2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« ☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【8】 | トップページ | 【エイプリルフールウソニュース】地震予知可能時代へ »

2014年3月29日 (土)

☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【9】

■当記事は過去記事の再掲載です。


今回は「安全・衛生」編です。

これはどういうことかと言うと、災害時において衛生状態を良好に保ち、身体の傷害、トラブルを防ぐということです。

まずは、手袋です。「防水・防寒」編にも登場しましたが、管理人は普段、防寒用手袋を持ち歩いていませんので、防寒用にも代用する前提で、作業用手袋とラテックス手袋を持ち歩いています。
Photo
画像は、作業用手袋の上にラテックス手袋を重ねてつけた状態です。本来は手に直接はめて使います。

ラテックス手袋は、主に負傷者救護時の血液感染防止用や、汚物を扱う時のために用意しています。裏技として、作業用手袋にかぶせても使うわけです。家庭にもまとめて常備しておけば、地震時に限らず、断水時の衛生管理や普段の掃除などにも重宝します。

作業用手袋は、災害時の避難行動やその後の多くの作業から、手を護ってくれます。しかし管理人が持ち歩いているものは、軽量コンパクトであることと、作業しやすさを重視して薄手のものなので強度はそれほど無く、耐熱性もほとんどありません。そこでヘビーデューティを想定するなら、こんなのも良いでしょう。
Survive_001
厚手の革手袋です。これなら保温力もかなりあり、切削、突き刺しにも強くて耐熱性も高いので、火を焚く時にも安全です。管理人も、行く場所によってはこちらを持っていくこともあります。


絆創膏(バンドエイド、リバテープ、カットバン、サビオ等)も重要です。これは一般的なものなので画像は載せませんが、箱ごとでは無く、他の衛生用品と共に何枚か、フリーザーバッグに入れておくと良いでしょう。軽い怪我に使えるのはもちろん、長距離徒歩移動の際には、足の小指の先、足の裏などに先に貼っておくことで、マメができるのを効果的に防ぎます。足の裏用には、正方形のタイプが使いやすいでしょう。マメができた足で何キロも歩くことは、事実上不可能です。


災害時にはきれいな水が入手できないことが多いので、手を洗うこともままなりませんし、怪我をしても、洗い流すこともできません。常に細菌感染の危険があります。それに対応したものがこちら。
Survive_005
エタノール(アルコール)です。画像はありませんが、ウエットティッシュのパックとポケットティッシュも一緒に持ち歩いています。エタノールは薬局で購入したものを、100円ショップのスプレーボトルに小分けしたものです。手が洗えない時、手指の消毒ができますし、傷口を清浄に保つこともできます。入手しやすいポケットティッシュに噴霧して使えば、ウエットティッシュの節約にもなります。小さなお子さんがいる場合には、特に重要な部分でもあります。ちなみに、ウエットティッシュ代わりとして、安価でとても有用なのが、赤ちゃん用おしりふきクロスです。

そして定番のマスク。
Survive_008
管理人は、二種類持ち歩いています。まず安価な通常のマスク。これは主にホコリを防ぐ目的です。東日本大震災の被災地でも、ひどいホコリに悩まされ、マスクとゴーグルが欲しかったという声がありました。ホコリを防ぐためには前出の水泳用ゴーグルに加え、タオルの覆面とマスク併用するとさらに効果的です。

もうひとつは、抗ウイルスタイプです(パックされている方)。これは災害というより、インフルエンザのパンデミックに対応したものです。状況によって使い分けます。さらに、最近はPM2.5からの防護も考えなければならなくなりました。通常のマスクでもそれなりの防護効果は見込めますが、抗ウイルスタイプの方がより効果的です。ただ、価格がかなり高くなりますので、状況によって通常タイプと使い分けると良いでしょう。

これらをまとめて、フリーザーバッグに密封して持ち歩いています。内容は、マスク6枚、抗ウイルスマスク2枚、ラテックス手袋3組、ウエットティッシュ10枚入りパック1個、ポケットティッシュ1個、レジ袋(緊急時の手袋代わりと、血液汚染ゴミ等処理用)2枚、絆創膏10枚と、キューマスク(人工呼吸用感染防止フェイスマスク)です。
Survive_009


大災害で負傷者がたくさん出た場合に、病院では「トリアージ」が行われ、重症者優先の治療体制になりますので、軽傷者は治療が受けられない可能性が高くなります。そのため、小さな怪我は自力で対処しなければなりません。怪我だけでなく、劣悪な衛生状態で体調を崩すことも防がねばなりません。特に下痢になると、身体の水分を大量に失いますので、非常に危険です。

ですから、まずなるべく身体を痛めないための「予防安全」が重要です。

次回は、「情報」編です。


■参考データ
作業用手袋(ミタニ・プロハンドラー) 重量65グラム
革手袋(メーカー不明) 重量100グラム
エタノール+100均スプレーボトル 重量57グラム
衛生セット(マスクなど)+フリーザーバッグ 118グラム
※データは管理人調べ

↓ラテックス手袋 サイズ各種あり

↓作業用革手袋

↓汎用革手袋(記事のものと同等)

↓消毒用エタノール

↓抗ウイルスマスク。他にも様々なバリエーションがあります。


■このシリーズは、カテゴリ【防災用備品】です。

« ☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【8】 | トップページ | 【エイプリルフールウソニュース】地震予知可能時代へ »

防災用備品」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【9】:

« ☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【8】 | トップページ | 【エイプリルフールウソニュース】地震予知可能時代へ »