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2014年3月 7日 (金)

【ご質問にお答えします】大人の頭も守りたい

2月26日の記事で、読者の方からのご質問にお答えして、主にお子さんの頭を守るグッズについての提案をさせていただきました。今回はその続編として、さらにヘルメットについての提案です。

防災用ヘルメットとして最も汎用性が高いのは、やはり工事現場などで使われている、プラスチック製の保安帽です。下画像は管理人の私物で、最低限の避難用装備としてビニールポンチョ、カップ型マスク、ゴム手袋、タオルを中に入れて、自宅玄関の壁にかけてあります。
Annex_029
このような保安帽の最大の問題は、とにかくかさばること。自宅や仕事場などで置いておく場所を確保するだけでも大変です。良く、オフィスのキャビネット上などに置いてあったりするのを見かけますが、これが最も必要になる場合は地震直後の緊急脱出・避難時ですから、その際にすぐ手に取れる場所でなければ、いざという時役に立たない可能性も大きくなります。

最近は折り畳み式の保安帽もありますが、管理人としては機能、デザイン面などで「これだ」というものに出会えていませんでした。そんな中で見つけたのが、前記事と同じくDICプラスチック(旧・大日本インキ化学工業)の製品、商品名「IZANO MET」です。
Izano_met03
この保安帽は入れ子式になっており、畳むと最大厚さ8cmほどに収まりますので、ちょっとした隙間にも入れておくことができますし、専用ポーチに入れて壁やデスクの下などに掛けておいても、あまり邪魔になりません。

管理人がこの製品を最も気に入った点は、実はデザインの格好良さだったりします。折りたたみヘルメットは、機能は十分でもデザイン的に「?」というものも多いと感じていたのです。このデザインならば、誰でも心おきなくかぶれるのでは無いでしょうか。言うまでもなく、要求される十分な性能を持っていますので、安心して使えます。

価格は4600円と高めではありますが、小さなスペースで収納できる本格的ヘルメットとしてその価値は高いものと思い、紹介させていただきます。車載用としてもお薦めですね。詳しい製品情報は、下記メーカーサイトをご覧ください。PDFファイルです。文末には、Amazonの商品リンクを掲載します。
■IAZNO MET製品情報


次は、手軽なヘルメットの紹介です。上記のような保安帽は、災害直後にはある意味で「当たり前」に見えるスタイルではありますが、その後の避難生活でずっとかぶり続けるのは、あまり現実的ではありません。しかし災害被災地では、頭を保護したいケースも多々考えられます。

例えばそんな時に使いやすいのが、下記のようなベースボールキャップタイプのセイフティキャップです。上の紺色のものが日本メーカー(製造は台湾)で、下のベージュ色がフランスメーカー(製造は中国)のもの。なお、画像は管理人が入手したもので、カラーバリエーションは他にもあります。
Photo
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綿(国産)、ポリエステル(フランス)の帽子の中に、下画像のような衝撃吸収プロテクターが内蔵されています。上が国産、下がフランス製です。
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帽子のように頭にほぼ密着しますし、プロテクターもあまり厚くないので衝撃吸収性能は保安帽よりも劣りますし、あご紐が無いので、何かにひっかかったり強い衝撃を受けたりすると脱げることもあります。ですから、主に狭い場所などで何かが倒れかかって来る程度の衝撃や、軽い接触による頭部の外傷を防ぐくらいの機能と考えるべきでしょう。

それでも、普通の帽子とは比べものにならない防護効果がありますし、仮に性能を超える衝撃を受けた場合でも、頭部への傷害を確実に軽くしてくれます。最大の特徴はその保安帽らしくないデザインで、街中でも違和感無く使えると思います。

実はこれらの製品、東日本大震災被災地に入るボランティアにとても好評だったそうです。直接的な危険はあまり無くても、いつ大きな余震や津波が来るかわからない状況下で、ヘルメットをかぶっている安心感はとても大きかったとのこと。直接的な機能よりも、その心理的効果の方が大きいのかもしれません。

頭の怪我は心配だけど、大げさなヘルメットはちょっと・・・とお感じの方にもお薦めです。例えば帰宅困難時、こんなのがあったらいいと思いませんか?壁にかけておいてもヘルメットの類には見えませんし。

価格は日本メーカーものが2000円前後、フランスメーカーものが3800円前後です。製品の詳細については、下記取扱いショップのサイトの「セイフティキャップ」のページをご覧ください。なお、ブログでの紹介許可も頂いておりますので、ショップに「ブログで見た」と直接お問い合わせいただいても結構です。文末には、Amazonの商品リンクも掲載します。
■(有)トランパーズ

なお、プロテクターが頭部のほぼ全周を覆うプラスチック製ですので、頭の形でフィット感が変わります。可能であれば、実際にかぶって試されることをお勧めします。取扱い店舗は、東京都中野区のJR中野駅近くにあります。詳しくは上記サイトをご覧ください。




■当記事は、カテゴリ【防災用備品】です。

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