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2014年3月28日 (金)

☆再掲載☆普段持ち歩く防災グッズ【8】

■当記事は過去記事の再掲載です。なお、今回は最近の他の記事と重複した内容が多く含まれます。


「防水・防寒」編、続きます。

ここで前回の記事の補足なのですが、レスキューシートの重要な使い方について。

レスキューシートはとても反射率が高いため、地面に広げたり、海に向かって広げれば、航空機や船舶からの被発見率がぐっと上がります。航空機や船が見えた場合は、その方向に向けて広げることで、さらに見つかりやすくなります。

余談ながらそれに関連して、救難信号のことを少し。災害時に孤立した人々が、地面に「SOS」を描いているのが見られることがありますが、その代わりに、大きな「正三角形」でも大丈夫。これは世界共通の救難信号ですから、パイロットや救助隊が見れば、すぐ理解されます。夜間の場合は、大きな正三角形の溝を掘って、そこに灯油などを流して炎の三角形を作るという方法もあります。正三角形の頂点で火を燃やしたり、ライト類を置くのも有効です。

サインの表示場所と退避場所が離れていたり、移動が必要になった場合には、「正三角形」のそばに石などで退避場所や移動方向を示す矢印を描いておきます。

人体でも救難信号が出せます。船や航空機の方を向いて両手を上げ、全身で「Y」の形を作ると、これも世界共通の救難信号になります。

火が焚ける場合は、火を大きくした後に生木や緑の葉を多く入れれば、白煙の「のろし」が上げられます。これは条件が良ければ、20km以上もの遠方からも視認することができますので、航空機や船舶に対して自分の位置を示すのに非常に有効です。プラスチックやゴム類を大量に燃やせば、黒煙の「のろし」が上げられます。

破壊された車があれば、シートの中のスポンジやビニールレザーのカバー、合成樹脂の内装類、さらには空気を抜いたタイヤ(空気を入れたまま燃やすと破裂の恐れがあります)など、黒煙を上げられるものがたくさん手に入ります。


さて、「防水・防寒」に戻ります。

非常時の防寒で特に重視したいのが、頭部です。頭部は表皮の近くに毛細血管が集中していますので、多量の熱を放出しており、その割合は、身体全体の放熱量の40%にもなります。ですから頭部を冷やすのは、体熱、つまりカロリーの大きな無駄遣いなのです。

何も対策をしないと、カロリーが十分に摂取できない非常時には、行動可能時間に大きな差が出ます。特に長距離徒歩移動中には、空腹感、疲労感が強くなるだけでなく、途中で力尽きるかどうかの分かれ目にもなりかねません。

そこで、頭部を保温する持ち歩きグッズとしてお勧めしたいのが、ニットキャップです。耐熱性を考えると、ウール100%のものが良いでしょう。
Cap_001
画像は管理人の私物で、米軍放出品の「ワッチキャップ」です、ウール100%で、価格も手頃です(下記)

それが無い場合でも、寒い季節には帽子、スカーフ、タオルなどで、とにかく頭部をできるだけ保温してください。プラスチック製のいわゆる保安帽をかぶる場合も、できるだけ何か下にかぶってください。保安帽に保温効果はほとんどありません。大きなスカーフやタオルがあれば、ヘルメットの上からかぶってしまう方法もあります。

頭部を保温すると血液が無駄に冷えませんので、身体全体が温かく感じますし、実際にかなり楽です。これは冬の屋外はもちろん、寒い部屋の中で頭に何かかぶるだけで、十分に実感できますので、一度試してみてください。管理人のパソコン部屋は寒いので(笑)、部屋の中でも愛用しています。


コートなどを着ていても、首まわりが開いていると、体熱がどんどん逃げて行きます。首周りも、マフラー、スカーフ、タオルなどをしっかり巻いてください。

そのためにも、持ち歩くカバンの底にでも、クッション代わりタオルを1~2本入れておくことをお勧めします。タオルは防水・防寒はもちろん、汗止め、包帯・止血帯代わりなど非常に使用範囲が広いので、ぜひ持ち歩きたいものです。

手に入りやすいもので保温力をアップする方法として、新聞紙や段ボールは有効です。新聞紙をなるべく空気を多く含むように折り畳んで服の下に入れると、かなり温かくなります。段ボールでも同様の効果があります。

空気は最良の断熱材ですので、服の中に動かない空気の層(スタティックエア)をたくさん作ることで、外気の冷たさを遮断し、体温が放出されるのを防ぐからです。体温で暖められた空気は軽くなって上昇しますので、この時に首元をしっかり締めていないと、温かい空気がどんどん逃げてしまいます。それを防ぐためにも、首元をマフラー、タオルなどでしっかり塞ぐことが大切です。


これらの対策で身体を温かく保ち、カロリーの無駄な消費を押さえることで、対策をしない場合よりずっと長い時間行動したり、持ちこたえたりすることができるはずです。

これで「防水・防寒」編は終わりです。次回は「安全・衛生」編です。

■参考データ
ワッチキャップ(米軍放出品) 重量73グラム、価格1000円前後


■このシリーズは、カテゴリ【防災用備品】です。

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