとは?」シリーズの一記事と内容が重複しますが、こちらの記事だけご覧の方もあるかと思いますので、一応商品リンクを掲載してきます。なお、携帯用次亜塩素酸ナトリウム剤はAmazonでの扱いがありませんので、同成分で食品添加物認可なので飲料水の消毒に使える製品(ケンミックス4)をリンクしておきます。それを小分けにして持ち歩けば、より安価で済みます。なお、上記の携帯用浄水剤は、登山・アウトドア用品店ならば大抵扱っています。



■このシリーズは、カテゴリー【防災用備品】です。

« 三陸沖で連続アウターライズ地震発生 | トップページ | 小説・声無き声 第一部【19】 »

防災用備品」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

持ち歩き用の次亜塩素酸ナトリウムだったらケンミックス4ではなく、
粉末状の次亜塩素酸カルシウム(さらし粉)の方が安全性や携帯性が良いかと思います。
商品名「アクアク」のようなものがあります。
ご検証ください。

度々すいません。
なにか誤解を受けそうなので追記。
「アクアク」の販売業者ではありませんので。
他に安いものやいいものがあればそちらを参考になさってください。

また、食添用は高度さらし粉と言うようです。
いずれも薬局で売っているようです。

では。

>whokiさん

情報ありがとうございます。不勉強にして「アクアク」という商品については知りませんでした。調べてみます。whokiさんが業者だとは思っていませんのでご安心ください。業者ならば、もっと前に売り込みかけてるでしょうしw

ちなみに、浄水ストローMizu-Qにセットされているのは、粉末タイプの次亜塩素酸ナトリウムです。それは、自然変質によって消毒効果が減少するため、5年の使用期限がついています。粉末タイプの特性かどうかわかりませんが、それもちょっと調べて見ますね。確かに携帯性はその方がずっと良いですし。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【2】:

« 三陸沖で連続アウターライズ地震発生 | トップページ | 小説・声無き声 第一部【19】 »